形成外科・泌尿器科・性病科
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更新日:2025/05/05
公開日:2025/05/05

女性がイクこと、つまり女性がオーガズムを達成するには、多面的な生理的および心理的要素が影響を与えています。最近、医学界や性科学の分野で注目されているのが、「迷走神経」という特別な神経の働きです。本記事では、この迷走神経の役割を詳細に解説し、実際に女性がオーガズムに達しやすくする具体的なテクニックを紹介します。
迷走神経とは、脳から伸びて体中のさまざまな臓器に信号を送ったり、受けたりする脳神経の1つです。非常に長いのが特徴です。「迷走」という名前は、この神経が体内をあちこちに「迷走」しているように見えることから名付けられました。迷走神経は、副交感神経の一部として心拍数を下げたり、消化を促進したりする役割を担い、体をリラックスさせる重要な働きをしています。
従来の解剖学では、女性の性感覚は主に陰部神経や骨盤神経を通じて仙骨や腰髄を経由すると考えられてきました。しかし、Komisarukらの研究(1997年、2004年)によると、完全な胸髄以上の脊髄損傷患者でも膣や子宮頸部への刺激による性的感覚が存在し続けることが発見されました。
この研究成果は、性的感覚が脊髄を経由しない別の経路によっても脳に伝達される可能性を示唆しており、それが迷走神経であると考えられています。MRIを使用した詳細な検査により、膣や子宮頸部を刺激すると延髄の孤束核(迷走神経の主要な伝達核)が活性化されることが明らかになりました。また、迷走神経刺激は視床下部や偏桃体を含む脳の広範囲にわたり活性化を引き起こします。これらの脳領域はオーガズムの体験に密接に関係していることが分かっています。

迷走神経刺激(Vagus Nerve Stimulation: VNS)は、もともとてんかんや難治性うつ病などの医療現場で用いられる療法ですが、近年の研究により女性の性的快感や興奮にも影響を与えることが明らかになりました。例えば、Conwayらの研究(2018年)では、迷走神経刺激を行った難治性うつ病患者が性的な興味や満足度において顕著な向上を示したという報告があります。また、非侵襲的な耳介部への迷走神経刺激も性的な感覚を誘発することが研究で示されています。
オーガズムは単なる身体的な反応だけではなく、心理的要因にも大きく依存しています。PETやMRIなどの脳イメージング研究から、オーガズム時には理性や不安を司る脳領域の活動が抑制され、快感や報酬、自律神経系を制御する領域が活性化されることが分かっています。
さらにStantonら(2017年)の研究では、オーガズム障害を抱える女性は心拍変動(HRV)という迷走神経の活動を反映する指標が低いことが分かっています。これは、迷走神経を含む副交感神経優位のリラックス状態がオーガズム達成には必要不可欠であることを示しています。
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すなわち女性をイカせるためには、ベッドに入る前のセックスの前段階から、女性をリラックスさせること重要です。ここでは、ベッドに入る前において迷走神経を刺激して、副交感神経が優位なリラックス状態を作る具体的な方法を挙げます。
セックスの前に体を温めておくことも緊張緩和に効果的です。ぬるめのお湯にゆったり浸かると全身の筋肉がほぐれ、副交感神経が優位な落ち着いた状態になります。実際、温浴などの湿熱は固くこわばった筋肉をリラックスさせ、ストレスや不安感を減らすことが知られています。就寝前に入浴すると眠りやすくなるのと同様に、性交前の入浴は心身をリセットし興奮しすぎない落ち着きをもたらします。ただし熱すぎるお湯や長湯はかえってのぼせを招くため、38~40℃程度のお湯に15–20分ほどゆっくり浸かる程度が適切です。入浴後は体がポカポカと温まり、血流が良くなることで性器への血液供給も高まり感じやすくなります。
女性がオーガズムに達するには心理的な安全感が欠かせません。不安や緊張が強いと体は防御モード(交感神経優位)になり、快感より警戒が勝ってしまいます。そこでセックスに入る前に心を落ち着かせるリラクゼーション法を取り入れましょう。例えば、ゆったりした音楽を流して二人で深呼吸する時間を持つ、アロマを焚いて照明を落としリラックスできる空間を整える、といった工夫です。
迷走神経は声帯や耳にも分布するため、ハミング(鼻歌)や軽い発声も有効です。セックス前に好きな音楽に合わせてハミングさせたり、「んー」と喉を震わせるだけでも、迷走神経が刺激されて心が落ち着かせることができます。また軽いマッサージも効果的です。研究によれば足裏へのマッサージは迷走神経のトーンを高め血圧を下げる効果があるとされています。女性の首筋や耳たぶを優しく揉んであげたり、肩や腰をゆっくり押してあげると、彼女も安心できるでしょう。心地よいと感じる身体への刺激(タッチ)は副交感神経反応を引き出すので、セックス前に取り入れると緊張を和らげオーガズムに達しやすい状態を作れます。
