元神院長執筆 包茎・薄毛専門医が真剣に答えるブログ 男の悩みに 答えるブログ 元神院長執筆 包茎・薄毛専門医が真剣に答えるブログ 男の悩みに 答えるブログ

亀頭包皮炎はなぜなる?その発生頻度・原因と治し方は?

更新日:2025/07/15

公開日:2025/07/04

亀頭包皮炎とは、陰茎の先端である亀頭とそれを覆う包皮に起こる炎症のことを指し、基本的には包皮が余っている、いわゆる包茎の状態にある男性に特有の疾患です。

そのため、新生児期や幼児期に割礼(包茎手術)を受けることが一般的となっている米国や一部の欧米諸国では比較的まれな病気とされています。

一方、日本をはじめとする幼少期に包茎手術を行う習慣がない多くの国では、特に思春期以降の男性において頻繁に見られる病態であり、決して珍しいものではありません。

このブログ記事では、亀頭包皮炎が発症する主な原因やその発生頻度に触れつつ、実際の治療法や日常生活で実践可能な予防策についても詳しく解説していきます。

亀頭包皮炎の発生頻度は?

全世界の包茎手術を受けていない成人男性:の約3%が亀頭包皮炎に罹患していると言われています。対照的に、割礼(新生児期の包茎手術)によって包皮を除去した男性では発症リスクが著しく低く、割礼済み男性での罹患率は未割礼男性より約68%低いことが示されています。生涯に亀頭包皮炎を経験する割合は約3〜11%とされています

参照元: ncbi.nlm.nih.gov

亀頭包皮炎はどうしておこるの?

思春期以降の亀頭包皮炎は、包茎や不適切な衛生、糖尿病などを有する場合にリスクが高まります。

中高年男性では糖尿病の合併などにより罹患率が極めて上昇する傾向があり、ブラジルでは40歳以上の男性1,731人を調査した研究では11.8%に亀頭包皮炎が認められました。糖尿病は亀頭包皮炎の重要な危険因子であり、再発を繰り返す亀頭包皮炎患者では潜在的な糖代謝異常の有無を確認すべきだとされています。実際、亀頭包皮炎患者の中では糖尿病の合併率が高く、あるSTDクリニックの報告では患者100例中55%に何らかの全身疾患があり、その大半が糖尿病でした。また亀頭包皮炎は、陰茎癌のリスク因子の一つとも考えられており、慢性的な包皮炎症の既往をもつ患者では陰茎扁平上皮癌の発生率が上昇するとの指摘もあります

参照元: ncbi.nlm.nih.gov

▶️ 包茎治療についてはこちら

亀頭包皮炎の主な原因と病因の分類

ぺ ニス 赤い 発疹 画像

↑亀頭包皮炎:ぺニスに赤い発疹が見える

亀頭包皮炎の病因は感染性(微生物によるもの)と非感染性(アレルギーや皮膚疾患、物理的刺激など)に大別されます。

思春期以降の男性では、不衛生な環境下の真菌感染が最も頻度の高い原因であり、それ以外にも細菌感染、刺激やアレルギー、基礎疾患に伴う皮膚炎など多岐にわたります。主な原因を以下に分類して示します。

亀頭包皮炎の感染性の原因

  • カンジダ感染
    カンジダ属真菌による感染が最も多く報告される原因で、特にカンジダは亀頭部の常在菌でありながら、不潔な環境や包茎、糖尿病などでは異常増殖しやすく、亀頭包皮炎の最大の原因となります。実際、亀頭包皮炎患者からは高頻度にカンジダが検出されており、ある臨床研究では患者の56%からカンジダが培養されています。カンジダ性包皮炎は特に糖尿病患者や免疫低下患者で重症化しやすいことも知られます。

  • 細菌感染
    連鎖球菌やブドウ球菌が、カンジダに次いで一般的な起炎菌です。亀頭包皮炎患者からはブドウ球菌属がしばしば検出されており、一例では24%の患者から黄色ブドウ球菌が分離されています。性的接触による細菌(クラミジア、淋菌など)も亀頭炎症の一因となり得ます。実際、クラミジアや淋菌など性行為感染症(STD)の病原体が亀頭包皮炎を合併するケースも報告されており、淋菌感染では放出する毒素が包皮の浮腫と発赤を引き起こす原因と考えられています。

