形成外科・泌尿器科・性病科
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更新日:2025/07/15
公開日:2025/07/14

加齢に伴い、若い頃のような快感が得られず射精に至るまでの時間が著しく長くなる、いわゆる遅漏の症状に悩む中高年男性が近年増加しています。「感じにくくなった」「なかなかオーガズムに達しない」といった問題は、男性にとって心理的なストレスやパートナーとの関係悪化につながることも多く、生活の質を大きく左右する深刻な課題です。
本記事では、中高年男性における性的感度の低下や遅漏の症状がなぜ起こるのか、その背景にある生理的要因や生活習慣、心理的要素を医学的なエビデンスに基づいて解き明かします。さらに、科学的根拠に裏付けられた効果的な対処法についても具体的に解説し、健康的で満足のいく性生活を取り戻すためのヒントを提供します。

さまざまな要因により加齢により男性の勃起力は低下しがちです。最大限の勃起状態にあるときこそ、ペニスの感度は最大限鋭敏となり、快感を得やすいと言えます。いわゆるこのフル勃起状態と比較して、半勃起状態では性的感度は低下し、遅漏になりがちです。中高年における遅漏や感度の低下は、このようにフル勃起状態になりにくいことや、フル勃起状態が持続しにくいことにあります。
フル勃起に至らない要因としては、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が低下や陰茎への血流量も減少、さらに糖尿病などによる末梢神経障害があります。
加齢自体がテストステロン低下を招きますが、肥満・運動不足・睡眠不足など生活習慣の乱れや慢性的なストレスもテストステロン減少の一因です。
テストステロンの低下はEDや性欲減退に直結し、中高年男性の性機能に影響します。特に睡眠不足は顕著で、若年男性を対象にした研究では1週間の睡眠不足(1日5時間未満)で血中テストステロン値が10~15%低下したとの報告があります。
心身のストレスや不安・抑うつ状態は性的興奮の障害要因です。慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱し、勃起や射精反応に悪影響を及ぼします。実際、心理的ストレス(不安・緊張・抑うつなど)はリビドーの低下と性的機能障害に直結することが指摘されています。
強すぎる刺激のオナニーに慣れすぎると、通常の性交刺激では物足りなく感じてしまうことがあります。実際、研究でも非常に頻繁かつ強い刺激でマスターベーションを行う男性は、性的刺激に対する感受性が低下し、より強い刺激でないと射精に至りにくくなる傾向が報告されています。
いわゆる“握りすぎ”や高速ピストンなど独特のオナニー方法により快感の閾値が上がってしまい、パートナーとの正常位性交では刺激不足で射精が遅れるケース(鈍麻性遅漏)が存在します。
薬剤の副作用(特に一部の抗うつ薬・降圧薬など)は射精遅延を引き起こす代表例です。また喫煙や多量の飲酒も血管機能や神経機能を損ね、勃起力や性感を低下させます。これら複数の要因が絡み合い、中高年では「勃起はするがイクまで時間がかかる」「オーガズムの快感が若い頃より減じた」といった現象が起こり得ます。

過度に強い刺激のオナニー習慣が原因で感度低下や遅漏傾向が生じている場合、その習慣を見直すことで改善が見込まれます。ただし、「絶対オナ禁」による劇的効果を裏付ける大規模研究はなく、適切な頻度・方法への調整が重要です。性生活とマスターベーション頻度の関連を調べた研究では、パートナーがいる男性ではマスターベーション頻度が高いほど遅漏症状が増える関連性が示されています。
頻繁なマスターベーションにより性的刺激への“慣れ”や感覚の鈍麻が生じ、オーガズムに達するまでにより強い刺激を要するようになるためと考えられています(これを鈍麻性遅漏と言います)。実際、「繰り返しのマスターベーションは性的感受性を低下させ射精の閾値を上げる」と言われています。したがって、頻度を減らしたり刺激方法を見直したりすることで閾値を下げ、通常の性交で感じやすくする効果が期待できます。「鈍麻性遅漏」の改善策として「オナニー方法の是正」を強く推奨します。
具体的には、刺激の強すぎるオナニーを控え、ローションやコンドームを用いて実際の性交に近い刺激で練習する、強い握力や高速動作を避けゆっくりした動きで射精する練習をするといった方法です。これにより過敏になりすぎた感覚をリセットし、通常の刺激で快感を得られるよう再調整する狙いがあります。またポルノ視聴を減らして脳の刺激過多状態を是正することも有効とされています。
参照元: mdpi.com
骨盤底筋群を鍛えるケーゲル体操は男性の性的機能向上に寄与することが確認されています。特に勃起力の改善、射精コントロールの向上、オーガズム強度の増大といった効果が報告されており、中高年男性にも推奨できるトレーニングです。多くの研究において、骨盤底筋運動が軽度~中等度の勃起不全を有意に改善することが示されています。骨盤底筋を鍛えると骨盤内の血流が増加し、それに伴い勃起機能が向上するとされています。
骨盤底筋は陰茎の血流(動脈血の取込みと静脈血の逃げ防止)や射精時の筋収縮に関与するため、トレーニングによって勃起力・勃起の硬さ・持続時間が改善するのです。また、骨盤底筋エクササイズは射精やオーガズムのコントロール力を高め、結果的に性的快感を増強し得ると報告されています。
米国クリーブランドクリニックによれば、ケーゲル体操により射精のタイミングを自分でコントロールしやすくなり、オーガズムも改善するとのことです。また、男性では骨盤底筋を鍛えることで「より強い筋収縮によるオーガズム強度の増大」が期待できると解説しています。
つまり、骨盤底筋群を強化することで射精時の収縮が力強くなり、オーガズム時の快感が増す可能性があります。ケーゲル体操の方法自体は簡単で、肛門や尿道を締める要領で骨盤底の筋肉を収縮・弛緩させる運動を毎日行います。泌尿器科領域でも、前立腺術後の尿失禁予防とともにED改善や早漏防止策として指導されることがあります。副作用もなく自宅でできるため、中高年男性の性機能維持・向上策として科学的根拠に裏付けられた第一選択の一つと言えます。

