形成外科・泌尿器科・性病科
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更新日:2025/03/23
公開日:2025/03/23

現代社会において、加工食品は手軽で便利な食生活を支える存在となっています。しかし、その手軽さの裏には健康面での懸念が隠れており、特に男性の性機能や生殖能力に対して重大な影響を及ぼす可能性が近年の研究で明らかになってきています。加工食品に含まれる添加物や保存料、人工的な化学物質は、ホルモンバランスを乱す内分泌撹乱物質として働くことがあります。特にテストステロンをはじめとする男性ホルモンの産生が低下することが指摘されており、精子の数や質にも悪影響が出る可能性があります。また、加工食品の過剰摂取は体内の炎症や酸化ストレスを増大させるため、勃起機能の低下や性欲減退など、性機能全般にも深刻な影響を及ぼす恐れがあります。本記事では、加工食品が男性の身体に具体的にどのような負の影響を与えるのかを詳しく解説します。
加工食品には保存料や防腐剤、着色料に加え、プラスチック包装から溶出するビスフェノールA(BPA)やフタル酸エステル類といった化学物質が含まれていることが少なくありません。これらの物質は、環境ホルモン(内分泌撹乱物質)として知られており、本来のホルモンであるエストロゲンやテストステロンに類似した作用を引き起こすことで、体内のホルモンバランスを大きく乱します。さらに、加工食品に豊富に含まれる飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、そして精製糖質は慢性的な炎症を体内に引き起こし、酸化ストレスの増加につながります。酸化ストレスは細胞や組織にダメージを与え、精巣の機能を低下させる原因にもなります。その結果、加工食品を頻繁に摂取する人ほど、テストステロン値の低下や精子数、精子の運動率が著しく減少する傾向が認められます。
→合わせて読みたい「精子量を増やす:意識すべき生活習慣とは」
加工食品には、保存料、防腐剤、着色料などの化学添加物が使用されているだけでなく、プラスチック製の容器や包装材から溶出する化学物質が含まれることがあります。特に、プラスチックの柔軟性や耐久性を高める目的で使われるビスフェノールA(BPA)やフタル酸エステル類は、食品の保存期間中や加熱調理時に食品へと移行し、微量でも体内に取り込まれる可能性があります。これらの化学物質は内分泌撹乱物質(環境ホルモン)として知られており、本来のホルモン(特にエストロゲンやテストステロン)に似た働きをすることで、体内のホルモンバランスを乱します。
BPAはエストロゲン様作用を示すため、男性においてもエストロゲン活性を高め、相対的にテストステロンの働きを抑制します。結果として、精巣機能の低下や精子の質の低下を引き起こす恐れがあります。以下の研究がBPAによる男性生殖機能への悪影響を報告しています。
参照元:Urine bisphenol-A (BPA) level in relation to semen quality
フタル酸エステル類は精巣のライディッヒ細胞におけるテストステロン産生を阻害し、精子生成の効率を悪化させる可能性があります。具体的には以下の研究でその影響が示されています。
加工食品には、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、精製糖質などが大量に含まれていることが多く、これらが体内で慢性的な炎症を引き起こします。特に過剰摂取が続くと、炎症反応が慢性化し、酸化ストレスの増大につながります。酸化ストレスとは体内で過剰に発生した活性酸素が細胞を傷つける状態であり、精巣の機能障害や精子形成に深刻な影響を及ぼします。
酸化ストレスは精子のDNAに直接的な損傷を与えることがあり、その結果として精子の運動能力や数の減少、正常形態の割合の低下を引き起こします。また、炎症状態が長期化すると、精巣内で精子を作り出す精子生成細胞が徐々に損傷され、精子の産生能力そのものが低下することも報告されています。
慢性的な炎症は、IL-6やTNF-αなどの炎症性サイトカインを増加させます。これらのサイトカインは、精巣におけるライディッヒ細胞がテストステロンを作り出す能力を抑制するため、結果的にテストステロンの分泌量を低下させ、生殖機能や性機能の障害につながる可能性があります。
以下の研究でも、加工食品が男性の精子の質や性ホルモンに与える影響が報告されています。
