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更新日:2025/12/03
公開日:2025/12/05

今回はちょっと意外で面白い「性と健康」のお話をしましょう。その名も 「コアガズム」。初めて聞く方も多いかもしれませんが、実はジムで筋トレをしていたら運動中にオーガズムに達してしまうという、不思議な現象なんです。
「え、腹筋してたらイッちゃった!?」なんて、驚きですよね。
冗談みたいに聞こえるかもしれませんが、コアガズムはれっきとした実在の現象。しかも海外ではちゃんと研究もされていて、専門家の間では exercise-induced orgasm (EIO) 、日本語では「運動誘発性オーガズム」なんて正式名称まであるんです。
今日は、このコアガズムについて、仕組みやどんな運動で起こるのか、そしてこの現象からわかる体の不思議まで、楽しく解説していきます!

コアガズムとは、簡単に言えば運動中に起きるオーガズムのことです。その名の由来は、お腹の「コア」(体幹)の運動で起こりやすいから。
特に腹筋運動をしている最中に「なぜか絶頂に達してしまった…!」という報告が多いんですね。性行為も性的なイメージ刺激もないのに起こるので、最初は本人もビックリしてしまいます。
実はこの現象、歴史は意外と古いんです。あの有名な性科学者アルフレッド・キンゼイも、1953年の著書で「子どもが鉄棒やロープ登りをしているときにオーガズムに達することがある」と記録しています。
中には「快感を得たくてわざとそういう運動をする子もいる」なんて述べていて、当時から存在は知られていたんですね。半世紀以上前からウワサはあったものの、本格的に研究が進んだのは最近になってからです。
参照元: the-independent.com

「とはいえ、そんなの本当にあるの?」と思う方もいるでしょう。実際どれくらいの人が運動でオーガズムを経験しているのでしょうか。最新の研究では、男女合わせて約9%の人が人生で一度は運動中のオーガズムを経験したと報告されています。
つまり10人に1人弱は「コアガズム」を体験したことがある計算です。意外と無視できない数字ですよね。
特に女性の間では昔から「腹筋中になぜかイッてしまった…」という話がちらほらあり、米インディアナ大学のヘルベニック博士らが女性530人を対象に調査を行ったところ、なんと約46%にあたる246人が運動によるオーガズムを経験したことがあると答えました。
平均初体験年齢は約18.9歳と、10代の頃に経験する人が多いようです。一方で男性にもコアガズムは起こり得ます。先ほどの9%という調査では、男女とも報告例があり、女性の初体験年齢が平均22.8歳に対し男性は16.8歳と、男性の方が若くして経験する傾向も見られました。
実際、2025年に発表された質的調査では、子ども〜思春期にかけて体育の授業中などに初めてコアガズムを経験したという女性が多かったことが報告されています。鉄棒で体を持ち上げていたとき、ロープを登っていたとき、腹筋運動の最中など、性的な意識が全くない状況で突然体の奥から「波が押し寄せるような感覚」に襲われた、といいます。
理由もわからず「怖かった」「誰にも言えなかった」と長年ひとりで戸惑っていた人も多かったようですが、大人になってから「あれは自分の体の自然な反応だったんだ」と理解できた人もいました。中にはパートナーとの性生活にこの体の反応を活かすようになったツワモノもいたとか。
研究者たちは、「コアガズムはごく稀な異常反応ではなく、誰にでも起こりうる自然な身体反応のひとつ」だと強調しています。恥ずかしいことでも特殊なことでもなく、本当は結構あるあるなのに話題にしづらいだけかもしれません。
実際、この現象を人前で経験すると女性たちは恥ずかしさを感じてしまい、多くが誰にも打ち明けずに悩んでいたそうです。でも安心してください、あなただけじゃないんですよ。

では、一体なぜ運動でオーガズムなんて起きてしまうのでしょうか?いくつか有力な仮説があります。
激しい腹筋や体幹の運動によって骨盤底筋(骨盤の下で内臓を支える筋肉)が反射的に収縮し、その結果、骨盤内の感覚神経が刺激される可能性があります。いわば運動の動きが知らず知らずのうちに骨盤周りの「イキそうなポイント」を連打しているイメージです。その刺激が蓄積していき、ついに脳が「これは快感だ!」と感じるレベルの閾値に達してしまうことがあるわけです。
腹筋運動やヨガのポーズなどでグッと息を止めたり、フンッと強く息を吐いたりすると、お腹の内圧(腹圧)が高まります。すると骨盤内の臓器が軽く押し込まれるような形になり、この内部への圧迫刺激が快感を増幅させる一因になっているとも考えられています。
女性の場合、こうした動きで子宮や膣壁、陰核内部の脚(陰核脚)などが間接的に刺激される可能性があります。男性でも前立腺や精嚢に圧がかかれば似たような効果があるかもしれませんね(想像するとちょっと怖いですが…)。
運動中は交感神経が活発になり、心拍数や血流、呼吸が一気にアップします。これって実はオーガズムに至るときの体の反応とかなり似ています。つまり体は「運動ハイ」と「性的興奮」をある程度混同して処理してしまうことがあるのかもしれません。
脳が「なんだか今すごく興奮してるぞ…これはもしかして性的な快感かも?」と誤解(?)してスイッチが入っちゃうイメージですね。
筋トレに没頭しているとき、人は外界のことを忘れて自分の体の感覚に意識が集中します。この「自分の内側への集中」が、普段ならスルーしている小さな快感の兆しを増幅する可能性があります。
いわばマインドフルネス状態で感じ方が鋭くなり、「なんだか気持ちいい…かも?」という感覚がどんどん大きくなって本当に絶頂に達してしまう、というわけです。
以上のような肉体的・神経的・心理的要素が同時に重なったとき、脳がそれらをひとまとめの快感体験として統合し、「運動中にオーガズムみたいな感覚」を生じさせるのではないかと考えられています。もちろんまだ仮説の段階で、詳細なメカニズムは未解明な点も多いです。
でも「性的刺激がなくても体の動きや呼吸、姿勢の変化によって快感に似た反応が起きうる」ことを科学的に示したのは大きな一歩ですよね。

