形成外科・泌尿器科・性病科
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更新日:2025/11/10
公開日:2025/11/11

タ●ラフィル(●はダ)はED(勃起不全)の治療薬として知られるPDE5阻害薬です。タ●ラフィルはシ●リス(●はア)という商品名でも販売されています。通常、必要なときに服用する「オンデマンド療法」が一般的ですが、近年では低用量シ●リスの毎日服用(デイリーユース)も注目されています。
私は日々の診療でED患者さんと向き合っていますが、日常的にタ●ラフィルを服用する療法には多くのメリットがあると感じています。本記事では、タ●ラフィルを毎日飲むことによる様々な効果について、信頼性の高い医学文献を引用しながら分かりやすく解説します。
以下では、これらのメリットについてさらに詳しく見ていきましょう。

タ●ラフィル毎日服用療法は、勃起機能の底上げに効果的です。従来の必要時のみ服用(オンデマンド)と比べて、勃起の硬さスコア(IIEF-EF得点)が有意に向上するとの報告があります。
例えば2019年のメタ分析では、12週間以上の長期使用で毎日服用群の勃起機能スコアがオンデマンド群より平均1.2ポイント高かったとされています。この差は一見小さいようですが、日常的な服用により常に有効血中濃度が保たれることで、「薬の効果時間を気にせずに自然なタイミングで性交渉ができる」という大きな利点があります。
心理的な安心感も得られ、パートナーとのスムーズな性行為につながるでしょう。さらに興味深いことに、毎日服用は安全性の面でも良好です。短時間型のオンデマンド服用では高用量(10mg~20mg)を必要時に飲むのに対し、デイリー療法は低用量(一般に5mg)を毎日継続します。
低用量で体が慣れることもあり、副作用(ほてり、頭痛、消化不良、鼻づまりなど)は軽度で持続的に使いやすい傾向があります。実際、前述のメタ分析によればタ●ラフィル毎日服用群の方がオンデマンド群よりも全般的な有害事象の発生率が低かったと報告されています。
つまり、毎日コツコツ飲む方が副作用も出にくく、長期的に無理なく続けやすいのです。これらの点から、勃起不全の治療においてタ●ラフィルのデイリーユースは「勃起機能そのものの底上げ」と「性生活の自発性確保」という二重のメリットをもたらすといえます。

タ●ラフィルは全身の血管平滑筋に作用して血管を拡張し、血流を増加させます。元々PDE5酵素は陰茎海綿体だけでなく前立腺や膀胱、肺や心臓の血管にも分布しており、PDE5阻害薬は身体中の血管で作用すると考えられています。そのため、毎日服用することで全身の血管機能が改善し、長期的な健康増進効果が期待できます。
まず、血圧への影響についてです。タ●ラフィルの血管拡張作用により末梢血管抵抗が下がり、血圧がわずかに低下することが知られています。実際、軽度~中等度の高血圧患者さんでタ●ラフィル5mgを毎日服用すると、血圧コントロールが改善したとの報告があります。また、タ●ラフィルは肺高血圧症(肺の血管の高血圧)治療薬としても承認されており、心臓から肺への血流を改善して心臓の負担を減らす目的で用いられます。
これらは、タ●ラフィルが全身の血管を拡張して血流を円滑にする薬理効果の証左です。次に、動脈硬化予防への可能性です。毎日タ●ラフィルを服用することで血管の内皮機能(血管の柔軟性や拡張能力)が改善し、慢性的な炎症が抑えられる可能性があります。日本の前向き研究では、前立腺肥大症の患者にタ●ラフィル5mgを1年間投与して動脈硬化の指標である脈波伝播速度(PWV)の変化を観察しました。
全体集団では有意なPWV低下は認めなかったものの、心血管リスクが高いサブグループでは24週・36週時点でPWVが有意に低下するなど、部分的に血管の硬さ改善(動脈硬化の進展抑制)が示唆されました。著者らは「タ●ラフィル長期投与は動脈硬化の進行を抑制し将来的な発症予防につながる可能性がある」と結論づけています。このように、タ●ラフィルの継続服用は血管の老化を遅らせ、循環器疾患の予防に寄与するかもしれません。さらに特筆すべきは、長期的な心血管イベントリスクの低減が報告されていることです。
米国テキサス大学の研究チームは、ED患者を対象にPDE5阻害薬の服用が将来の健康転機に与える影響を大規模データで解析しました。50万人以上の男性を3年間追跡したこの研究では、タ●ラフィルなどのED薬を服用していた群は、服用していなかった群に比べて死亡や心血管疾患、認知症の発症率が有意に低かったのです。特にタ●ラフィルの効果が顕著で、以下のようなリスク低減が示されました。
この研究は観察研究であり因果関係を断定するものではないものの、非常に興味深い結果です。タ●ラフィルは長時間作用型で血中に長く留まるため、シ●デナフィル(別名バ●アグラ)よりも安定した効果をもたらし、このような予防効果の差につながった可能性があります。
メカニズムとしては、血管拡張による血圧降下や内皮機能改善、抗炎症作用が心血管系に好影響を及ぼすと考えられます。また、ED治療により性生活が改善すると肉体的・精神的ストレスが軽減し、それ自体が健康増進につながる側面も指摘されています。
いずれにせよ、タ●ラフィルの継続服用は「勃起不全の治療薬」の枠を超え、男性の全身健康を底上げする可能性を示唆するエビデンスが蓄積しつつあります。
参照元: pubmed.ncbi.nlm.nih.gov、pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

