形成外科・泌尿器科・性病科
東京・千葉・大阪・北海道・福岡
- 【クリニックのご案内】
- クリニックは青山院(東京)、船橋院(千葉)、福岡院(福岡)、大阪院(大阪)、札幌院(北海道)があり、いずれも元神医師が診療しております。

更新日:2025/03/07
公開日:2024/08/04

この記事では、男性のチンコのブツブツ、真珠様陰茎丘疹(真珠様小丘疹)について詳しく解説します。これらのチンコのブツブツはしばしば尖圭コンジローマと混同されがちですが、実際には良性で無害な皮膚病変です。真珠様陰茎丘疹は多くの男性にとって見た目が気になる存在であり、性病への誤解によって不安を引き起こすことがあります。本記事では、その特徴や誤解を解消するための情報を提供します。正確な知識を持つことは、不必要な心配を和らげ、適切な判断を行うために重要です。さらに、真珠様陰茎丘疹の効果的な治療法についても紹介し、安心して日常生活を送るためのサポートを目指します。
真珠様陰茎丘疹(真珠様小丘疹)は、思春期から成人期初期にかけて陰茎の亀頭のカリ(亀頭冠)に出現する無痛性の良性病変です。このチンコのブツブツは、性感染症とはまったく無関係であり、通常、医療的な治療を必要としません。治療が行われる場合は、主に外観の改善を目的としています。
真珠様陰茎丘疹は、一般的に直径0.5mmから2mm、高さ0.5mmから4mmのドーム状の小さな隆起として現れます。その色はピンク色または白色であり、通常1~2列で陰茎の亀頭冠を取り囲むのが特徴です。亀頭の背側(表側)に沿って出現するがのが最も顕著であり、しばしば亀頭を完全に包囲することもあります。時には陰茎のシャフト(さお)に出現することもあります。

真珠様陰茎丘疹の病理組織学的特徴は、血管線維腫という腫瘍に類似しています。この丘疹では、真皮内のコラーゲン線維がわずかに増加しているのが見られます。また、異所性の毛細血管と静脈が存在し、真皮乳頭層の過形成が顕著です。これに加えて、真皮内にはリンパ球や組織球がまばらに浸潤しております。これらの組織学的特徴は、真珠様陰茎丘疹が良性であり、病理学的に心配のない状態であることを示しています。

↑真珠様陰茎丘疹を拡大したところ
真珠様陰茎丘疹の存在は、1700年にLittréとMorgagniによって記録されたのが最初です。歴史を通じて、この病変はさまざまな名称で知られてきました。たとえば、「毛包性乳頭腫(hirsutoid papilloma)」、「亀頭乳頭腫症(papillomatosis corona penis)」、「亀頭毛細血管拡張症(corona capillitii)」などがありました。しかし、1964年にJohnsonとBaxterが「真珠様陰茎丘疹」という用語を初めて使用しました。この名称は現在まで広く使われています。
真珠様陰茎丘疹の具体的な機能はまだ明確にはわかっていませんが、他の哺乳類においても類似の構造が観察されることから、進化の過程で何らかの機能が退化した痕跡と考えられています。このような背景から、真珠様陰茎丘疹は、単なる解剖学的な変異として理解されています。
出典元:
Dermoscopic features of pearly penile papules
真珠様陰茎丘疹は、男性の14%~48%に認められるとされています。
真珠様陰茎丘疹は通常、思春期後期に発症し、年齢とともにその頻度は減少します。思春期前の子供に見られることはまれです。また、幼少期に包茎手術を受けた男性では、この丘疹の発症率が低い傾向にあります。これは、露出した亀頭が慢性的に摩擦を受けることで、真珠様陰茎丘疹が縮小するためと考えられています。さらに、年齢を重ねるにつれて、性行為や日常の摩擦によって丘疹が退縮することも、発症率の低下に寄与しているとされています。
出典元:
Diagnosis and Management of Pearly Penile Papules
真珠様陰茎丘疹(真珠様小丘疹)は、症状が現れないものの、尖圭コンジローマなどの性感染症と間違われること、誤解されることが多い点が問題視されています。ある研究によると、性感染症クリニックを初めて受診した男性の14%以上が、実際には真珠様陰茎丘疹であったと報告されています。この誤解は、性感染症であるとの恐れがパートナー間の信頼を揺るがす可能性があり、結果として男女関係に緊張をもたらすことがあります。
さらに、真珠様陰茎丘疹に対する不安は、その大きさに比例することが調査で示されています。中程度から大きめの真珠様陰茎丘疹を持つ患者の63%が「重大な心配」と考える一方で、ほとんど目立たない小さな丘疹を持つ患者では、この割合は33%にとどまりました。
これらのデータは、真珠様陰茎丘疹が心理的な負担を引き起こすことがあることを示唆しています。
真珠様陰茎丘疹は、いくつかの他の病変と見た目が似ているため、混同されることがあります。代表的なものには、尖圭コンジローマ、タイソン腺(包皮腺)、および伝染性軟属腫(水いぼ)があります。
尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる性感染症です。この病変は、カリフラワー状の表面を持ち、増殖、増大するのが特徴です。一方、真珠様陰茎丘疹はウイルス性ではなく、増殖・増大することはありません。

