ペニスのぶつぶつ危険度チェック！7つの症例クイズで見分け方を専門医が解説 | メンズ形成外科 青山セレス&船橋中央クリニック

出演者情報

元神医師：包茎や早漏治療などのペニスの悩みを発信している「Dr.元神チャンネル」主宰。

橘：患者の悩みを時間をかけてお聞きする。「寄り添い型」カウンセラー。

伊藤：美容医療女性カウンセラー。

 ペニスのぶつぶつ、自己判断は禁物！クイズで危険度をチェック

伊藤：クイズ！このペニスのぶつぶつ、危険？危険じゃない？

橘：当チャンネルでもこれまでペニスのぶつぶつに関しては、解説の動画をいくつか上げてきたんですけれども、今回は実際に画像をみていただいて、これが危険か危険じゃないかっていうところをクイズ形式で出題していきたいと思います。伊藤さんも今までたくさん見てきているので、なんとなく分かるかなと思いつつも、見るだけでは判断しづらい部分、特に一般の方から見ると分かりづらい部分も多いと思いますので、実際に症例を元に詳しく話していきたいと思います。

元神先生：伊藤さんがたくさん見てきたというのは、その患者さんの写真を見ているからであって、プライベートの話ではないということを視聴者に誤解を与えないように。

橘：実際にぶつぶつにも、すぐに治療が必要なものから、性病に間違われるけれども特に問題ないものとかも色々ありますよね？

元神先生：はい。

橘：今回は7つケース別にご用意していますので、それをクイズでお出ししていきたいと思います。

【症例1】これは危険！尖圭コンジローマの特徴と治療法

橘：じゃあまず1問目のぶつぶつがこちらのぶつぶつになります。伊藤さん、これは感覚的にでも見た目的にでも大丈夫なので、危険か危険ではないか、感覚的にはどちらの感覚でしょうか？

伊藤：感覚的にはめっちゃ危険なんですけど。これは亀頭の部分ですか？

元神先生：これはどこでもできますね。

橘：危険ということは性病っぽい感じですか？

伊藤：ぽい。連なってますし。

元神先生：画面上のやつは連なってますけど、これ単発でもっと小さくできることもあるんですよ。

橘：では先生、まずはこのぶつぶつがなんなのか、危険かどうか教えてもらっていいですか？

元神先生：これは尖圭コンジローマっていう性病ですね。危険といえば危険ですね。これはうつりますから。どんどん増えるのが厄介なところなんですよね。治療しないと永遠に増えます。放置しておくとペニスを覆い尽くすほどできてしまうこともありますので、原型を留めない感じになっちゃいますから、ペニスが。

橘：コンジローマに関しては、いわゆるウイルスによる感染症だと思うんですけど、これは女性も同じようなぶつぶつができることはある？

元神先生：女性も非常に多いです。

橘：放置しているとどんどん量が増えるということなんですが、先生のこれまでの症例の中で一番ひどかった症例みたいな、そういったものはありますか？

元神先生：ひどかった症例は今お話ししたように、ペニスの原型を留めていないような、亀頭も全部覆われて、竿も全部覆われている感じ。

伊藤：聞かれたことありますか？患者さんに。なんでここまで放置していたか。

元神先生：聞きますけど、半年ぐらいでもスピードの速い方はすごいことになっちゃうこともあります。あとは途中からもう怖くて病院に行けなくなったとか、そういう話も聞いたことあります。

伊藤：怖い、逆に。

橘：こういったぶつぶつができた時に、今すぐ病院に行く人が多いのか、もしくはある程度様子を見てしまう人が多い？

元神先生：どういう人が多いか分からないですけど。すぐに行った方がいいです。ペニスには普通できものはできないですから。自分で判断できないと思いますので、なるべく早く行った方がいいと思いますね。

橘：実際に、イボがぶつぶつができたとしても、自覚症状、例えばそれこそ痛いとか痒いとか、そういったちょっと感覚的な症状っていうのは特にないですか？

元神先生：尖圭コンジローマは全くないです。症状。痛くも痒くもないです。

橘：痛くも痒くもないから、そのまま様子見ちゃうみたいな、そういう人も実際にいらっしゃるということですよね。ただこういったぶつぶつができた場合は、なるべく早くクリニックを受診する。治療法はどういった方法？

元神先生：治療法はレーザーで取ったり、電気メスで焼いたりしますね。

橘：写真の状態だったら、治療時間はどれくらい？

元神先生：これレーザーで取れますけど、治療時間は2～3分で終わりますね。麻酔を入れて5分くらいですね。治療しても再発するところが厄介なんですよね。予防法としては、ワクチンがありますから、ワクチンを打つのがおすすめです。僕はちなみにワクチンを3回打って完了してます。

