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チンコの白いカス:カンジダ性亀頭包皮炎の詳細について

更新日:2025/03/05

公開日:2025/03/05

カンジダ亀頭包皮炎の亀頭

ペニスの包皮にかゆみや赤みが生じ、通常よりも多くの白い粉やカスが付着している場合、それはカンジダ性亀頭包皮炎の兆候かもしれません。この症状は特に包茎の男性に多く見られ、放置すると悪化する可能性があります。本記事では、カンジダ菌が引き起こす亀頭包皮炎の原因やリスク、症状の特徴、適切な治療法、そして再発を防ぐための予防策について、医学的な視点から詳しく解説します。自覚症状がある方は、適切なケアを行い、必要に応じて医療機関を受診することが重要です。

カンジダとは?

カンジダ(Candida)とは、酵母の一種であり、真菌(カビ)の仲間に分類される微生物です。人間の皮膚や粘膜に常在している常在菌の一つであり、通常は無害な存在ですが、特定の条件下で異常増殖すると感染症を引き起こします。

免疫力の低下や体のバランスが崩れると、カンジダ菌が過剰に増殖し、炎症を伴う「カンジダ症」を発症する可能性があります。実際、健康な男性で包皮炎などの症状がない場合でも、約14%18%の人がペニスにカンジダを保有しているという研究報告があります。しかし、カンジダが存在すること自体は必ずしも病気を意味するわけではなく、症状を伴わない「無症候性の定着」が多くみられます。

特に包茎の男性は、包皮の下が湿った状態になりやすく、カンジダが定着しやすい環境が整っているため、感染リスクが高まります。とはいえ、カンジダ菌がペニスに存在していても、すぐに症状が出るわけではなく、異常増殖がなければ基本的に無害です。

しかし、不適切な衛生管理や糖尿病などの基礎疾患、免疫力の低下があると、カンジダが増殖しやすくなり、カンジダ性包皮炎(カンジダ性亀頭炎)を発症するリスクが高まります。カンジダ症は放置すると悪化することもあるため、適切なケアと予防策を知ることが重要です。

参照元:Male Yeast Infection

カンジダ性亀頭包皮炎とは?

カンジダ菌は女性では「カンジダ膣炎」を引き起こすことが知られていますが、男性では「カンジダ性亀頭包皮炎」として症状が現れることがあります。これは、カンジダ菌の異常増殖によって陰茎の亀頭や包皮に炎症が生じる疾患です。

健康な男性の陰茎には、カンジダ菌を含むさまざまな真菌や細菌が常在しています。しかし、通常は皮膚の常在菌とのバランスが取れているため、病気を引き起こすことはありません。ところが、カンジダ菌が異常に増殖すると、皮膚のバリアを突破して内部へ侵入し、炎症を引き起こすことがあります。この結果、発疹や皮膚のただれ、かゆみ、赤みなどの症状が現れるのがカンジダ性亀頭包皮炎です。

カンジダ菌は湿気が多く温かい環境で特に繁殖しやすいため、包茎の男性では包皮の内側に菌が定着しやすく、発症リスクが高まるとされています。また、不衛生な環境や免疫力の低下などもカンジダ菌の増殖を助長し、炎症を引き起こす要因となります。

この疾患は放置すると炎症が慢性化しやすいため、早期の適切なケアや治療が重要です。

カンジダ亀頭包皮炎の包皮

↑カンジダ亀頭包皮炎で包皮に炎症が及んでいる状態

カンジダ性亀頭包皮炎の発症率は? どれくらいの確率でかかるのか?

