形成外科・泌尿器科・性病科
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更新日:2024/11/13
公開日:2024/11/13

ED(勃起不全)の要因として、多くの方が「年齢のせい」「ストレス」「緊張」「疲労」などの理由を考えがちです。しかし、EDはただの加齢現象ではなく、体の奥深くに潜む病気の兆候である場合もあるのです。実際、勃起不全の背景にはさまざまな病気が隠れていることがあり、知らないうちに進行していることもあります。EDは病気の初期症状として現れ、これをきっかけに重大な疾患が発見されることも決して珍しくありません。このブログ記事では、EDの原因となる代表的な疾患をいくつか具体的に紹介し、詳しく解説していきます。
心血管疾患とED(勃起不全)は密接な関係にあり、EDは心血管疾患の早期警告サインとしても知られています。この関係には、血管系の機能不全や動脈硬化など、共通するリスク因子が多く含まれます。以下に、心血管疾患とEDの関連を詳細に説明します。
心血管疾患とEDは、多くの共通するリスク因子によって引き起こされます。これらのリスク因子は血管の健康に直接影響を及ぼし、EDを引き起こすことで心血管疾患の発症リスクを高めます。
■高血圧:
血圧が高い状態が続くと、血管壁に負担がかかり、内皮細胞が損傷しやすくなります。血管が硬化し、勃起に必要な血流が減少するため、EDのリスクが高まります。
■高コレステロール
コレステロールの高値は動脈内にプラークを形成し、血管を狭めて血流を妨げます。陰茎への血流が減少すると、EDが発生します。
■糖尿病
糖尿病は動脈硬化や神経障害を引き起こし、心血管疾患とEDの両方のリスクを高めます。
■喫煙
喫煙は血管を損傷し、動脈硬化を促進するため、EDの発症率が高くなります。また、心血管疾患のリスクも大幅に増加します。
■肥満
肥満は高血圧、糖尿病、高コレステロール血症を引き起こし、心血管疾患とEDの両方のリスク因子となります。

