形成外科・泌尿器科・性病科
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更新日:2024/09/05
公開日:2024/09/05

年をとったことで多くの男性が精液量の減少を実感することがあるかもしれません。精液量の減少は、単に性的な快感を損なうだけではなく、男性としての自信や自己肯定感にも影響を与えることがあります。精液量が減少することで、性生活の質が低下し、パートナーとの関係にも影響を及ぼす可能性があります。しかし、これは避けられない運命ではありません。本記事では、加齢による精液量の減少のメカニズムを詳しく解説するとともに、その原因に対処し、精液量を維持・増加させるための具体的な方法についても紹介していきます。
20代の男性における平均的な精液量は、おおよそ2〜5ccとされています。世界保健機関(WHO)の基準でも精液量が1.5〜6 ccの範囲にある場合を「正常」とみなしています。この基準を下回る場合、つまり1.5cc未満の精液量しかない場合、精液過少症と診断される可能性があります。
一方で、加齢とともに精液量は自然に減少する傾向にあることは判明しています。特に60代になると、この減少がより顕著になり、平均的な精液量は約1.5〜2.5ミリリットル程度にまで低下します。
ある研究によると精液量は1年歳をとる毎に0.03 ccずつ減少しており、20年で0.6 cc、40年で1.2ccの減少になります.
加齢に伴う精液の変化は、単に量の減少に留まりません。精液の総量が減少するだけでなく、精子の数や質も低下する傾向があります。特に40代後半から60代にかけて、精子の運動性や形態に異常が現れやすくなり、結果として妊孕性(妊娠させる能力)が低下する可能性が高まります。また、精液の粘度も年齢とともに増加し、液化するまでにかかる時間が長くなることが多いです。この液化の遅延は、精子の運動性を妨げ、受精能力に影響を与える要因となり得ます。
さらに、加齢により前立腺の機能が低下することで、精液の成分バランスが崩れ、精液の質そのものにも変化が生じます。例えば、前立腺や精嚢(精液の生成に関与する器官)の萎縮により、精液のアルカリ性が低下し、精子が酸性の環境にさらされる時間が増えるため、生存率が下がることもあります。
精液量の減少は、単に生理的な変化にとどまらず、さまざまな身体的および精神的な影響を引き起こします。男性の生殖能力や性的満足度に直結するため、以下のような症状が見られることがあります。
■性的満足度の低下
精液量が減少すると、射精時の快感が弱くなることが多く、これが性的満足度に影響を与えます。射精は多くの男性にとって性的体験のクライマックスであり、精液の量が少ないと満足感が減少し、性的パフォーマンスに自信を失うこともあります。これは特にパートナーとの性行為において顕著で、セックスから得られる喜びが減少する要因となることがあります。
■不妊リスクの上昇
精液量が減少することは、男性の妊孕性(妊娠させる能力)にも直接影響を与えます。精液量が少ない場合、精子の数や運動性にも影響が及ぶ可能性があり、これにより妊娠の確率が低下します。世界保健機関(WHO)の基準では、精液量が1.5ミリリットル未満である場合、精液過少症とされ、不妊症のリスクが高まるとされています。このため、家族計画を考えるカップルにとっては、精液量の減少は重大な問題となります。
■自尊心の低下
精液量が多いことは、男性にとって「雄としての力」を象徴するものと見なされることが多く、これが自尊心に大きく影響します。特に、膣外射精などで目に見える量が少ないと、男性はパートナーに対して「十分でない」と感じ、性的な自信を喪失することがあります。パートナーが射精量に対して期待を持っている場合は落胆させることとなり、その期待に応えられなかったと感じることで、両者の関係にも影響が及ぶ可能性があります。
■心理的影響
精液量の減少は、特に中高年の男性にとって心理的負担となることが多いです。性機能の低下を実感することで、ストレスや不安が増し、それがさらに性的機能や満足度に悪影響を及ぼす悪循環に陥ることがあります。また、精液量の減少は加齢の象徴とも捉えられ、年齢に対する否定的な感情を抱く要因ともなります。
加齢に伴い、精液量が減少する主な理由は、男性の体内で起こる複数の生理的変化に起因します。これらの変化は、ホルモンレベルの低下から、前立腺や精巣の機能低下、さらには血流の変化まで広範囲に及びます。以下に、それらの主要な要因について詳しく説明します。
■テストステロンの減少
テストステロンは男性ホルモンであり、精液の産生や生殖機能に直接関与しています。加齢に伴い、特に40歳以降、テストステロンの分泌量が年々減少することが知られています。テストステロンの低下は精子の生成を阻害し、精液量の減少を引き起こします。また、テストステロンレベルが低下すると、性欲や性的機能にも悪影響を与えるため、全体的な性的健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。
■前立腺の変化
前立腺は精液の約30%を生成する重要な器官です。加齢とともに、前立腺が肥大する「良性前立腺肥大(BPH)」や機能低下が見られ、これが精液の量や質に悪影響を及ぼす原因となります。前立腺肥大は精管を圧迫し、精液の排出が不完全になることもあります。さらに、前立腺の健康状態が悪化すると、射精時に痛みを伴うことがあり、射精機能全般に悪影響を与える可能性があります。
■精巣機能の低下
精巣は精子を生成する役割を担う器官ですが、加齢とともにその機能が低下します。特に50代以降では、精巣内の細胞が精子を生成する能力が著しく減少することが確認されています。このため、精液中の精子数が減少し、精液量全体にも影響を与えます。これは加齢に伴うホルモンバランスの変化や、精巣の物理的な退縮が原因とされています。