カンジダ性亀頭包皮炎は、決して珍しい疾患ではなく、男性の間で比較的よく見られる感染症の一つです。 研究によると、男性の約3%11%が生涯のうちにカンジダ症を発症するとされています。特に、包茎の男性は発症リスクが高いことが報告されています。

また、以下の要因があると、カンジダ性亀頭包皮炎を発症する可能性がさらに高くなることが分かっています。

糖尿病:血糖値が高いと、カンジダ菌の栄養源となる糖が皮膚表面に増え、菌が繁殖しやすくなるため、糖尿病の男性はカンジダ性包皮炎を発症しやすいとされています。

中高年(40歳以上):年齢を重ねると皮膚のバリア機能が低下し、カンジダ菌に対する抵抗力が弱まることから、40歳以上の男性は若年層よりも発症リスクが高まる傾向があります。

包茎:包茎の男性は、包皮の内側が湿度の高い環境になりやすく、カンジダ菌が繁殖しやすいため、非包茎の男性よりも発症率が高くなります。

 カンジダ性亀頭包皮炎の症状とは? 具体的な兆候と注意点

カンジダ亀頭包皮炎

カンジダ性亀頭包皮炎の主な症状には、陰部の痛み、腫れ、赤みなどがあり、特に赤みは亀頭やサオ部分のブツブツ(斑点)状に広がるのが特徴です。これらの症状は、カンジダ菌が異常増殖し、皮膚の炎症や感染を引き起こすことで発生します。

また、以下のような症状が現れることもあります。

  • 亀頭や包皮の下のヒリヒリ感・かゆみ・炎症・ブツブツ
    皮膚が刺激を受けやすくなり、不快感が強くなる。
  • カッテージチーズのような白く厚い分泌物
    カンジダ菌の増殖により、白いカス(スカム)が形成される。
  • 悪臭を伴う分泌物
    菌の増殖による異臭が発生しやすくなる。
  • 包皮を剥くのが困難(包皮の腫れや狭窄)
    炎症によって包皮が腫れ、むきにくくなることがある。
  • 陰茎の光沢のあるただれや水疱
    皮膚がダメージを受け、潰瘍や水疱ができる場合も。

さらに、感染が進行すると皮膚の剥離(皮がむける現象)が見られることがあります。これは、カンジダ菌による炎症で皮膚が弱まり、乾燥やひび割れを引き起こすためです。皮膚がカサカサになり、次第に剥がれ落ちることで、新たな刺激が加わり、ヒリヒリとした痛みが長引くこともあります。

カンジダ性亀頭包皮炎における「白いカス」の正体とは?

カンジダ性亀頭包皮炎では、包皮や亀頭の周囲に白いカスが蓄積することがよくあります。この特徴的な白色物質は、単なる皮脂や汚れではなく、カンジダ菌の異常増殖と皮膚の炎症によって発生する複数の成分が混ざり合ったものです。その主な構成要素は以下の通りです。

  • カンジダ酵母細胞
    カンジダ菌(Candida albicans など)が異常増殖し、亀頭や包皮に真菌細胞が蓄積することで白いカスが形成されます。
  • 剥離した皮膚細胞
    炎症によって皮膚のターンオーバーが活性化し、剥がれ落ちた細胞がカンジダ菌や分泌物と混ざり合うことで、白色のカスが増えていきます。
  • 炎症性滲出液
    体がカンジダ感染に対抗するため、免疫細胞やタンパク質を含む体液が分泌され、排出されることがあります。これが白く粘り気のある分泌物となることもあります。
  • 恥垢
    剥がれた皮膚細胞や皮脂、汗などが混ざり合い、包皮の下に蓄積される白い物質です。特に包茎の男性では、湿気がこもりやすいため、カンジダ菌が繁殖しやすい環境を作り出します。

この複数の成分が絡み合うことで、白く厚みのある「カッテージチーズ状の分泌物」が生じるのが特徴です。これが悪化すると、不快な臭いや痛みを伴い、炎症が進行する原因となります。

 カンジダ性亀頭包皮炎の原因とは? 発症を引き起こす要因

カンジダ性亀頭包皮炎は、カンジダと呼ばれる真菌(カビ)の一種が異常増殖することで引き起こされる感染症です。カンジダ菌は温かく湿った環境を好むため、特に包茎の男性に多く見られるのが特徴です。しかし、それ以外にもさまざまな要因がカンジダ菌の増殖を助長し、感染リスクを高めることが知られています。