  • ウイルス感染
    性感染症であるヘルペスウイルス(HSV)やヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が亀頭包皮炎と関連することがあります。ヘルペスウイルスは亀頭や包皮に疼痛性の潰瘍を生じる一方、HPVは亀頭部の慢性炎症(尖圭コンジローマなど)を引き起すことがあります。

  • 寄生虫感染
    ごく稀ではありますが、疥癬(ヒトヒゼンダニ)の陰部感染が包皮炎症を引き起こしたり、トリコモナス原虫の感染が男性では亀頭包皮炎様の症状を呈することもあります。陰毛シラミなどの寄生虫も陰部の炎症や掻痒の原因となり得ます。

亀頭包皮炎の非感染性の原因

  • 衛生不良と物理・化学的刺激
    不十分な陰部衛生(いわゆる恥垢の蓄積)は亀頭包皮炎の最も典型的な誘因です。包茎の場合、包皮に覆われた陰茎亀頭は湿潤で通気が悪いため、洗浄が不十分だと恥垢や尿液が蓄積し刺激となるほか、微生物が繁殖しやすい環境を生みます。その結果、カンジダなどの菌が異常増殖して炎症を起こすリスクが高まります。一方で過度の洗浄や強い石鹸の使用も刺激性皮膚炎の原因となります。尿失禁や不潔な環境下では、尿中のアンモニアも皮膚を刺激し、亀頭包皮炎起こし得ます。摩擦や外傷も局所の炎症反応を誘発することがあります。

  • アレルギー性要因
    特定の物質に対する接触アレルギーも亀頭包皮炎の原因となります。代表的なものはゴム製品(ラテックス)によるアレルギー反応で、コンドーム使用に伴うアレルギー性包皮炎が知られます。そのほか、軟膏や石鹸中の香料・防腐剤など化学物質へのアレルギー反応も原因となり得ます。実際、臨床上は感染が明らかでない慢性包皮炎の中に、洗剤や防腐剤へのアレルギーが原因と考えられる例も経験されます。

  • 炎症性皮膚疾患
    陰部に好発する慢性皮膚疾患も亀頭包皮炎の重要な原因です。代表的なものに乾癬や扁平苔癬、および局所の難治な炎症と瘢痕をきたす硬化性苔癬があります。硬化性苔癬は陰茎癌の危険因子でもあり得る疾患です。

また、中高年の包皮炎症の原因としてZoon性包皮炎(血漿細胞性包皮炎)も挙げられます。Zoon包皮炎は中高年の非割礼男性に慢性の湿潤紅斑を生じる疾患で、その原因は明確ではありませんが、慢性的刺激や包皮常在菌への免疫反応が背景と考えられます。これら炎症性皮膚疾患による包皮炎は非感染性であり、全て包皮を有する男性(包茎手術を受けていない)にほぼ限定されて発生します。

その他の要因:薬剤による固定薬疹が亀頭に生じた場合、反復性の局所炎症となります。また、重度の肥満は陰部の衛生環境を悪化させ二次的に包皮炎を起こしやすくなります。まれな原因としては、陰茎の癌前病変や陰茎がんそのものが慢性的なびらん・潰瘍を呈し、一見すると亀頭包皮炎のように見える場合があります。このように原因は多岐にわたりますが、根本的な要因としては包皮の過剰な余り、つまり包茎が原因としてあります。

亀頭包皮炎の治し方

亀頭包皮炎の治療方針は、症状の重症度や再発の頻度、さらに患者の基礎疾患の有無によって決定されます。

軽度で初めて発症した場合は、陰部を清潔に保つことと軟膏の外用療法が第一選択となります。このような保存的な治療で改善がみられない場合や、炎症を繰り返す慢性的な亀頭包皮炎に対しては、包茎手術が推奨されます。特に糖尿病が合併している場合は、血糖コントロールなど糖尿病自体の適切な管理も、亀頭包皮炎を根本的に治療し、再発を予防する上で重要となります。

▶️ 亀頭包皮炎についてはこちら

亀頭包皮炎の予防策

亀頭包皮炎を予防するためには、主に2つの方法があります。一つ目は包茎手術を受け、余分な包皮を取り除くことです。これにより亀頭や包皮内に恥垢や細菌が溜まりにくくなり、炎症が起こるリスクを大幅に軽減できます。

