形成外科・泌尿器科・性病科
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更新日:2024/09/29
公開日:2024/09/29

早漏治療といえば、包茎治療や小帯切除、亀頭強化、内服薬の使用など、医療機関が提供するさまざまな選択肢があります。しかし、実際のセックス中に即座に射精を遅らせたい場合、どのような方法が効果的なのでしょうか?医療的な治療方法だけでなく、セックスの場面で簡単に実践できるテクニックも存在します。例えば、スクイーズ法や体位の変更など、多くの男性が射精を遅らせるために利用する方法があり、それぞれに科学的根拠があります。このブログでは、今すぐにでも実践できる、効果的な早漏対策をいくつか詳しく解説します。
スクイーズ法は、射精感が高まった瞬間にペニスの亀頭下を圧迫し、射精を遅らせる効果があるとされる技術です。このテクニックは、射精を防ぐために多くの医療文献でも紹介されており、非常に実践的かつ安全な方法の一つです。もともとはジェームズ・シーマンズ博士によって開発され、その後、早漏や射精の研究で著名なマスターズ博士とジョンソン博士の研究により広く知られるようになりました。
具体的な方法として、射精感が近づいたと感じた際に、ペニスの亀頭と茎の境目を指で10~20秒間強めに圧迫します。この圧迫により射精反射が一時的に抑制され、興奮が鎮静化します。ただし、圧迫は痛みを感じない程度に調整する必要があります。圧迫により、フル勃起の状態より勃起の状態を敢えて少し弱めさせることがより効果が上げるために重要であるとされています。圧迫後は30秒ほど待機し、射精感が落ち着いたら性交を再開します。これを繰り返すことで、射精をコントロールする力が身につき、セックスの持続時間を延ばすことが可能です。
ある研究によると、スクイーズ法を継続的に実践することで、95%以上の男性が射精を数分から10分以上遅らせることができたと報告されています。