■液化酵素の分泌減少
射精後、精液が液化するには特定の酵素(例:プロテアーゼ)が必要ですが、加齢に伴いこれらの酵素の分泌が減少します。これにより、精液の粘度が増し、液化するのに時間がかかるため、射精時に精液が少なく感じられることがあります。液化が遅れることで、精子の運動性も低下し、受精能力に影響を及ぼす可能性があります 。
■血流の変化
加齢に伴い、血流の減少が生じることがあります。これは生殖器官にも影響を与え、特に精液を生成するために必要な栄養素や酸素の供給が減少します。血流の悪化は、前立腺や精巣の機能を低下させ、精液量の減少の重要な要因となります。十分な血流がないと、精子の健康状態にも悪影響を与え、妊孕性の低下を引き起こす可能性があります。
加齢に伴う精液量の減少を改善し、射精時の精液量を増やすためには、生活習慣の改善やテストステロンの増加を促す取り組みが重要です。特にホルモンバランスを整え、身体の健康を維持することが精液の生成に直接的な影響を与えます。ここでは、精液量を増やすために効果的な方法について詳しく説明します。
■定期的な射精
定期的な射精は、テストステロンレベルの維持や精液の質を高める効果があるとされています。最近の研究では、月に21回以上の射精が前立腺の健康を守り、前立腺がんのリスクを低減する可能性があることが示唆されています。これは、射精を通じて生殖器系の循環が促進され、ホルモンバランスが安定するためです。
特に、定期的な射精は精液の生成サイクルを活発化させ、精液の質を保つ役割も果たします。射精の頻度を適度に保つことで、古い精子が体内に長期間留まらず、新しい精子が絶えず生成されるため、精子の質や運動性が向上する可能性があります。
特に40代以降、テストステロンレベルが自然に低下する時期には、健康的な生活習慣とともに、定期的な射精が加齢によるホルモン低下の進行を抑えるための一つの手段となるでしょう。1日に1回の射精を習慣づけることは、身体の自然な機能を維持し、健康な生殖機能を保つための簡単かつ効果的な方法の一つです。
■適度な運動
運動はテストステロンの分泌を促進する重要な要素です。特に、ウエイトトレーニングや高強度インターバルトレーニング(HIIT)は、筋肉を刺激し、ホルモン分泌を活発にします。これにより、精液量が増加することが期待できます。また、長時間の有酸素運動はテストステロンを抑制することがあるため、注意が必要です。
■十分な睡眠
睡眠はホルモンの調整に不可欠であり、7〜9時間の質の高い睡眠が推奨されます。特に、睡眠中にテストステロンの分泌が最大化されるため、睡眠不足は精液量の減少に繋がる可能性があります。
■ストレス管理
慢性的なストレスは、コルチゾールというホルモンを増加させ、これがテストステロンの分泌を抑制します。ストレスを軽減するために、瞑想や深呼吸、趣味の時間を大切にすることが有効です。また、リラクゼーションや休息を取り入れることも重要です。
■健康的な食事
テストステロンの生成には、タンパク質や良質な脂肪が重要です。特に、オリーブオイルやナッツに含まれる不飽和脂肪酸は、ホルモンバランスの維持に貢献します。また、ビタミンDはテストステロンの生成を助けるため、日光を浴びることやサプリメントの摂取が効果的です。
■サプリメントの活用
亜鉛やマグネシウムは、テストステロンの生成に必要なミネラルです。これらが不足すると、テストステロンの生成が低下し、精液量にも悪影響を与える可能性があります。適切なサプリメントを摂取することで、精液量の維持・増加が期待できます。
■体重管理
肥満はテストステロンの分泌を抑制し、精液量にも影響を与えるため、適切な体重を維持することが重要です。体脂肪が多いとエストロゲンが増加し、テストステロンが低下するため、バランスの取れた食事と運動で健康的な体重を維持しましょう■。
■禁煙・節酒
喫煙や過度のアルコール摂取は、テストステロンレベルを低下させ、精子の質や精液量にも悪影響を与えます。これらを控えることで、全体的な性的健康が改善され、精液量の増加が期待されます。
■前立腺の健康管理
前立腺は精液の生成に大きく関わっています。前立腺肥大やその他の前立腺疾患は、精液量の減少を引き起こす原因となるため、定期的な検診や健康管理を行うことが推奨されます。異常を感じた場合は、早期に医師の診察を受けることが重要です。

まとめ
本記事では、加齢による精液量の減少について、その原因と効果的な対策を詳しく解説しました。加齢に伴うホルモンバランスの変化や前立腺の機能低下など、避けられない生理的な変化が精液量の減少に影響を与えますが、日常生活に少しの工夫を取り入れることで、その影響を最小限に抑えることができます。
特に、テストステロンレベルを上げ、精液量を増やすためには、適度な運動、定期的な射精、質の高い睡眠、ストレス管理、そしてバランスの取れた食事が重要な要素です。これらの取り組みは、性欲や活力の向上にもつながり、健康的で満足度の高い性生活を長く維持する助けになります。
精液量の減少に不安を感じている方でも、この記事で紹介した方法を実践することで、改善が期待できるでしょう。持続的な努力と正しい知識が、加齢に負けない豊かなセックスライフを実現するカギとなります。これを機に、日々の生活にこれらの習慣を取り入れていただき、加齢に負けないセックスライフを楽しんでいただければ幸いです。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
※リパス、リパスGは医療法人社団セレスの商標登録です。
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