彼女のリラックスを助けるために、ぜひ二人でできるリラクゼーションも取り入れてください。深呼吸や瞑想を一緒に行うのも良い方法です。セックスの前に二人で目を閉じ、息を合わせて深呼吸を数回するだけでも、お互いの心拍が落ち着き親密さが増します。また、男性がリードして軽いマッサージをしてあげるのも効果的です。たとえば、ベッドに横たわる彼女の肩や背中、脚をゆっくりと揉みほぐしてあげましょう。オイルを使っても良いですし、手のひら全体で円を描くように撫でるだけでも十分です。マッサージには筋肉の緊張を解き血行を促す効果があり、迷走神経を刺激して心身を落ち着かせます。パートナーに身を委ねてマッサージを受ける経験そのものが信頼感を高め、「気持ちよくしてあげたい」という愛情が伝わることで女性は安心していられます。場合によっては一緒にお風呂に入るのもよいでしょう。湯船で体を温め合いながらマッサージをしたり、抱き合ったりすれば、深いリラクゼーションと情熱が同時に高まり、その後のベッドでの快感が一層強まります。
いざセックスが始まった段階においては、以下の具体的に方法で愛撫することが女性をイカせるを推奨します。
男してまず心がけたいのはスローペースです。興奮して早く挿入したい気持ちを抑え、じっくり時間をかけて前戯を行いましょう。女性は十分にリラックスし信頼感が芽生えてからでないとオーガズムに達しにくいため、焦りは禁物です。ゆっくりとしたリズムでキスや愛撫を重ね、「急いでいないよ」という安心感を伝えます。具体的には、少なくとも10~15分程度は性器以外への愛撫に費やすと良いとされています。髪や背中を優しく撫でる、手を握る、抱きしめる、足のマッサージをするなど、全身の感度を高めるようなタッチで徐々に盛り上げてください。足裏マッサージは脳内にエンドルフィン(快感ホルモン)を放出させる効果もあり、リラックスと興奮促進に一石二鳥です。前戯そのものを二人で楽しむことで、女性は「急いで達しなければ」というプレッシャーから解放され、結果的にオーガズムに近づきます。
愛撫の際は触れ方にも配慮しましょう。手足が冷えていると感じる場合は、触れる前にこすり合わせて温めておくとよいです。ひんやりした手で触れられると相手は身構えてしまいがちなので、体温を感じる温かいタッチを意識します。また、触れる強さ(圧)の加減も重要です。くすぐるような極端に軽いタッチより、適度にしっかりした圧をかける深いタッチの方が安心感を生みます。抱きしめたり寄り添ったりする際も、ふわっと触れるより少し強めのハグのほうがリラックス効果が高いです。こうした適度な圧刺激は自律神経に働きかけ、「安心しても良い」という信号を全身に伝えます。実際、重みのあるブランケットに包まれた時と同じように、パートナーから体を包み込まれると副交感神経が刺激されて不安が和らぐのです。愛撫でも、クリトリスなど敏感な部位は最初は優しくしつつ、反応を見ながらある程度持続的な圧や動きを与えると良いでしょう。多くの女性は振動的で断続的な刺激よりも、一定のリズムと圧が持続する愛撫にオーガズムを感じやすいと言われます。大切なのは相手の反応をよく観察し、「気持ちいい」と感じている表情や声があればその刺激を継続・強化し、痛そうだったり無反応であれば別の方法を試す必要があります。
パートナーの声のトーンや言葉遣いも女性の心身に影響します。人間は無意識に声色から安全か危険かを感じ取る性質があり、荒々しく早口な声は交感神経を刺激し緊張させてしまいます。反対に、落ち着いた低めの優しい声は「安全」を伝える手段になります。セックスの場面では、できるだけ柔らかくゆっくりしたトーンで話しかけ、安心感を与えるよう心がけましょう。たとえば「大丈夫、ゆっくりでいいよ」「すごく綺麗だよ、感じているのが分かるよ」など、肯定的で思いやりのある声かけは女性の心を開きやすくします。恥ずかしさから声を出せない女性もいますが、パートナーが優しくリードしてあげることで徐々に発声しやすくなるかもしれません。愛撫中に適度に言葉を交わすことも有効です。「ここはどう?」「もっと◯◯してほしい?」など穏やかに問いかけ、彼女が望む刺激を探ってください。ただし質問攻めは逆効果なので様子を見ながら適度に。言葉だけでなく声の抑揚やタイミングも大事で、愛撫のリズムに合わせて「あ…気持ちいいね」など吐息まじりに伝えると、二人の興奮が高まります。パートナー側もリラックスした笑顔やアイコンタクトを心がけ、安心できる雰囲気を維持しましょう。表情や声で「愛おしい」「一緒に楽しんでいる」という気持ちを示すことで、女性はより信頼を深めて快感に没頭できます。
まとめ
迷走神経を効果的に活用し、副交感神経を優位にすることが女性のオーガズムを促進する鍵です。生理的・心理的アプローチ、そして女性との良好なコミュニケーションを通じて、充実した性生活を築きましょう。この記事を参考にしながら、実践的なステップを踏んで、より深い快感と満足感を追求してみてください。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
※リパス、リパスG、TB-1は医療法人社団セレスの商標登録です。
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