形成外科・泌尿器科・性病科
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更新日:2026/06/22
公開日:2026/06/24
元神医師:包茎や早漏治療などのペニスの悩みを発信している「Dr.元神チャンネル」主宰。
橘:患者の悩みを時間をかけてお聞きする。「寄り添い型」カウンセラー。
伊藤:美容医療女性カウンセラー。
川村:美容医療女性カウンセラー。

橘:今日はいつものこの場所で、伊藤さん、そして川村さんにも本日はお越しいただきました。今回の動画では、男性がかなり不安になるテーマ「ペニスにイボができてしまった、これは何なのか」というものについて解説をしていきたいと思います。ペニスにできるイボというと、代表的なものが尖圭コンジローマです。ただ、実際にこのイボができていても、いまいちこれが何なのかわからないと放置される方も多くいらっしゃいますので、今日は尖圭コンジローマについて先生に詳しく解説をしていただきます。先生、まずこの尖圭コンジローマは、実際に何なのかというところから教えてください。
元神先生:ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスによってうつる、性感染症ですね。ですので、感染ルートは主に性交渉です。
橘:これはペニスにできるものだと思うんですけれど、イボというと体のいろいろなところにできるじゃないですか。それとコンジローマに違いはあるんですか?
元神先生:基本的にヒトパピローマウイルスは200種類以上あって、いろいろなイボを作るんですけども、性器にできるものに関しては、ヒトパピローマウイルスの中でも6型と11型が主な原因で、性器にイボができるのが症状ですね。
橘:川村さんと伊藤さんも、実際に患者様の症例や治療前の状態を普段見ていると思うんですけど、尖圭コンジローマの特徴はどういうものか分かりますか?
川村:ペニスの付け根、陰毛のあたりからできている方もいれば、ペニスの竿の部分だったり、亀頭の尿道付近にできている場合もあります。あとは、位置が下がると陰嚢のところから肛門にも結構ついている人がいるので、全域ですよね。
元神先生:そうですね。性器全般にできますね、これは。
橘:どこにでもできてしまうんですね。
元神先生:あとは特徴としては、急激に増えてしまう方と、全然変わらない方、いろいろなパターンがあるんですよね。なので、何かイボができて怪しいなと思った時は、早めに受診した方がいいと思います。ネットの情報や写真ではわからないんですよね、いろいろな広がり方をしますので。
橘:伊藤さんはイボの形や特徴はどんなものか分かりますか?
伊藤:かなり分かりにくいとは思うんですけど、これは私の主観なんですけど、フォアダイスだと思ってご来院された方がコンジローマだったということは結構あります。逆に「コンジローマかもしれない」と来られてフォアダイスだったということはない、というくらいです。
元神先生:そうですね(笑)。
伊藤:結果的に「性病だったか…」というパターンばかり見ているなと思います。
橘:見た目的な特徴はあると思うんですけど、先生、これの見分け方としてはどういうところに注意したらいいですか?

元神先生:いわゆる典型的なコンジローマはカリフラワー状になっていて、赤いので分かりやすいんですよね。ただ、できたばかりの時とか、あるいは扁平型のものもありますから、その辺は見分け方が非常に分かりづらいです。あとはただのホクロかと思ったら、増えていったというパターンもあります。ネット上に出ている情報は結構典型的なものが多いんですけども、それに当てはまらないものも結構多いので、そこが自己診断だと難しいところですね。
橘:イボができる以外の、自分で感じられる症状はないですか?
元神先生:症状は何も無いですね。擦れて出血することはありますけど、それ以外はないですね。
橘:基本的には性交渉によって感染するウイルスということだと思うんですけど、これ性行為の範囲としてはどこからうつるんですか?
元神先生:基本的には女性器・男性器にあるもので、喉とか口の中にできることは理論上あるんですけど、ほとんどないんです。なので、普通にオーラルセックスと言われている行為では、あまりうつらないと思って大丈夫なんですけども、通常の膣内性交に関しては、コンドームが覆いかぶさらない範囲にもうつっちゃうので。要するに、ペニスの付け根とか陰嚢の方にできることもありますので、コンドームで100%の予防はできない性病ですね。
橘:基本的には挿入を行う場合は、コンドームで防げない部分はうつってしまう可能性があるということですね。女性から見ると、根元などはあまり見ないですよね?チェックなどはしますか?
川村:いや、しないですけど、やっぱりこういう仕事に携わってから1番怖いと感じるのが、尖圭コンジローマですね。

元神先生:ただ、そんなに怖いというか、早く発見して早く治療すれば良くなるものなんですよね。あとは、かなり多くの人が持っているウイルスなんです。昔言われていたことと、今言われていることが新しいデータで結構違っていまして、昔は過去3ヶ月から半年以内の性行為が原因で感染すると言われていたんですけど、それは女性が発症するまでの大体の平均であって、男性は過去11ヶ月くらいが平均と言われているんですよね。