タ●ラフィルは勃起不全だけでなく前立腺肥大症による下部尿路症状(LUTS)の改善薬としても有用です。前立腺肥大症(BPH)では前立腺の腫大により尿道が圧迫され、尿の出が悪い、残尿感、夜間頻尿といった症状が生じます。通常、治療には前立腺の筋肉を緩めるα1遮断薬が第一選択となります。しかし、タ●ラフィルの毎日服用にもこの排尿症状を緩和する効果があることが分かってきました。
研究によれば、タ●ラフィル5mg毎日服用はα1遮断薬とほぼ同等に前立腺肥大の症状スコアを改善し得るとのことです。PDE5阻害薬は前立腺や膀胱の平滑筋にも作用し、血流を増やすことで尿路組織の酸素不足を改善します。その結果、排尿障害が和らぎ、患者さんのQOL(生活の質)が向上します。さらにタ●ラフィルは、前立腺肥大症の進行を抑えます。
タ●ラフィルを使うことで「排尿症状が軽減し、将来的に前立腺手術が必要となるリスクも下げる」とされています。これは、症状緩和によって膀胱機能の悪化や合併症(尿閉や膀胱損傷など)を防ぎ、結果的に外科的介入を回避できる可能性を意味します。また、動脈硬化と前立腺肥大症状には関連があることが知られており、タ●ラフィルで全身の血行が改善すれば、前立腺や膀胱の状態にも良い影響が及ぶと考えられます。実際、タ●ラフィルは前立腺肥大の治療薬として承認されています。

タ●ラフィル毎日服用は、男性ホルモンや精巣機能にも良い影響を及ぼす可能性があります。特に注目されるのがテストステロン値の上昇効果です。ED患者の中には、加齢やメタボリックシンドロームに伴い、テストステロン(いわゆる男性ホルモン)値が低下している方も少なくありません。タ●ラフィルを継続服用するとテストステロンの分泌が促される可能性が研究で示されています。
トルコのグループによる臨床試験では、メタボリック症候群を伴うED患者40人にタ●ラフィル5mgを3ヶ月間毎日服用してもらい、治療前後のホルモン値を比較しました。その結果、総テストステロン値は平均3.6 ng/mLから5.2 ng/mLへと有意に増加し(約1.5倍)、勃起機能スコア(IIEF-5)も改善しました。さらに黄体化ホルモン(LH)という精巣を刺激する下垂体ホルモンが減少しており、これはタ●ラフィルによって精巣のテストステロン産生効率が向上したことを示唆します。要するに、精巣そのものが元気になり、少ない指令(LH)で十分なテストステロンを作れるようになったとも解釈できます。
この研究では「特に低テストステロン値のED患者にはタ●ラフィル5mg毎日服用が有用である」と結論付けられており、ホルモン補充療法の代わりとまではいかないものの、タ●ラフィルが男性ホルモン環境を改善する一助となり得る点は見逃せません。メカニズムは明確には解明されていませんが、いくつかの仮説があります。タ●ラフィルによる血流改善で精巣への血液供給が増え、精巣細胞の機能が向上する可能性があります。また、勃起不全が解消され性生活が増えることでテストステロン分泌が刺激される効果も考えられます。
さらに、PDE5阻害薬の長期投与によりエストロゲン(女性ホルモン)量が減ってホルモンバランスが整うとの報告もあり、結果的にテストステロン優位の状態になる可能性も指摘されています。例えばあるパイロット研究では、1年間のタ●ラフィル服用後に血中テストステロン:エストロゲン比が有意に上昇したとの結果があり、性機能の持続的改善と相関していました。こうした知見は、タ●ラフィルが単なる一時しのぎのED改善薬ではなく、男性内分泌系の状態を整える効果を持つ可能性を示しています。