・"Dietary fat and semen quality among men attending a fertility clinic"
加工食品中心の食生活では、亜鉛やビタミンC・E、セレンなど、男性の性機能や生殖能力を支える重要な微量栄養素(ミネラル)が不足しやすくなります。特に亜鉛は、テストステロンの産生や精子形成に不可欠であり、不足すると精子の数や運動率が著しく低下することが報告されています。実際、若年男性を対象とした研究では、亜鉛摂取を制限すると、わずか数週間で血中テストステロン濃度が低下することが確認されています。
また、ビタミンCやE、セレンといった抗酸化物質の不足は、精子が酸化ストレスによる損傷を受けやすくするため、精子のDNA損傷や運動能力の低下を招きます。具体的には、ビタミンCの不足が精子DNAの損傷マーカーを増加させることや、セレン・ビタミンEの補充により精子の運動率が改善することが研究で報告されています。
このように、微量栄養素の不足が男性の性機能に悪影響を及ぼすことは、科学的なエビデンスでも裏付けられています。性機能や生殖能力を守るためには、加工食品に偏りすぎず、栄養バランスの良い食生活を心掛けることが重要です。
加工食品は高カロリー・高脂肪・高糖質であることが多く、これらを頻繁に摂取すると肥満やメタボリックシンドローム、インスリン抵抗性のリスクが高まります。特に、インスリン抵抗性が高まると、体内でテストステロンをエストロゲンに変換する酵素「アロマターゼ」の活性が増加し、結果としてテストステロン濃度が低下します。このようなホルモンバランスの変化は、精子数や精子の質の低下を引き起こし、生殖能力の低下につながる可能性があります。
また、肥満により脂肪組織が増加すると、レプチンなどのアディポカインと呼ばれるホルモンの分泌が過剰になりやすく、これらのホルモンが精巣機能や精子生成に悪影響を及ぼすことも知られています。つまり、肥満を促進する加工食品の摂取は、男性ホルモンの低下だけでなく、直接的に生殖機能や性機能の低下にも関連しているのです。
ダイエット飲料や低カロリー食品に広く使用されている人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなど)は、血糖値を上げずに甘さを加えられることから、多くの人にとって“ヘルシーな選択”とされています。しかし、これらの人工甘味料が男性の生殖機能、とくに精子の質やホルモンバランスに悪影響を与える可能性があるという研究結果が近年報告されています。
たとえば、動物実験では、アスパルテームを長期間摂取したラットにおいて、精子の運動率や精子数の著しい低下、さらには精子DNAの断片化(損傷)が認められました。この研究では、アスパルテームの代謝過程で生成されるメタノールやホルムアルデヒドが、精巣の構造と機能に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。
また、スクラロースやサッカリンといった他の人工甘味料も、腸内細菌叢を乱すことでホルモン代謝やインスリン感受性に影響を及ぼし、間接的に性ホルモンの分泌や精子の成熟に悪影響を及ぼす可能性があるとする報告も存在します。
人工甘味料は「カロリーゼロ」というイメージから日常的に摂取しやすい存在ですが、過剰な摂取や長期的な使用については慎重になるべきです。特に生殖機能やホルモンバランスに不安を抱える男性にとっては、摂取量の見直しが望ましいといえるでしょう。

まとめ
現代社会において、忙しい日々の中で加工食品を一切避けるのは現実的に難しいことかもしれません。しかし、加工食品がもたらす健康リスク、特に男性の性機能やテストステロンの分泌、生殖能力への悪影響について理解を深めることは、将来の健康を守る上で非常に重要です。添加物や保存料、人工甘味料、過剰な糖質・脂質がもたらすホルモンバランスの乱れや精子機能の低下は、多くの研究で報告されています。大切なのは、加工食品に依存しすぎず、できるだけ新鮮な食材を使った自炊を心がけること。特に「超加工食品”(スナック菓子、加工肉、インスタント食品、清涼飲料など)」と呼ばれる高加工度の食品は極力避け、自然に近い食事を選ぶことで、性機能の維持と全身の健康の両立が期待できます。日々の食選びが、未来の自分の健康をつくるのです。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
※リパス、リパスG、TB-1は医療法人社団セレスの商標登録です。
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