橘:へえ、潜伏期間がめちゃくちゃ長いんですね。
元神先生:そうなんです、男性が発症するまでは。しかも、最長だと2年くらい前の性行為から発症することもあります。免疫状態が落ちた状態で発症するので。なので「尖圭コンジローマを持っているから最近遊んできたんだ」というような偏見は、今はなくした方がいいですよ。
橘:なるほど。
元神先生:かなりの人が1度はかかっているかもしれないですし、自然にウイルスが消えることもあるんですよね。生涯でHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染する男女は85%ですから、性行為をしている人は何かしらのHPVにかかっている大体の可能性があります。その中のたまたま6型・11型に当たってしまった人が、感染しても100%発症するわけではないですから、あまり偏見を持つのは良くないですね。
橘:確かに、カップルで例えば男性の方が尖圭コンジローマだとしたら、伊藤さん、もし彼氏が発症したとしたら揉めますよね、きっと。
伊藤:知識がなければ偏見しかないですね(笑)。めちゃくちゃ相手を責めていたかもしれません。
橘:でも実際は、過去の性行為から出てくることもあると。
元神先生:そう、過去のものが出てくることもありますし、リアルタイムで直近の性交渉から発症するものではないということを分かってほしいですね。

橘:実際にこのようなコンジローマができた際、早めに治療するというのはもちろん大前提として必要だと思うんですけれども、どのタイミングでクリニックを受診すべきか、何か指標はありますか?
元神先生:1個でも怪しいなと思ったら、受診するべきだと思います。数が少ないうちに治療すれば、早い段階で治ります。数が増えてから治療すると、やっぱり再発もしやすくなります。
橘:新しくできた段階で病院に行く方がいいということですね。ペニスって年齢とともにシミができたりする人がいるじゃないですか。それと同じように「ホクロが新しくできた」という認識をされる方もいるかもしれないですね。
元神先生:それはホクロではなくて、かなり高い確率で尖圭コンジローマだと思った方がいいです。ホクロは普通、特にペニスには自然にできないので。顔だったら別ですけどね。
橘:ホクロのようなものであったとしても、なるべく早く受診するということですね。

橘:実際にこのコンジローマの治療法について教えていただきたいのですが、イボはどのように除去するのでしょうか?
元神先生:保険適用でやっているのは、液体窒素と軟膏なんですね。この2つしか保険適用では認められていないので、一般の病院ではその2つで行っていきます。ただ、より再発率が低いのは炭酸ガスレーザーという研究データもあります。当院では保険診療を行っていませんので、炭酸ガスレーザーでの治療を行っています。また、皮に多発している場合は、包茎治療に則って皮を取るような切除治療をした方がいいですね。
橘:数が多いと、なかなか治りきらないということですか?
元神先生:そうですね。
橘:皮ごと切除してしまえば、そこから再発することはないのでしょうか?
元神先生:そうですね、その部分からの再発は防げます。
橘:保険診療の場合は、塗り薬や液体窒素での治療を行うということでしたが、やはり再発率は高いのですか?
元神先生:炭酸ガスレーザーに比べると、液体窒素は少し再発率が高いです。軟膏に関しては、イボが少ない場合はいいんですけども、多発している場合は軟膏だけではなかなか治らないですね。
橘:症状が結構進んでいる場合は、保険診療で完治させようと思っても難しいケースもあるということですね。
元神先生:なかなか治らない場合は、レーザー治療と包茎手術、そして軟膏も合わせて、これらを組み合わせた治療をやっていくのが1番治るという最近の研究もありますので、当院では最近そのような組み合わせ治療を行っています。
橘:今回はコンジローマについてお話を聞いてきましたが、実際には感染してから発症するまでの潜伏期間が長いということ、そして感染しても発症せずに自然に治っていくケース(体からウイルスが排除されるケース)もあるということですね。
元神先生:はい、ただ、もうイボとして確認できたものが、自然に治ることはほとんどないと思っていただいた方がいいです。自分が感染しているか分からないうちに体からウイルスが排除されることはありますが、イボができた後に自然に放置して良くなったというのはあまりないです。
橘:なるほど、イボができたら基本的には治療が必要ということですね。少しでも怪しいな、気になる症状があるという方は、お気軽に一度ご相談いただいて、診察を受けていただければと思います。今回はペニスのイボ、尖圭コンジローマについて解説していきました。参考になった方は、チャンネル登録、高評価もよろしくお願いいたします。では、ご視聴ありがとうございました。
伊藤・川村:ありがとうございました。
性病, 尖圭コンジローマ, 包茎手術, ヒトパピローマウイルス, ペニスのイボ
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