■動脈硬化の初期段階
EDは、動脈硬化が初期段階で現れる症状の一つです。陰茎の動脈は心臓や脳の動脈よりも細いため、動脈硬化による影響が最初に現れることが多く、EDが心血管疾患よりも早く発症することがあります。つまり、EDは心血管疾患の発症リスクを示す警告サインと考えられます。
■先行する発症
EDは心血管イベント(例:心筋梗塞や脳卒中)が起こる数年前に現れることがあり、特に50歳未満の男性では重要な指標となります。
■内皮細胞の役割
血管の内皮細胞は、一酸化窒素(NO)を生成し、血管の拡張を促します。一酸化窒素は勃起に必要な血流を増加させるために重要です。心血管疾患のリスク因子(高血圧、高血糖、高コレステロールなど)が内皮細胞にダメージを与えると、一酸化窒素の産生が減少し、血管の拡張機能が損なわれます。
■EDと内皮機能障害
EDは内皮機能障害の一つの症状であり、血流の制御がうまくいかなくなるため、陰茎への血流が不十分になります。心血管疾患は同様に内皮機能障害に関連しており、血管の健康に大きな影響を与えます。
■動脈硬化のメカニズム
動脈硬化は、動脈の壁に脂肪の沈着(プラーク)が生じることで発生します。このプラークが成長すると血管が狭くなり、血液の流れが制限されます。勃起には陰茎の海綿体に十分な血液が流れ込む必要があるため、動脈硬化が進行するとEDが発生します。
■陰茎の動脈の脆弱性
陰茎の動脈は直径が小さく、動脈硬化の影響を受けやすいです。したがって、心臓や脳の動脈に比べて、動脈硬化の影響がより早く現れることが多く、これがEDとして症状に現れます。
心不全や冠動脈疾患: 心臓のポンプ機能が低下すると、全身に十分な血液が供給されなくなります。これにより、陰茎への血流も減少し、EDが発生することがあります。冠動脈疾患は、心臓の冠動脈にプラークが蓄積することによって起こり、EDのリスクを高める要因になります。
糖尿病はED(勃起不全)の主要な原因の一つであり、両者の関係は非常に密接で複雑です。糖尿病によってEDが発生するメカニズムには、神経系、血管系、ホルモン系など、複数の生理的要因が関与しています。以下に、糖尿病とEDの関係について詳細に説明します。
糖尿病は動脈硬化を促進: 糖尿病患者は血糖値が高い状態が続くことで、動脈硬化が起こりやすくなります。動脈硬化により血管が狭く硬くなり、陰茎への血流が制限されます。勃起には陰茎海綿体への十分な血流が必要であるため、血管が損傷するとEDが発生しやすくなります。
内皮機能障害: 高血糖は血管の内皮細胞を損傷し、血管の拡張に必要な一酸化窒素(NO)の産生が減少します。NOは血管を拡張させ、勃起に必要な血流を確保する役割を果たしますが、内皮機能が障害されると勃起が不十分になります。
■糖尿病性ニューロパチー
高血糖は末梢神経にダメージを与えることがあり、これを糖尿病性ニューロパチーと呼びます。陰茎に勃起の信号を伝える神経が損傷すると、適切な勃起反応が起こりにくくなります。神経が損傷すると、性的な刺激が脳から陰茎に適切に伝わらず、EDが生じます。
■感覚の低下
糖尿病による神経損傷は、陰茎の感覚を鈍らせることもあり、これが性的な刺激に対する感受性を低下させ、EDのリスクを高めます。
■テストステロンの低下
糖尿病はホルモンバランスに影響を与え、男性ホルモンであるテストステロンのレベルを低下させることがあります。テストステロンは性欲と勃起機能に関与しており、その不足がEDの原因となることがあります。
■インスリン抵抗性
糖尿病に関連するインスリン抵抗性もホルモンバランスに影響を与え、EDのリスクを高めます。
うつ病はEDの一般的な原因の一つです。うつ病は精神的な疾患であるものの、性的機能に大きな影響を及ぼすことがあります。EDとうつ病の関係は複雑で、心理的および生理的な要因が絡み合っています。
うつ病の主な症状である興味の喪失や喜びの減少は、性欲(リビドー)の低下につながることが多いです。性的な欲求が低下すると、勃起しにくくなる場合があります。
うつ病による不安感や自己否定感は、性的なパフォーマンスへの不安を増幅させ、EDを悪化させることがあります。
うつ病は、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど)の不均衡を引き起こします。これらの神経伝達物質は、性欲や勃起機能にも関与しています。不均衡が生じることで、性的機能が低下することがあります。
うつ病の治療に使用される抗うつ薬(特に選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI))は、EDや性欲減退の副作用を引き起こすことが一般的です。
抗うつ薬によって神経伝達物質のバランスが調整される一方で、性的な機能は低下することがあり、患者によっては深刻な影響を受けることがあります。
LOH症候群(Late-Onset Hypogonadism:加齢男性性腺機能低下症候群)は、中高年の男性に見られる症状で、加齢に伴うテストステロンの低下が原因で発生します。LOH症候群とED(勃起不全)は密接な関係にあり、LOH症候群はEDを引き起こす主要な要因の一つと考えられています。以下に、LOH症候群とEDの関連について詳しく説明します。
■テストステロンの役割
テストステロンは男性ホルモンで、性欲(リビドー)、勃起機能、筋肉量、骨密度、気分の安定、エネルギーレベルなどに関与します。通常、テストステロンのレベルは若年期に最も高く、その後、30歳を過ぎると毎年約1~2%の割合で減少します。
■LOH症候群の定義
テストステロンの減少が顕著になり、これにより心身の症状が現れる状態をLOH症候群と呼びます。LOH症候群は、加齢によるホルモン低下と関連した症状群であり、性機能の低下、疲労感、筋力の減少、気分の変化などが含まれます。
■性欲(リビドー)の低下
テストステロンは性欲を維持するために重要なホルモンです。LOH症候群ではテストステロンが低下するため、性欲が著しく減少します。性欲が低下すると、性的興奮が得られにくくなり、勃起が困難になることがあります。
■勃起機能の影響
テストステロンは、陰茎の海綿体に血液を送り込み、勃起をサポートする役割を果たします。テストステロンの不足は、一酸化窒素(NO)の生成を減少させることがあり、一酸化窒素は血管を拡張して勃起を促す重要な物質です。その結果、テストステロンが不足すると勃起が維持しにくくなります。
出典元:Erectile Dysfunction(Cleveland Clinic)
EDの原因となる病気はその他にもたくさんあります。以下に簡単に説明します。
これらの神経疾患は中枢神経系に影響を与え、脳から陰茎への信号伝達を妨げることで勃起が困難になることがあります。神経の働きが阻害されると、勃起を引き起こすシステム全体が機能不全に陥るのです。
ホルモンであるプロラクチンが過剰に分泌されると、性欲の著しい低下やEDが生じることがあります。これはホルモンバランスが崩れることで、体全体の性的機能が影響を受けるためです。
慢性腎不全をはじめとする腎疾患は、体のホルモンバランスや血液の浄化機能を乱し、神経や血管に悪影響を及ぼすことでEDを引き起こすことがあります。特に、腎機能の低下は全身の代謝に深刻な影響を与えます。
肥満は心血管系の健康を著しく損なうだけでなく、体内のホルモンバランスを乱す要因となり、EDのリスクを高めます。余分な脂肪がホルモンの働きを妨げるため、血流や性欲にも悪影響を及ぼします。
例えば、睡眠時無呼吸症候群は、質の良い睡眠を妨げ、体内でテストステロンの分泌が低下する原因となります。ホルモンの減少は、性欲や勃起機能を低下させ、EDを引き起こしやすくします。睡眠不足が全身の機能を弱めることは、性機能にも大きな影響を与えるのです。

まとめ
EDは、さまざまな病気が隠れているサインである可能性があります。確かに、バイアグラのような薬やED1000などの治療機器によって、勃起不全は劇的に改善することがありますが、それだけでは十分ではありません。EDの根本的な原因を無視することなく、自身の体の健康状態を理解することが重要です。定期的な健康診断を受け、心血管の状態やホルモンバランスを確認することは、EDの治療だけでなく、全身の健康を守るためにも必要です。
生活習慣がEDを引き起こしている場合は、食生活の改善や運動、禁煙などを積極的に取り入れるべきです。もしテストステロンの低下が原因であれば、専門医と相談し、テストステロン補充療法を検討することも有効な選択肢です。EDは単なる性機能の問題ではなく、体全体の健康状態を反映していることが多いため、症状を軽視せず、総合的なアプローチで対処することが大切です。
このブログ記事が、皆さまが自身の健康をより深く理解し、適切な対策を取るための一助となれば幸いです。健康的な生活を心がけ、EDの奥に潜む原因と向き合っていきましょう。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
※リパス、リパスGは医療法人社団セレスの商標登録です。
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