伊藤：3回打って完了なんですね？

元神先生：子宮頸がんの女性の子宮頸がんのワクチンと一緒です。同じワクチン。だから僕はもうこの病気を克服してます。一生かからないでしょう。

橘：それは今までかかったことがある方とか、ちょっと心配な方は絶対ワクチンやった方がいい？

元神先生：やった方がいいですよ。

 【症例2】見た目はギザギザ、でも病気じゃない？真珠様小丘疹とは

橘：2つ目のぶつぶつ行きます。ではこちら、どうぞ。

伊藤：危険じゃない。

橘：早い。

伊藤：すごい見てます。

橘：でも結構見た目的に見ると…

伊藤：結構症状が重度な方じゃないですかね。

元神先生：中等度くらいですね、写真だと。

橘：先生これはどういったものでしょうか？

元神先生：これは真珠様小丘疹と言われているものですね。

橘：カリの部分にできているイメージだと思うんですけれども。これは病気ではない？

元神先生：病気ではないです。皮脂みたいなものですね。

橘：うつるとか、突然できるものではない。

元神先生：うつらないです。多い傾向としてはおそらく、思春期を迎えるまでに亀頭をいっぱい剥いたりしていない方は、ちょっと多いのかなっていう傾向はあると思いますけどね。

橘：伊藤さんは危険ではないという回答だったと思うんですけど、一般の何もわからない女性から見ると、ちょっと危険に見えたりしますかね？

伊藤：めっちゃ危険に見えるかもしれないですね。

橘：真珠様小丘疹の方も治療を受けられる方が非常に多いと思うんですが、なぜ病気ではないのに治療する方が多い？その辺の理由っていうのは。

元神先生：理由はやっぱり性病と間違えられるからですよね。尖圭コンジローマと間違えられるから治療したいっていうのが一番大きい理由ですよね。

橘：見た目的に女性に疑われてしまうというのが大きいですよね。見た目的にちょっと症状が多いとか、女性に疑われたことがある方は、治療をするのもおすすめという感じですかね。これも同じく治療としてはレーザーで行う？

元神先生：炭酸ガスレーザーで綺麗に取れます。

橘：気になる方は治療もすぐにできるということですので、お気軽にご相談ください。

【症例3】痛々しいけど…性病じゃない？ヘルペスの症状と梅毒との違い

橘：では次に3つ目のお写真出します。どうぞこちらです。

伊藤：これはめちゃくちゃ危険なんじゃないでしょうか。痛々しい。

元神先生：実際痛いです、これは。周りが赤くなっているものは炎症が起こっている証拠なので、皮膚の周りに。

橘：これは実際にどういったものなんでしょうか？

元神先生：ヘルペスですね。これポイントが痛いっていうところなんですよ。痛くない潰瘍もあって、痛くない潰瘍の方がマシだと思うじゃないですか。

伊藤：うん、まあ。

元神先生：痛くない潰瘍は梅毒の潰瘍なんですよ。ああ。痛くない潰瘍の方が危険なんです、実は。

伊藤：梅毒は痛くないんですね？

元神先生：梅毒は最初痛くないんですよ。しかも梅毒の潰瘍は勝手に治っちゃうんです。

伊藤：一瞬消えるというのは聞いたことがあります。

元神先生：そう、一瞬消えるんで。なので梅毒の潰瘍の方がやばいです。ヘルペスの潰瘍の方は痛いので大体病院にかかるんですよ。

橘：痛みというその自覚症状があれば、逆にヘルペスということで、むしろ梅毒よりはマシというか。

元神先生：そうですね。

橘：ただ逆に痛みが全くないものに関しては、余計もうなるべく早く検査を受けるべきという感じですかね。

元神先生：ヘルペスに関しては繰り返しますので、もう一生付き合っていくしかないんですよね。疲労した時とかにまた症状が出たりしますので。

伊藤：性行為でかかっていなくても、タイミングとか体調でまた痛くなる？

元神先生：そういうことですね。

橘：ちなみに梅毒の症状、その見た目的な症状っていうのは、実際こう、これに近いです？

元神先生：近いこともあります。潰瘍みたいになることもあります。

橘：痛みとか自覚症状はありつつも、見た目的にはなかなか見分けがつかない？

元神先生：そうですね。一般の方が自分で判断して診断するのは危険ですので、病院にかかった方がいいと思います。

【症例4】カリの裏側にもぶつぶつが！これも真珠様小丘疹？

橘：次、4つ目のぶつぶつがこちらになります。

伊藤：これは難しいですね。危険じゃない。

橘：先生これはいかがでしょうか？

元神先生：そうですね。これは包皮腺と言われているもので危険ではないです。先ほどお話しした真珠様小丘疹と似たようなものです。できる場所が裏側の小帯にあるものを限定して、包皮腺とかタイソン腺とかって呼びますね。治療も同じで炭酸ガスレーザーで取れますので。