「ちょ、具体的にどんな運動でそんなこと起きちゃうの?」と気になりますよね。研究によると、特に体幹や下半身に力の入るエクササイズで報告例が多いようです。
代表的なのはやっぱり腹筋運動。それも、足を固定して上体を起こす普通の腹筋(シットアップ)や足上げ腹筋、プランクなどお腹に力を入れ続ける動作ですね。ほかにも懸垂(ぶら下がりながら体を引き上げる運動)やロープ登りのように腕や腹筋を総動員する種目、ヨガやピラティス、さらには水泳まで、コアをがっつり使う動きで起きやすいとされています。
具体的なデータもあります。前述のインディアナ大学の調査では、コアガズムを経験した女性たちに「何の運動で起きたか?」を聞いた結果が報告されています。そのランキングがこちら:
やはりダントツは腹筋系ですね!次いでバーベルなどを使った筋トレ、ヨガや有酸素運動でも一定数起こるようです。興味深いのは、重いスクワットやヒップブリッジなど下腹部や内ももにグッと力が入る種目でも起こりやすいという点です。
専門家によれば、ローマンチェアという器具を使った腹筋(足を固定して上体を倒す腹筋台)や、バーベルスクワット、ヒップスラストのようなブリッジ運動でコアガズムが誘発されることがあるそうです。要するにお腹や骨盤周りに圧力がかかる動きは怪しい…ということですね。
また、自転車こぎではサドルによる股への圧迫、ランニングではリズミカルな全身の揺れが刺激になる場合もあるでしょう。中には「ピッタリしたウェアの圧迫感や、脚を組む/腹部を圧迫する姿勢でも引き金になった」なんて声もあり、人によって様々なようです。
もちろん、誰もが簡単にコアガズムできるわけではありません。逆に「あんなに腹筋してるのに一度もそんな経験ないよ!」という人がほとんどでしょう。実際、先の調査でも半分以上の女性は未経験でしたし、男性に至っては「聞いたこともない」という人が多数派でしょう。
コアガズム体質(?)の人は、体の感覚が鋭敏だったり、骨盤底筋が発達していたりするのかもしれません。ある専門家は「アスリートの女性や、自分の身体感覚に敏感な人によく起こる」と指摘しています。
参照元: cbsnews.com

コアガズム現象って、最初はただの珍事に思えますが、実は人間の性と体の奥深さを示唆しています。まず一つ言えるのは、「オーガズムって必ずしも性的な行為で起こるものじゃない」ということ。
運動中にオーガズムに達するケースを研究したヘルベニック博士は「オーガズムは必ずしもセックスによるものとは限らない」と述べています。つまり、オーガズムは身体的な反射反応として、性的文脈がなくても引き起こされうるということです。これは性的快感のメカニズムを理解する上でとても面白いポイントですよね。
そしてコアガズムの存在は、心と体のつながりも教えてくれます。筋トレによるエンドルフィンやドーパミンの分泌でハイになった状態と、性的興奮の状態が脳内でオーバーラップすると起こるかもしれない、と考えられます。
言い換えれば、脳にとって「気持ちいい!」という信号は、発生源が筋トレだろうがベッドの上だろうが、ある程度似たようなものなのかもしれません。人間の脳は良くも悪くも勘違いしやすいということですね(笑)。
さらに、骨盤底筋や呼吸の使い方とオーガズムの関係も興味深いです。ヨガのインストラクターなどは「骨盤底筋(いわゆるPC筋)を鍛えると性感が高まる」とよく言いますが、実際、小さな骨盤底筋群はクリトリスにも繋がっていて、収縮させるとクリトリスを圧迫するため性的感度を上げるとされています。
運動でコアガズムを感じる人は、この骨盤底筋を上手に動かせているのかもしれません。逆にいえば、日頃のトレーニングで骨盤底筋や体幹を鍛えることは、ベッドでのオーガズムにも良い影響がある可能性があります。
実際、研究者たちは「運動は健康に良いだけでなく、女性のセクシャルライフを高める可能性がある」とも述べています。運動で性機能が向上するなら一石二鳥ですよね!
骨盤底筋を鍛えるペルヴィックフロアエクササイズ(いわゆる膣トレ、ケーゲル体操)は男女ともにおススメですし、何よりコアガズム体質の人には「運動=快感」という素敵なご褒美がついてくるわけですから、ジム通いも捗るというものです。
まとめ
最後にもう一度強調しておきたいのは、コアガズムは自然な体の反応だということ。決して恥ずかしいことでも、おかしなことでもありません。研究チームも「性的なものとして恥じるのではなく、体の自然な反応として前向きに理解することが大切だ」と述べています。
誰にも言えず悩んでいた人も、「なんだ、自分だけじゃないんだ!」と安心できたかもしれません。むしろ体が元気に正直に反応している証拠ですから、ポジティブに受け止めましょう。
いかがでしたか?コアガズムのお話、驚きつつも楽しんでいただけたでしょうか。世の中にはまだまだ私たちの知らない性と体のふしぎが隠れています。これからも正しい知識をどんどん発信していきますので、お楽しみに!それでは、運動の後は水分補給をお忘れなく。次回の元神チャンネルの記事もお楽しみに!
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
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