カンジダ性亀頭包皮炎を引き起こしやすい要因①:衛生管理の問題

  • 不衛生な状態が続いている
    包皮の内側に汗や皮脂、恥垢が溜まりやすくなり、カンジダ菌が繁殖しやすくなる。
  • 刺激の強い石鹸の使用
    強い洗浄成分が皮膚のバリア機能を低下させ、感染リスクを高める。
  • 包皮の洗浄不足
    石鹸や汚れが残ったままだと、炎症の原因となり、カンジダ菌が増殖しやすくなる。
  • 洗浄後に十分に乾燥させない
    湿った状態が続くと、カンジダが増殖する理想的な環境が生まれる。

カンジダ性亀頭包皮炎を引き起こしやすい要因②:物理的な刺激やダメージ

  • 過度なマスターベーションや激しい性行為
    皮膚が摩擦によって炎症を起こし、傷ついた部位にカンジダが付着・増殖しやすくなる。
  • パートナーが膣カンジダ症にかかっている
    性交渉を通じてカンジダ菌が男性の陰部に移ることがある。

カンジダ性亀頭包皮炎を引き起こしやすい要因③:免疫力の低下

  • 糖尿病、がん、HIV/エイズなどの疾患がある
    免疫力が低下すると、カンジダ菌を抑える力が弱まり、感染しやすくなる。
  • 肥満(過剰な体重)
    包皮の余りが多くなり、陰部が蒸れやすくなることでカンジダ菌が繁殖しやすくなる。
  • 抗生物質の使用
    抗生物質は体内の細菌バランスを崩し、カンジダ菌が異常増殖する原因となる。
  • 他の性感染症(STD)にかかっている
    → STD
    より免疫が低下し、カンジダ感染のリスクが高まる。

 カンジダ性亀頭包皮炎の診断と検査方法

一般的に、医師の視診(目視による診察)だけで診断できる場合が多く、特に亀頭や包皮に赤い発疹や炎症、特徴的な白い分泌物が見られる場合には、カンジダ性亀頭包皮炎と判断されることが多いです。

しかし、症状がはっきりしない場合や、他の感染症との鑑別が必要な場合には、より詳しい検査を行い、確定診断を下すことがあります。

確定診断のための検査方法

  • 真菌検査(顕微鏡検査)
    感染した部位からサンプルを採取し、顕微鏡でカンジダ菌の有無を確認します。
  • 培養検査
    カンジダ菌の種類や量を詳しく調べるため、採取したサンプルを特定の培地に培養し、菌の増殖を確認します。

 カンジダ性亀頭包皮炎の治療方法と再発予防のポイント

カンジダ性亀頭包皮炎の治療には、抗真菌薬(抗カビ薬)が一般的に使用されます。
この治療では、カンジダ菌の増殖を抑える薬剤を患部に直接塗布する外用療法が主流です。軽症の場合は、市販の抗真菌クリーム(クロトリマゾールやミコナゾールなど)でも改善することがありますが、症状が重い場合や繰り返し発症する場合は、医師の診察を受け、適切な治療を行うことが推奨されます。

治療と予防の基本ポイント

  • 抗真菌薬の使用
    カンジダ菌の増殖を抑える塗り薬(抗真菌クリーム)を患部に適切に使用する。症状が強い場合は、内服薬(フルコナゾールなど)が処方されることもある。
  • 陰部の清潔と乾燥を保つ
    陰部を常に清潔に保ち、入浴時には包皮の内側もしっかり洗浄する。
    洗浄後は十分に乾燥させることが重要。湿った状態が続くとカンジダ菌が繁殖しやすくなるため、特に入浴後は注意する。
  • 再発予防のための生活習慣の見直し
    通気性の良い下着を着用し、過度な発汗や蒸れを防ぐ。
    刺激の強いボディソープや石鹸の使用を避け、陰部の皮膚に優しい洗浄剤を選ぶ。
    パートナーが膣カンジダ症を持っている場合、性交渉時の感染リスクがあるため、双方の治療が重要。

