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クリトリス革命を読んで: 女性の「イク」を学ぶために

更新日:2024/10/11

公開日:2024/10/11

クリトリス革命

『クリトリス革命』(原題:『Entre Mes Levres, Mon Clitoris』)は、2017年にフランスで発売された書籍で、フェミニストの視点から女性の身体、特にクリトリスに焦点を当てた作品です。著者であるアレクサンドラ・ユバンとカロリーヌ・ミシェルは、歴史的にクリトリスがどのように無視され、抑圧されてきたか、そして現代におけるその再評価の動きを詳述しています。さらに、女性の性的快感の重要性を強調し、クリトリスの役割に関する理解を深めることの必要性を訴えています。本記事では、この書籍の内容を私自身の見解も交えながら紹介し、クリトリスに対する理解をさらに深める一助となるような考察を提供します。

クリトリスの再発見と認識

『クリトリス革命』の序章では、クリトリスにまつわる歴史的な無知と誤解が、どのように形成され、根強く続いてきたかが詳しく説明されています。クリトリスは、女性の性的快感にとって極めて重要な器官であるにもかかわらず、長い間、医学や解剖学の分野で不当に軽視されてきました。その構造や機能についての正確な理解は、専門家の間でも乏しく、学校の性教育カリキュラムにおいてもほとんど触れられることはありませんでした。著者たちは、このような現状の背景に、男性中心の視点や性に関する固定観念が存在していると指摘しています。特に、男根主義や挿入至上主義の文化が、女性の身体や性的快感を、男性の性欲や満足感に依存するものとして捉えてきたことが、クリトリスを「無用な器官」と見なす風潮を助長してきたのです。本書は、クリトリスが単なる生殖器の一部ではなく、女性の性における主体性と快感を支える重要な要素であることを再認識するための一助となっています。

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クリトリスの解剖学的構造

次に『クリトリス革命』では、クリトリスの正確で詳細な解剖学的構造について述べられています。クリトリスは、外から見える小さな突起だけではなく、内部にまで広がる非常に複雑な構造を持っています。体表に見える部分は「クリトリス亀頭(陰核亀頭)」のみで、その下には「クリトリス体(陰核体)」や、左右に分かれて骨盤内に伸びる「クリトリス脚(陰核脚)」といった内部構造が隠れています。この内部構造こそが、クリトリスが非常に敏感で、多くの神経終末を持つ理由であり、女性の性的快感における中心的な役割を果たしているのです。さらに、著者はこのような詳細な知識が、女性自身にも広く知られていないことが問題であり、性教育においても十分に扱われていない点を指摘しています。この本は、クリトリスの解剖学的理解を深めることで、女性が自分の体に対する新たな視点を持ち、性的快感に対して自ら主体的に関わることの重要性を説いています。

性的快感とクリトリスの重要性

『クリトリス革命』の主要なテーマの一つは、クリトリスが女性の性的快感において果たす極めて重要な役割です。女性の性行為における満足度は、クリトリスへの直接的な刺激が大きく影響するにもかかわらず、クリトリスを無視した性行為が未だに一般的であることが大きな問題とされています。過去の研究では、膣挿入のみでは約50%の女性がオーガズムに達することができない一方、クリトリスへの同時刺激が加わることで、約70%以上の女性がオーガズムを感じることができるというデータが示されています。これにより、膣内挿入と同時にクリトリスへの手や他の手段による刺激を行う「ダブル刺激」の重要性が強調されています。

また、フランスの調査では、実際に性行為中にダブル刺激を行っている女性は3割に過ぎないものの、8割の女性がクリトリスへの刺激が加わった方がオーガズムを得やすいと回答しています。このように、クリトリスがオーガズムの達成に不可欠な役割を果たすことが多いにもかかわらず、依然として多くのカップルがこの重要な要素を取り入れていない現状が浮き彫りになっています。

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クリトリスの抑圧と文化的背景

『クリトリス革命』においてもう一つの重要なテーマは、クリトリスがどのように文化的、社会的に抑圧されてきたかという点です。特に、宗教的な影響が女性の性に対する否定的な見方を強め、女性の性器や性的快感が長らく「恥ずべきもの」として扱われてきた歴史が指摘されています。古代では、女性は男性同様、セックスの際に精液を分泌し、男女の精液が混じりあうことが妊娠につながると考えられ、女性も性的興奮を得ることが重要視されていました。しかし、時代が進むにつれ、女性の快感は抑圧され、特に「快楽のためだけの快感」を求めることは宗教的に非難されるようになりました。