橘：2つ目の画像のように、カリに周りにできる場合もあれば、この裏側にできる場合もあるということですね。

元神先生：真珠様小丘疹とこの包皮腺、両方持っている方が多いので、両方まとめて治療される方が一番多いですね。しっかり。

【症例5】陰茎の皮膚にできるフォアダイスとは？

橘：じゃあ続いてのぶつぶつがこちらです。どうぞ。

伊藤：危険じゃない。

元神先生：危険ではないんですけども、危険っぽく見える時もあります。これはフォアダイスって言われているものですね。フォアダイスという言葉は紛らわしくて、いろんなぶつぶつに対して使われているんですけど、これは唇とかにもできるし。大体唇とペニスが多いんですけどね。

伊藤：なんでなるんですか？

元神先生：これは皮脂腺が膨らんでいる状態。毛が生えない皮膚にできるのがフォアダイス。普通の皮脂は必ず毛があるところにできるけど、毛がないところの皮脂が膨らんで見えるのがフォアダイスと言います。

橘：これは真珠様小丘疹とは違うんですか？

元神先生：もの自体は違うけど、フォアダイスとして呼んでいるところもあります。同じくレーザーで治療できますけど。ただペニスにできるフォアダイスがすごく密集していたり集中している時もあるので、包茎の治療と一緒に切除してもいいと思いますけどね。

【症例6】陰嚢にできる石灰沈着症の正体と治療

橘：じゃあ次のお写真こちらになります。これもちょっと場所が変わって、いわゆる陰嚢部ですね、玉袋のところにできるものです。

伊藤：危険じゃない。これは危険ではない。

橘：これは何ですか？

元神先生：陰嚢石灰沈着症っていう病気ですね。病気というか、石みたいなものが溜まっちゃう体質ですね。体の中って石灰化といって、こうカルシウムが固まって石みたいになることがあるんですよ。胆石とかね。胆嚢にできる石を胆石と言ったりしますけど、それと似たようなものですね。

橘：見た目的には結構気になりますよね。どんどん大きくなっていくもの？

元神先生：取ってもまたできちゃうんですけど、すぐにはできないので、何年もかけてできるので、1回すっきり取っちゃうのもありだと思います。

【症例7】陰嚢の血管腫、放置しても大丈夫？

橘：じゃあ最後、こちらのお写真になります。

伊藤：えー、これも危険じゃない。

橘：これも陰嚢部にできている状態ですが、伊藤さん的には危険ではない。先生これはいかがでしょうか？

元神先生：流石です。正解です。これは血管腫ですね。危険ではないんですけど、結構出血、たまに出血したりしてパンツが血だらけになる方もたまにいらっしゃいます。

伊藤：うーん。

元神先生：そういう症状がある場合は取ってもいいと思います。

橘：血管腫というのは、できものとはまた違うんですか？

元神先生：加齢変化ですね。年をとって血管が弱くなってきて、血管の一部が膨らんでしまう。そういう感じです。

ぶつぶつに気づいたら、まずは専門医に相談を

橘：7つくらいぶつぶつ見てきましたけれども、まずその治療を行う場合は、どれもレーザーや電気メスで、そんなに大掛かりな手術になるものは多くない？

元神先生：そうですね。大体できものはレーザーですね。ヘルペスとか潰瘍はまた違いますけど、薬なんですけれども。

橘：ではそういったぶつぶつ、そういった症状、その見た目的なこういうぶつぶつだったりとかは、いろんな種類はあるものの、気になる場合はなるべく早めに受診をしていただいて、まずは診断を受けること。

元神先生：そうですね。まずは診断を受けて、問題なければ様子を見ていただいてもいいですし、危険なものであれば治療をした方がいいですね。

橘：ということで今回はクイズ形式で出していきましたけれども、伊藤さん見事全問正解ということで。やっぱり初期症状とか特にちっちゃなものが1つあるとかだと、結構分からない方の方が多いと思いますので、そんな方々はぜひ、ちょっと1回チェックのために、まずはクリニックを受診していただいて、判断していただくのがいいかなと思います。ということで今回はクイズこのペニスのぶつぶつ危険か危険じゃないかということでお送りしました。この動画が参考になった方はぜひチャンネル登録、高評価よろしくお願いします。ではご視聴ありがとうございました。