包茎とカンジダ性亀頭包皮炎の関係

カンジダ性亀頭包皮炎を頻繁に繰り返す場合や、抗真菌薬が効きにくい場合は、包茎手術(包皮切除術)を検討するのも一つの選択肢です。

  • 包茎の状態では、包皮の内側が湿気の多い環境になりやすく、カンジダ菌が繁殖しやすい。
  • 慢性的に炎症を起こすと、包皮が硬くなり、亀頭が露出しにくくなる(カントン包茎などのリスク)ため、早めの対策が必要。

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カンジダ性亀頭包皮炎に関するよくある質問(FAQ

Q:カンジダ性亀頭包皮炎になった場合、どのような対処をすべきですか?

A: 軽度のカンジダ性亀頭包皮炎であれば、市販の抗真菌薬(クロトリマゾールやミコナゾールなど)を使用することで、自宅で比較的早く改善する可能性があります。
しかし、症状が2週間以上続く場合、再発を繰り返す場合、または症状が悪化する場合は、速やかに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。

Q:カンジダ性亀頭包皮炎の治療期間はどのくらいですか?

A:抗真菌薬による適切な治療を開始すれば、13週間以内に症状の改善が見られることが一般的です。しかし、カンジダ菌は完全に排除するのが難しく、特に包茎の男性では再発しやすい傾向があります。そのため、症状が落ち着いた後も予防策を徹底し、陰部の衛生管理を継続することが重要です。

Q:カンジダ性亀頭包皮炎がなかなか治らない場合はどうすればいいですか?

A:外用の抗真菌薬を使用しても改善しない場合や、何度も再発する場合は、包茎手術(包皮切除術)を検討すべきです。包茎手術を受けることで、亀頭が常に露出した状態となり、湿気がこもりにくくなるため、カンジダ菌の繁殖を防ぎ、再発リスクを大幅に軽減できます。

Q:カンジダ性亀頭包皮炎による合併症にはどのようなものがありますか?

適切な治療を行わず、放置してしまうと、以下のような合併症を引き起こす可能性があります。

  • 包皮の瘢痕化(傷跡の形成)や狭窄
    炎症が慢性化すると、包皮が硬くなり、剥けにくくなることがあります(真性包茎やカントン包茎になるリスクの増大)。
  • 陰茎がんのリスク増加
    慢性的な炎症が続くと、陰茎がんの発症リスクを高める可能性が指摘されています。

症状を放置せず、適切な治療を受けることが、将来的な健康リスクを避けるために重要です。

元神賢太

まとめ

カンジダ性亀頭包皮炎は、カンジダ菌の異常増殖により、亀頭や包皮に炎症を引き起こす疾患です。特に包茎の男性は、包皮の内側が湿った環境になりやすいため、カンジダ菌が繁殖しやすく、発症リスクが高いとされています。主な症状として、亀頭や包皮のかゆみ、赤み、白いカス(スカム)の蓄積、悪臭を伴う分泌物、痛みを伴うただれなどが挙げられます。

治療の基本は、抗真菌薬(外用薬・内服薬)の適切な使用と、日常的な衛生管理の徹底です。陰部を清潔に保ち、入浴時には包皮の内側までしっかり洗浄し、洗浄後は十分に乾燥させることが重要です。また、抗真菌薬を使用しても改善しない場合や、頻繁に再発を繰り返す場合は、包茎手術を検討することも選択肢の一つです。

カンジダ性亀頭包皮炎は、適切な治療と予防策を実施すれば十分にコントロール可能な疾患です。症状を放置すると、炎症が慢性化し、包皮の狭窄や陰茎がんのリスクが高まる可能性があるため、早めの対処が肝心です。症状が続く場合は自己判断せず、医師の診察を受けることをおすすめします。

 

筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。

※リパス、リパスGは医療法人社団セレスの商標登録です。

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