出典元:Mastering The Start-Stop Technique: Your Key To Lasting Longer And Enhancing Intimacy
スタート・ストップ法は、セックス中に射精感が高まった際、動きを一旦停止してリラックスすることで、射精をコントロールする効果的な方法です。具体的には、射精感が近づいたと感じたら一度動きを止め、深呼吸をして心を落ち着け、完全に射精感が収まるまで待機します。通常、30秒から1分ほど待つことで、興奮が抑えられ、射精を防ぐことが可能です。その後、射精感が和らいだら再び性的刺激を再開し、このプロセスを繰り返します。
このスタート・ストップ法は、古くから早漏を管理するための確立された方法として、多くの医学書や文献で紹介されています。また、スクイーズ法と同様に、射精を遅らせるための手法として高く評価されています。さらに、スタート・ストップ法を行う際、体位変換を活用することで、パートナーに意図的にストップしていることを察知されにくくすることができます。例えば、動きを止める代わりに体位を変えることで自然な流れを保ちつつ、射精をコントロールできます。
スタート・ストップ法は、他の方法(例えばスクイーズ法や呼吸法)と併用することで、さらに効果が高まります。特に、体位変換を有効に活用することで、よりスムーズかつ自然に射精感をコントロールできるようになるでしょう。
深くゆっくりとした呼吸を意識することは、セックス中の緊張をほぐし、射精をコントロールするために非常に効果的な方法です。特に射精が近づいた際、呼吸を深く整えることで体全体をリラックスさせ、射精感を一時的に抑えることができます。呼吸法は、副交感神経を活性化させ、交感神経の過剰な働きを抑制する効果があります。交感神経が優位になると、性的興奮が高まり、早期に射精が引き起こされやすくなるため、これを抑えることが重要です。
呼吸法を使うことで、副交感神経が活性化され、心拍数も安定し、体がリラックス状態に入ります。このようにリラックスすることで、射精を遅らせる効果が期待できます。具体的には、深く息を吸い、ゆっくりと吐く呼吸を意識的に行い、これを射精感が高まったときに繰り返すことがポイントです。これにより、体内の酸素供給が増加し、心拍数が安定し、興奮レベルが自然に下がるため、射精を遅らせることが可能です。
さらに、この方法は呼吸に意識を向けることで、性的な刺激から一時的に気をそらし、冷静さを保つ助けにもなります。リラックス状態を保ちながらセックスを続けることができ、結果的により長くパートナーと楽しむことができるでしょう。
ディストラクション法(Distraction法)は、セックス中に意識的に別のことに気を逸らすことで、興奮をコントロールし射精を遅らせる技術です。この方法は、非常にシンプルでありながら、医学書や研究で紹介される信頼できる早漏対策の一つとして知られています。セックス中の過剰な興奮を抑えるため、呼吸法と同様に交感神経の興奮を軽減し、射精反射を抑制する効果が期待されています。
ディストラクション法(気を逸らす法)の具体的な実践として、射精感が高まってきたと感じた瞬間に、意識を性的な刺激から離し、別の事柄に集中します。たとえば、「翌日の予定」や「子供の時好きだったアニメ」、あるいは「部屋のインテリア」や「周囲の音楽」など、セックスとは無関係なことに思いを巡らせます。これにより、性的興奮を一時的に和らげ、射精までの時間を延ばすことが可能です。
また、視野を広げることも効果的です。セックス中にパートナーや身体にばかり注意を向けるのではなく、視線を天井や窓の外に移し、周囲の風景に目を向けることで、意識的に興奮を抑えることができます。ディストラクション法は手軽に実践できるため、他の早漏対策と組み合わせて使用することで、より効果的に射精を遅らせることができます。
射精をコントロールするための効果的なテクニックの一つに、筋肉のリラックスがあります。特に重要なのは、射精時に大きな役割を果たす骨盤底筋(特にPC筋)を意識的に脱力させることです。骨盤底筋は、膀胱や直腸を支え、射精反射に直接関与しています。この筋肉が緊張すると射精が促進されるため、リラックスさせることで射精を遅らせることが可能になります。
射精は、ペニスの根元から尿道を通して精液が射出される反射です。この際、骨盤底筋(特にPC筋)の緊張が射精のトリガーとなります。筋肉が緊張している状態では、射精反射が強くなり、射精が早まる傾向があります。そのため、体全体をリラックスさせるとともに、特にPC筋を意識的に緩めることが、射精をコントロールし持続時間を延ばすための鍵となります。
具体的には、射精感が高まったときに、深呼吸とともに骨盤底筋を緩めるようにします。この際、呼吸法と組み合わせることで、過剰な刺激を抑え、射精に必要な筋肉の収縮を遅らせることができます。PC筋は、トイレで尿を止めるときに使う筋肉であり、普段からこの筋肉を意識的に緊張・弛緩させるトレーニング(ケーゲル運動)を行うことで、性行為中にもより効果的にコントロールできるようになります。
このように、骨盤底筋のリラックスを意識し、深呼吸を併用することで、射精をコントロールし、セックスの持続時間を延ばすことが可能です。日常的なトレーニングが効果をさらに高め、パートナーとの性行為においても高い満足度を得られるでしょう。
コンドームを使用することは、早漏対策として非常に効果的な方法の一つです。その理由は、コンドームがペニスの感覚を軽減し、性的興奮を適度に抑えることで、射精のタイミングをコントロールしやすくするためです。コンドームを装着することで、ペニスに対する過剰な刺激が緩和され、感度が高すぎることが原因で早漏になりやすい男性にとって特に有効です。
さらに、感覚をより抑えるために、通常のコンドームに加えて、厚めのコンドームや、局所麻酔成分(例:ベンゾカイン)を含んだ早漏防止コンドームも選択肢として考えられます。これらはペニスの感覚を鈍くし、射精反射を遅らせるのに役立ちます。ただし、感覚が鈍くなりすぎると性行為の満足度が低下する可能性があるため、使用する際は自分に合った製品を見つけることが重要です。
また、二重にコンドームを使用する「デュアルコンドーム」という方法もありますが、これは摩擦が増加し、破損のリスクを伴うため、注意が必要です。コンドームの使用は手軽でありながら効果的な早漏対策で、特に感度が高いために射精をコントロールできない男性にとってはシンプルな解決策となるでしょう。
他の早漏対策(例えばスクイーズ法や呼吸法)と組み合わせることで、さらに効果が高まり、より長い持続時間を得ることができる可能性があります。

まとめ
このブログ記事では、セックス中に実践できるさまざまな早漏対策についてご紹介しました。スクイーズ法やスタート・ストップ法、呼吸法、コンドームの使用など、いずれも効果が現れやすいシンプルな方法ですので、ぜひ試してみてください。また、日常的に骨盤底筋(特にPC筋)を鍛えるケーゲル運動を取り入れることで、持続的な改善が期待できます。PC筋の強化は、早漏だけでなく、ED改善など性機能全般の向上にも役立つため、定期的なトレーニングをおすすめします。
ただし、これらのセルフケアがあまり効果を発揮しない場合は、専門クリニックでの治療を検討することも一つの選択肢です。例えば、包茎治療や小帯切除、亀頭強化といった早漏治療は、確実な効果が期待できるものです。もし早漏に悩んでいるなら、一度専門医に相談することで、自分に最適な治療法を見つける手助けになるでしょう。早漏対策は、セルフケアと専門医の治療を組み合わせることで、より高い成果を得ることが可能です。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。
※リパス、リパスGは医療法人社団セレスの商標登録です。
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