1559年にイタリアの解剖学者マテオ・ロナルド・コロンボがクリトリスを発見し、その役割を快感を得るための器官として認知していたにもかかわらず、クリトリスに関する知識は世間に広まることはありませんでした。著者は、女性が性的快感を得ること自体は容認されていても、マスターベーションなど「快楽のためだけに」快感を求める行為が宗教的に禁止されていたことが、クリトリスに関する無知や抑圧の一因であるとしています。

さらに、近代においても女性自身が性に関して分断された視点を持っていたことが指摘されています。1980年代の女性誌では、セックスにおける「膣派(中イキ派)」と「クリトリス派(外イキ派)」という二項対立的な議論が頻繁に行われ、膣内オーガズム(中イキ)がクリトリスオーガズム(外イキ)よりも優れているといった記述が多く見られました。クリトリスを通じた快感が邪道であるかのような表現が多くの女性に影響を与え、自分自身の快感を積極的に探求することが難しい状況を作り出したといえます。

著者は、こうした歴史的・社会的な抑圧が、女性が自分の体に対する正しい感覚を持つことや、性行為に対する満足感に悪影響を与えてきたと述べています。この抑圧が、女性が自分自身の体を十分に理解し、性的快感を追求する機会を奪い、結果として多くの女性がオーガズムに達しにくいという問題を引き起こしていると説明しています。

クリトリス革命:セックスを楽しむ

『クリトリス革命』では、セックスにおけるクリトリスの重要性が強調されているだけでなく、実際のセックスをより楽しむための実践的な方法についても具体的に述べられています。著者は、セックスの際に女性がクリトリスへの刺激を積極的に求めることが、快感を最大限に引き出す鍵であるとしています。しかし、パートナーにその欲求を伝える際は、慎重かつ尊重をもって行うことが大切であり、コミュニケーションが成功のカギを握ると強調されています。

本書では、女性が自らの性的快感に責任を持ち、クリトリスへの刺激をもっと積極的にリクエストすることを推奨しています。クリトリスへの触れ方やタイミングについて、パートナーに対して具体的な指示を与えることは、オーガズムに達しやすくするだけでなく、二人の親密さを深めることにもつながります。また、著者はセックスにおいて道具(大人のおもちゃ)の使用も推奨しています。クリトリスの快感を強化するためにバイブレーターやその他のツールを活用することは、女性の性的満足を高める一つの有効な手段であるとされています。

さらに、本書のもう一つの核心的メッセージは、何よりも「セックスを楽しむこと」が重要だという点です。性行為においては、クリトリスを通じた快感だけでなく、全体的な性的体験を楽しむことが最も大切であると説いています。パートナーとの信頼関係を築き、互いの欲求や快感に対してオープンでいることで、セックスはより満足度の高いものになるのです。また、快楽を追求することが単なる一時的な興奮にとどまらず、女性の性的自己決定権を強化し、自尊心や幸福感を高める手段であるとも述べられています。

クリトリス革命

↑クリトリス革命と私

まとめ

『クリトリス革命』は、クリトリスに対する理解を深め、女性の性的快感における役割を再認識するための非常に有用な書籍です。特に男性にとっては、クリトリスの重要性やその解剖学的構造を理解することが、パートナーとのセックスにおける前戯の質を向上させ、挿入時の動作や角度の工夫、さらにクリトリスへの同時刺激の必要性を理解する上で不可欠な情報となります。クリトリスへの適切な配慮が、女性のオーガズムに至る確率を高めるだけでなく、性的満足度全体を向上させるための鍵であることが強調されています。

本書を通じて、クリトリスを無視したセックスがいかに多くの女性にとって不十分なものであり、男女関係においてクリトリスについてより深い理解と配慮が求められるかが明らかにされています。この記事が、クリトリスの役割やその重要性についての理解を深め、今後のセックスの実践に役立つことを願っています。セックスは互いの快感を共有し、尊重し合う行為であり、そのためにはクリトリスの知識と実践が不可欠であることを再確認する機会にしていただければ幸いです。

 

筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。

※リパス、リパスGは医療法人社団セレスの商標登録です。

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