ストレスの緩和や十分な休養は、間接的ではありますが、テストステロンの増加や神経機能の回復につながり、結果的に性的感度・機能を向上させる可能性があります。とくに睡眠は重要で、質の良い睡眠を確保するだけでテストステロンや性欲が改善するエビデンスがあります。呼吸法・瞑想などのリラクゼーションも、不安緊張の緩和に有用です。慢性的ストレス下では交感神経が優位になり、勃起に必要な副交感神経活動が抑制されてしまいます。
緊張や不安が強いと興奮していても射精に至らない、あるいは射精まで非常に長時間かかることが臨床的によく見られます。実際、遅漏の心理的原因として「プレッシャーや緊張でリラックスできない」「仕事や家庭のストレス」が大きく関与するケースが多々あります。メイヨークリニックも、遅漏の原因としてうつ病・不安障害や人間関係のストレスを挙げており、心因性の要素が大きいと指摘しています。したがってストレスを減らし心身をリラックスさせることは、正常な性的興奮~射精反応を取り戻す上で重要と考えられます。
睡眠不足はテストステロン低下を招きます。逆に十分な睡眠を取ることは最も手軽で確実な性ホルモン改善策です。中高年では睡眠の質自体が低下しがちですが、寝室環境の工夫や生活リズムの是正で深い睡眠を確保すれば、「朝の勃起が戻ってきた」「性欲が改善した」という報告もあります(※エビデンス:睡眠時間7時間以上確保した群でテストステロンが有意に高かったとの研究など)。十分な睡眠と休養は性的感度の土台となるホルモンバランスと神経機能の維持に不可欠です。
深呼吸、入浴、ヨガ、マインドフルネス瞑想など、副交感神経を優位にするリラクゼーション法は性機能改善にも役立つ可能性があります。近年の研究では、マインドフルネスに基づく心理療法が女性の性的興奮障害や男性の勃起障害・早漏改善に効果を示すエビデンスが蓄積しつつあります。ストレスケアは性的健康の基盤です。
科学的にも、「ストレスを減らす=性機能向上」は直感的な民間知識にとどまらず、ホルモン値や臨床症状で確認されています。そのため、「よく眠り、リラックスする」は一見地味ですが、最も重要な助言の一つです。入浴や軽い運動でリフレッシュし、趣味の時間を持つなど日常的にストレスを緩和する工夫が、間接的に「感じやすさ」を取り戻す助けになるでしょう。
参照元: mayoclinic.org、baptisthealth.com

牡蠣やナッツ類に代表される「精力食」は、間接的にテストステロンを増加させ、栄養面から性機能をサポートする可能性があります。特に、牡蠣は非常に高濃度の亜鉛を含む食品であり、亜鉛は男性の性機能・生殖機能に必須のミネラルです。亜鉛不足になるとテストステロン低下や精子異常を来すことが知られており、逆に亜鉛を補充するとテストステロン値が上昇し性機能が改善した報告もあります。また、クルミ・アーモンド・ヘーゼルナッツなどのナッツ類の継続摂取が勃起改善や性的満足度向上に寄与する可能性を示すエビデンスも存在します。
牡蠣以外にも、青魚に含まれるオメガ3脂肪酸は血行を促進し勃起不全(ED)の予防に寄与し得るとされています。食事においてこういった栄養素の摂取が難しい場合はサプリメントで補充するものよいでしょう。

包茎による過剰な包皮で性交時に亀頭への刺激が著しく妨げられている場合、包茎手術によって射精障害が改善するケースがあります。包皮に覆われた状態が常態化していると、性交時にも亀頭が直接こすれにくくなるため刺激が十分伝わらず、射精まで時間がかかる場合があります。特に真性包茎(亀頭が全く露出できない)は物理的に刺激が伝わらないので治療が必要です。
また仮性包茎でも、余分な包皮が性交時にスベリすぎて刺激を逃がし、「ゴム手袋越しに触られているような感じ」でイキにくいと訴える例があります。このような場合、包茎手術で余剰な皮を除去し亀頭への直接刺激が増すことで、射精までの時間が短縮する(遅漏が改善する)ことがあります。実際に長年遅漏だった男性が包茎手術を機に適度な時間で射精できるようになったケースも報告されています。
まとめ
この記事では、中高年男性に多く見られる遅漏と性的感度の低下について、その原因と科学的根拠に基づいた有効な対処方法を詳しく解説しました。加齢によって低下しやすいテストステロンを維持するためには、日々の生活習慣が重要な鍵を握っています。
特に、ストレスを定期的に軽減する習慣を身につけること、質の良い深い睡眠を十分に取ること、さらに亜鉛を豊富に含む牡蠣や良質な脂質が豊かなナッツ類など性機能の改善を促す食品やサプリメントの摂取を心がけることが大切です。
また、刺激が強すぎたり頻繁すぎたりする誤ったオナニー習慣は、性的な感度を鈍らせ、結果として遅漏を引き起こす原因になり得ます。普段から適切な頻度と方法で自慰行為を行うよう意識し、パートナーとの満足のいく性生活を長く維持できるよう努めましょう。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
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