ED治療薬を毎日飲むことにより、「精子の質が下がったり不妊になったりしないのか?」という不安を持つ方もいるかもしれません。しかし現在の研究では、タ●ラフィルの毎日服用が精子に悪影響を与えないどころか、むしろ改善させる可能性が示唆されています。一部の研究では、タ●ラフィルが精液所見を向上させたと報告されています。イタリアの研究でEDのない若年男性27人にタ●ラフィル5mgを3ヶ月間連日投与したところ、射精あたりの総精子数や精子の運動率(特に前進運動する精子の割合)、精液量が服用前に比べて有意に増加しました。
精子の正常形態率(奇形の少なさ)にも改善傾向がみられ、精液の量・質ともに向上したのです。被験者はいずれも心因性ED(精神的要因によるED)であり、精液所見が悪いわけではなかったのに、タ●ラフィルでさらに良好になった点は注目すべきでしょう。研究チームは「タ●ラフィル5mg毎日服用は安全であり、精子形成に対してポジティブな効果を持つ」と結論付けています。また、長期的な影響についても大規模試験があります。
米国で行われた二重盲検試験では、45歳以上の男性約250人を対象にタ●ラフィル20mgを9ヶ月間毎日服用してもらい、精液とホルモンへの影響を調べました。その結果、プラセボ群と比べてタ●ラフィル群で精子濃度が50%以上低下した被験者の割合に有意差はなく、精子の運動率や形態、ホルモン値(テストステロン、LH、FSH)にも有害な変化は認められませんでした。服用中止6ヶ月後には、大多数の被験者で精液所見がベースラインに回復しており、永続的な影響も否定的でした。この試験は高容量(20mg)での結果ですが、低用量5mgであればなおさら生殖面での安全性は高いと考えられます。
実際、他のPDE5阻害薬(バルデナフィル等)でも長期服用による精液への悪影響は認められず安全だったとの報告があります。以上を踏まえると、タ●ラフィルの毎日服用は男性ホルモン値の改善や精子の質向上といった嬉しい副次的効果をもたらす可能性があります。ED改善によって性生活が増えれば、パートナーとの関係性や精神的充実感が高まり、これもまたホルモン分泌や性機能に良い影響を及ぼすでしょう。生殖能力への悪影響も否定されているため、将来的にお子さんを望む方でも安心して治療を継続できると言えます。
まとめ
タ●ラフィル(シ●リス)の毎日服用療法には、ED治療という枠を超えた多くのメリットが期待できます。勃起不全の改善と維持はもちろんのこと、全身の血流増進による心血管の健康効果、前立腺肥大症状の緩和、そしてホルモン・精巣機能への好影響など、男性の健康全般を底上げする可能性が科学的に示唆されています。
特に注目すべきポイントとして、タ●ラフィルを毎日飲むことで「いつでも自然な勃起が可能になる」利便性と心理的安心感が得られ、性生活の質が向上します。さらに血管年齢の若返りとも言える効果で、高血圧や動脈硬化の予防につながり、心筋梗塞・脳卒中リスクの低減といった命に関わる健康メリットも報告されています。
加えて、排尿トラブルの改善により日常生活の快適さが増し、男性ホルモンの増加や精子の質改善によって活力や生殖力の向上も期待できるのです。もちろん、薬ですので個人差や多少の副作用はあります。
主な副作用として報告されているのは頭痛、ほてり、消化不良、鼻づまり、筋肉痛などですが、いずれも軽度で一過性であることが多く、低用量の継続療法では身体が順応しやすいとされています。ニトログリセリンなど硝酸薬との併用は禁止ですが、これはオンデマンドでも同様の注意点です。
総じてタ●ラフィルの安全性は高く、長期間にわたり安心して毎日服用できる治療薬と言えます。最後に強調したいのは、EDは単なる「男性機能の衰え」ではなく、血管やホルモンなど全身の健康状態を反映する重要なサインであることです。
タ●ラフィルの毎日服用は、EDを改善しつつ体のコンディションそのものを整える“一石二鳥”のアプローチです。医学論文のエビデンスも蓄積され、「飲み続けることで体が若返る薬」としての側面が明らかになってきました。私自身、専門医の立場から日々の診療でこの治療法を取り入れ、患者さん方の笑顔と健康が増えていくのを実感しています。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
ED・ED治療, テストステロン, シアリス, タダラフィル, 前立腺肥大症
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