二つ目は日常的に陰部を衛生的に保つことです。具体的には、入浴時に包皮を丁寧にめくって清潔に洗浄し、その後よく乾燥させる習慣をつけることが大切です。こうした対策をきちんと行うことで、亀頭包皮炎の発症リスクを低下させることが可能です。

▶️ 包茎手術についてはこちら

まとめ

本記事では、亀頭包皮炎の原因やその発生頻度について詳しく掘り下げて解説しました。亀頭包皮炎は包皮が余っている男性、いわゆる包茎の状態にある方に多く見られる疾患です。したがって、もし炎症を何度も繰り返している場合や、亀頭包皮炎になるのではないかという不安がある場合には、医療機関を受診して、包茎手術を検討されることをおすすめします。本記事が皆さまの亀頭包皮炎の不安解消の一助となり、より快適な生活につながれば幸いです。

 

筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。

ブログTOPに戻る

医師紹介

私にお任せ下さい。
院長紹介

医師紹介

私にお任せ下さい。

20年以上ペニス治療に従事して参りました私が施術からからアフターケアまで
一貫して行いますので、ご安心してください。

理事長:元神 賢太
経歴・資格
  • 平成11年3月 慶應義塾大学医学部卒
  • 平成11年4月 慶應義塾大学病院勤務
  • 平成15年12月 船橋中央クリニック院長
  • 平成25年1月 青山セレスクリニック 治療責任者
当院では20年以上の経験がある元神医師が
カウンセリングからアフターケアまで
一貫してすべての診療を行います。

当院では元神賢太医師のみが、診療を行っております。
経験の浅いアルバイト医師が手術を行うことは絶対にありません。
「すべての方にご満足いただける医療を提供する」をポリシーに、長年患者様の診療を行っております。
こちらから治療を強要することはございませんので、安心してご相談ください。

【クリニックのご案内】
クリニックは青山院(東京)、船橋院(千葉)、福岡院(福岡)、大阪院(大阪)、札幌院(北海道)があり、いずれも元神医師が診療しております。

東京エリアで治療をご希望の方はこちら

青山セレスクリニックmap
詳細地図はこちら

青山セレスクリニック
東京青山院

フリーダイヤル 0120-958-336

〒107-0061
東京都港区北青山2-7-26
ランドワーク青山ビル7F
(旧ヒューリック外苑前ビル)
責任者:高林洋一
最終学歴:S43年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H28年青山セレスクリニック管理者

千葉エリアで治療をご希望の方はこちら

船橋中央クリニックmap

〒273-0005
千葉県船橋市本町6-4-15
グラン大誠ビル 2F
責任者:元神賢太
最終学歴:H11年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業

西日本でクリニックをお探しの方はこちら

西日本でお探しの方はこちら

船橋中央クリニック福岡エリア
(提携先 セイコメディカルビューティークリニック福岡院)

所在地

〒810-0001
福岡県福岡市中央区天神2丁目5−17 プラッツ天神 2階
(提携先 セイコメディカルビューティークリニック福岡院)

予約受付・ご相談窓口

フリーダイヤル

0120-118-243

船橋中央クリニック大阪エリア
(提携先  )

所在地

〒530-0001
大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル2F
(提携先  )

予約受付・ご相談窓口

フリーダイヤル

0120-118-243

北海道でクリニックをお探しの方はこちら

北海道でお探しの方はこちら

船橋中央クリニック北海道エリア
(提携先 琴似タワー皮膚科形成外科)

所在地

〒063-0812
札幌市西区琴似2条1丁目1-20 琴似タワープラザ2階
(提携先 琴似タワー皮膚科形成外科)

予約受付・ご相談窓口

フリーダイヤル

0120-118-243

クリニックは青山院(東京)、船橋院(千葉)、福岡院(福岡)、大阪院(大阪)、札幌院(北海道)があり、いずれも元神医師が診療しております。

フリーダイヤル フリーダイヤル相談/予約

受付時間:9:30~18:00 年中無休
(12/31~1/3を除く)

希望される
クリニックを選択して下さい。

いずれも元神医師が診察しています。