↑尖圭コンジローマ
タイソン腺は、包皮小帯に存在し、皮脂腺の機能を持つ腺です。一方、真珠様陰茎丘疹は小帯にできることはなく、皮脂腺の成分もありません。

↑小帯にできるタイソン腺
伝染性軟属腫は、ウイルスによって引き起こされる病変であり、通常、中央にくぼみを持つドーム状の丘疹として現れます。真珠様陰茎丘疹は通常、これよりも小さく、均一な形状をしています。したがって、臨床的にその大きさや形状を基に区別することができます。
真珠様陰茎丘疹は無害であるにもかかわらず、多くの男性がその外観に対して不安を感じています。ある研究によると、真珠様陰茎丘疹を患う男性の38%がこれらの病変について心配や懸念を抱いています。さらに、良性であると理解した後でも、患者の約半数が依然として除去を希望していることが報告されています。
真珠様陰茎丘疹(PPP)は良性の皮膚病変であり、健康上のリスクはありません。そのため、治療は通常、外観に対する羞恥心や心理的な不安を持つ患者に対してのみ行われます。特に年齢とともに自然に退縮する場合も多いため、治療が必須というわけではありません。しかし、外観上の理由から治療を希望する場合、いくつかの効果的な方法があります。
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は、真珠様陰茎丘疹の治療において高い成功率を誇る方法です。多くの研究において、炭酸ガスレーザーによる治療は一回の施術で丘疹を完全に除去できることが報告されています。この方法は、短時間で確実な結果が得られるため、最もおすすめされる治療法です。施術は局所麻酔下で行われ、痛みや不快感を最小限に抑えることが可能です。
その他の治療法として、液体窒素を用いた凍結療法があります。ある研究では、凍結療法を2回実施することで、80%から90%の病変を安全に除去でき、2年後に色素沈着の変化や病変の再発が見られない良好な結果が報告されています。さらに、フラクショナルレーザー、エルビウムヤグレーザー、パルス色素レーザーなども治療選択肢として挙げられます。これらの方法は複数回の施術が必要になることが一般的です。
女性における真珠様陰茎丘疹(真珠様小丘疹)の類似として、「前庭乳頭腫症(vestibular papillomatosis)」と呼ばれる状態があります。これは、女性の外陰部、特に膣の前庭に現れる小さな指状の隆起で、真珠様陰茎丘疹と同様に良性で健康に害はありません。外見が類似しているため、性感染症である尖圭コンジローマ(HPVによる性病)と間違われることがありますが、前庭乳頭腫症(真珠様小丘疹)は感染性ではなく、治療を必要としません 。ただし、男性の真珠様陰茎丘疹と同様に、見た目の不安を軽減したい場合は炭酸ガスレーザー治療や外科的切除による治療が可能です。

↑女性の真珠様小丘疹
A:真珠様陰茎丘疹は、感染症ではないため、誰からも感染することはありませんし、他の人にうつすこともありません。これは自然発生的な皮膚の変化であり、伝染性のある病気ではありません。
A:自宅で真珠様陰茎丘疹を除去することは推奨されていません。歯磨き粉、ヒマシ油、レモン汁などを患部に塗ることは避けてください。特に、自分で切除しようとするのは非常に危険であり、感染や傷跡のリスクがあります。除去を希望する場合は、医療専門家に相談してください。
A:真珠様陰茎丘疹の予防法は現在のところありません。なぜ一部の人に発生し、他の人には発生しないのか、その理由はまだ完全には解明されていません。ただし、包茎手術を受けていない男性に多く見られることが知られています。
まとめ
チンコのブツブツは、多くの男性にとって深刻な不安の原因となることがあります。特に、性感染症に対する恐怖は心理的な苦痛を引き起こし、生活の質(QOL)に大きな影響を与えることがあります。真珠様陰茎丘疹は、無症状で良性の一般的な皮膚病変ですが、尖圭コンジローマなどの性感染症と外観が似ているため、誤解を招きやすく、不安を増大させる要因となります。
真珠様陰茎丘疹の外観が気になる方には、炭酸ガスレーザー治療をお勧めします。この治療法は、通常1回の施術で安全かつ効果的に除去でき、多くの患者さんに安心感をもたらしています。治療に関する決断を下す際には、必ず経験豊富な医師に相談し、適切な情報に基づいて判断することが重要です。
このブログ記事を通じて、真珠様陰茎丘疹についての理解が深まり、必要な情報が得られたことを願っています。正しい知識を持つことで、不必要な不安を軽減し、健康的な生活を送るための手助けになれば幸いです。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。
※リパス、リパスGは医療法人社団セレスの商標登録です。
【関連項目】
真珠様小丘疹, チンコのブツブツ, 真珠様陰茎丘疹, 亀頭のブツブツ
ブログTOPに戻るカテゴリーから探す
人気記事ランキング
記事はありません。
最新記事

20年以上ペニス治療に従事して参りました私が施術からからアフターケアまで
一貫して行いますので、ご安心してください。
当院では元神賢太医師のみが、診療を行っております。
経験の浅いアルバイト医師が手術を行うことは絶対にありません。
「すべての方にご満足いただける医療を提供する」をポリシーに、長年患者様の診療を行っております。
こちらから治療を強要することはございませんので、安心してご相談ください。
東京エリアで治療をご希望の方はこちら

〒107-0061
東京都港区北青山2-7-26
ランドワーク青山ビル7F
(旧ヒューリック外苑前ビル)
責任者:高林洋一
最終学歴:S43年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H28年青山セレスクリニック管理者
千葉エリアで治療をご希望の方はこちら

〒273-0005
千葉県船橋市本町6-4-15
グラン大誠ビル 2F
責任者:元神賢太
最終学歴:H11年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業
〒810-0001
福岡県福岡市中央区天神2丁目5−17 プラッツ天神 2階
(提携先 セイコメディカルビューティークリニック福岡院)
フリーダイヤル
)〒530-0001
大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル2F
(提携先
)
フリーダイヤル
〒063-0812
札幌市西区琴似2条1丁目1-20 琴似タワープラザ2階
(提携先 琴似タワー皮膚科形成外科)
フリーダイヤル