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陰茎・ペニスのしこり:陰茎硬化性リンパ管炎の解説

更新日:2025/02/24

公開日:2025/02/24

亀頭のカリ首の下、陰茎との連結部分の溝にしこりができ、不安を感じる男性は少なくありません。多くの場合、これは陰茎硬化性リンパ管炎と呼ばれる良性の症状で、性感染症ではありません。突然のしこりに驚き、深刻な病気ではないかと心配する方も多いですが、陰茎硬化性リンパ管炎は自然に改善することがほとんどです。本記事では、その原因や症状、対処法について詳しく解説し、適切な対応方法をご紹介します。

陰茎硬化性リンパ管炎とは

陰茎硬化性リンパ管炎は、陰茎のサオ部分に発生するリンパ管の肥厚、硬化、索状の腫脹を特徴とする良性の限局性の炎症性疾患です。この状態は、一時的なリンパ管の閉塞や陰茎表在性リンパ管の線維化によって引き起こされると考えられています。

重要なのは、これは性感染症(STD)ではなく、感染性の疾患ではないという点です。そのため、パートナーに感染を広げる心配はありません。特に、自慰行為の頻度が多い人や長時間の性交を繰り返す人に多く見られ、陰茎への機械的な刺激が主な要因とされています。

陰茎硬化性リンパ管炎の症状

陰茎硬化性リンパ管炎は、陰茎の皮膚直下に現れる硬く、痛みのない索状のしこりが特徴的です。このしこりは通常、陰茎の背側(表側)に沿って走り、特に亀頭下部の冠状溝(カリ首)周辺で顕著に見られます。触れるとコリコリとした感触がありますが、痛みやかゆみを伴わないため、気づかないこともあります。一部の男性は軽度の不快感や圧痛を訴えることがありますが、日常生活に支障をきたすほどではありません。また、患部の皮膚は正常で、発赤や潰瘍、分泌物、発熱などの全身症状は見られません。

陰茎硬化性リンパ管炎の発症期間と再発について

陰茎硬化性リンパ管炎は、陰茎の皮膚下に硬くて痛みのない索状のしこりが現れる良性の限局性の疾患です。このしこりは通常、数週間から数ヶ月以内に自然に消失します。しかし、頻繁な性交や過度のマスターベーションなど、陰茎への繰り返しの物理的刺激が原因で発症するため、これらの行為を控えることで症状の早期改善が期待できます。再発は稀ですが、同様の刺激が続くと再び症状が現れる可能性があります。そのため、適度な性行為と陰茎への過度な負荷を避けることが予防につながります。

陰茎硬化性リンパ管炎の発症メカニズム

陰茎硬化性リンパ管炎は、一時的なリンパ管の閉塞や炎症によって発生すると考えられています。これは、主に物理的刺激によるリンパ管の損傷が関与しており、以下のようなメカニズムが指摘されています。

1.機械的刺激によるリンパ管損傷

活発な性行為、長時間の性交、過度な自慰行為などによる繰り返しの摩擦が、陰茎の表在性リンパ管に微細な損傷を与えます。この刺激により、局所的なリンパ液の滞留、軽度の線維化、炎症反応が生じ、しこりや硬化した索状の構造が形成されると考えられます。

2.リンパ管の一時的な閉塞

損傷したリンパ管が一時的に詰まり、リンパ液の循環が滞ることで、腫脹や硬化が発生します。この結果、皮膚下に硬い索状のしこりとして触れるようになります。

3.軽度の線維化と自然治癒

リンパ液の滞留や炎症に伴い、局所的にコラーゲンが沈着し、一時的に硬い病変が形成されます。しかし、この線維化は一過性であり、通常は瘢痕(傷跡)を残さずに自然に消失します。そのため、陰茎硬化性リンパ管炎は可逆的な良性疾患とされています。

 陰茎硬化性リンパ管炎と間違えることがある疾患

陰茎硬化性リンパ管炎は、陰茎に硬い索状のしこりが現れる疾患ですが、他の疾患と症状が類似していることもあるため鑑別が必要です。以下の疾患と鑑別する必要があります。

1.陰茎背静脈血栓症(モンドール病)

類似点:陰茎背側に索状の硬結がみられる。

違い:静脈の血栓が関与しており、しばしば痛みを伴い、長期間持続する。超音波検査で血流の異常が確認される。

モンドール病

↑モンドール病の肥厚

参照元:Mondor's Disease: A Review of the Literature

2.ペイロニー病(陰茎硬化症)

類似点:陰茎の線維化により硬いしこりができる。

違い:線維性プラークの形成が特徴で、陰茎の湾曲、勃起時の痛み、勃起障害を伴う。進行すると性交に支障をきたすこともある。

3.鼠径リンパ肉芽腫

類似点:リンパ管が腫脹し、しこりが生じる。

違い:性感染症(クラミジア・トラコマチス)によるもので、鼠径部リンパ節の腫脹、痛み、潰瘍形成を伴う。

4.陰茎がん

類似点:陰茎にしこりが発生することがある。

違い:しこりのほかに潰瘍形成、出血、びらん、悪臭を伴うことが多い。

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 陰茎硬化性リンパ管炎の治療と予防策

陰茎硬化性リンパ管炎は良性かつ限局性の疾患であり、多くの場合、特別な治療を行わなくても数週間から数ヶ月以内に自然治癒します。そのため、治療は主に保存的な管理を中心に行われます。

1.自然治癒を促すためのセルフケア

性行為・自慰の一時的な制限:12週間は性行為や自慰を控え、陰茎への物理的刺激を減らします。

刺激を避ける習慣:性交時には潤滑剤を使用し、長時間の性交や激しい動きを避けることで再発を予防します。

2.対症療法(症状の緩和)

痛みや違和感がある場合は、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの抗炎症薬(NSAIDs)を服用すると症状の軽減に役立ちます。

温湿布を使用することでリンパの流れを改善し、回復を早める可能性があります。

3.外用療法(稀なケース)

通常は不要だが、症状が長引く場合や炎症が強い場合にはステロイド軟膏による外用(塗り薬)で炎症の軽減を図ることがあります。

4.外科的治療(極めてまれ)

数ヶ月以上症状が持続し、線維化が進行して硬結が残る場合、外科的にリンパ管を切除することも可能です。手術においてはシコリ部分の皮膚を小切開し、シコリを切除し、皮膚を縫合します。 

まとめ

陰茎硬化性リンパ管炎は、陰茎のリンパ管が一時的に硬くなる良性の症状 であり、多くの場合、自然に治癒します。主な原因は、過度な性的行為や摩擦によるリンパ管の炎症であり、痛みや腫れが伴うこともありますが、通常は深刻な病気ではありません。適切なケアを行えば、14週間ほどで自然に改善することがほとんどです。

しかし、すべての陰茎のしこりが陰茎硬化性リンパ管炎とは限りません。似たような症状を引き起こす疾患(例:性病によるしこり、ペイロニー病など) もあるため、違和感が続く場合や、症状が悪化する場合は、自己判断せずに泌尿器科を受診することが重要です。

治療としては、基本的に安静と経過観察 が推奨されます。性行為や過度な刺激を避けるなどのケアを行うことで回復を早めることができます。また、症状が長引く場合や痛みが強い場合には、医師の診察を受け、適切な治療を受けることをおすすめします。

陰茎の健康は、日常生活の質にも大きく影響します。違和感を感じた際には放置せず、適切なケアと早めの受診を心がけましょう。

 

筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。

※リパス、リパスGは医療法人社団セレスの商標登録です。

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