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チンコに癌!陰茎がんのリスクと原因

更新日:2025/04/21

公開日:2025/04/21

陰茎がんの写真

陰茎がん、いわゆる「チンコの癌」は男性の陰茎(ペニス)に発生する悪性腫瘍の一種です。聞き慣れない病名かもしれませんが、陰茎がんについて正しく知っておくことは大切です。男性にとってとても大切な陰茎の健康を守るために、症状や原因、予防法をやさしく解説します。陰茎がんは決して人ごとではなく、予防や早期発見によって充分に対策できる病気です。恥ずかしさから放置してしまうと進行を許してしまうこともあるため​、きちんと理解しておきましょう。

陰茎がんとは?

陰茎がん(チンコの癌)とは、その名のとおり陰茎にできる悪性腫瘍(がん)です。主に亀頭(きとう)や包皮といった陰茎の先端部分の皮膚に発生する扁平上皮がん(皮膚の表面にできるタイプのがん)が大多数を占めます​。進行は比較的ゆっくりですが、放っておくと陰茎の組織を破壊しながら大きくなり、ほかの場所へ広がる(転移する)こともあります。

主な症状として、陰茎の皮膚にしこりやただれ、潰瘍が生じることが多いです​。見た目は小さなできものやイボのように隆起した病変、あるいは表面がただれた浅い潰瘍として現れます。初期の段階では痛みはほとんど無く、違和感に気づきにくい場合もあります​。とくに包茎の場合は病変が包皮の内側に隠れてしまい、発見が遅れがちです​。病変部が細菌に感染すると、痛みや出血が出現し、悪臭を放つこともあります​。見た目が性感染症(性病)のようにも見えるため、「恥ずかしい」「性病かもしれない」と受診をためらってしまうケースも少なくありません​。しかし放置すれば症状は悪化しますので、早めに医師に相談することが重要です。

参照元:Penile Cancer

陰茎がんの発症率は?多い?少ない?

結論からいうと、陰茎がんは非常にまれながんです。日本では年間およそ10万人中0.51人程度と報告されており​、男性の全悪性腫瘍の1%未満に過ぎない希少ながんです​。発症年齢は6080歳代の高齢男性に多く、若い世代で発症することはまれとされています​。先進国では患者数が少ない傾向にあり、たとえばアメリカでも年間10万人あたり約1人程度と報告されています​。一方で発展途上地域を含む一部の国では比較的頻度が高く、南米やアジアの一部地域では10万人に1020人と報告されており、日本に比べると発症率が高いことが知られています​。この地域差には、公衆衛生環境や生活習慣(幼少期の包茎手術の習慣など)の違いが関与していると考えられます。いずれにせよ日本において陰茎がんはごく少数の病気ですが、「珍しいから自分には関係ない」と油断せず、正しい知識を持っておくことが大切です。

陰茎がんを引き起こす原因は?

陰茎がんの明確な原因はまだ完全には解明されていません。しかし、最も注目される原因のひとつが「ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染」です​。HPVは主に性的接触によって感染するウイルスで、子宮頸がんの原因として知られるウイルスでもあります。実は陰茎がんの患者さんからもHPVが高頻度で検出されており、特にHPV16型や18型といった発がん性の高いタイプが陰茎がんに深く関与していることが分かっています​。HPVに感染しても多くの場合は自覚症状がなく、自然に消えてしまうことも多いのですが、一部では感染が長く持続し細胞の遺伝子に変化を起こすことで、がんの発生につながることがあります​。陰茎がんの場合、HPV感染から発症まで数年〜数十年と長い潜伏期間があると考えられています。なお、HPV以外にも陰茎への慢性的な刺激や炎症ががんを引き起こす一因ではないかと考えられていますが、HPV感染はとりわけ重要な要因として認識されています。

陰茎がんのリスク要因とは?

 真性包茎

それでは、陰茎がんになりやすいのはどんな場合でしょうか。直接の原因ではなくとも、陰茎がんの発症リスクを高める生活習慣や状態がいくつか知られています。主なリスク因子を挙げてみましょう。

包茎(真性包茎)

包皮を全くむくことができない真性包茎の状態にある男性は、陰茎がんの発生リスクが大幅に高まります。包皮の内側に恥垢(ちこう)と呼ばれる汚れが溜まりやすく不衛生になり、慢性的な炎症を起こしやすいためと考えられます。真性包茎の人は陰茎がんのリスクが約10倍にもなるとの報告もあります​。

喫煙(タバコ)

タバコを吸う人も陰茎がんのリスクが高いことが分かっています。喫煙習慣があると発がん物質の影響や免疫機能の低下によって、陰茎の細胞ががん化しやすくなります。統計的には喫煙者は非喫煙者に比べ約3倍発症しやすいというデータがあります​。

慢性的な炎症や感染症

陰茎や亀頭部の慢性的な炎症(例えば包皮炎や亀頭炎を繰り返している場合)もリスク要因です​。長年にわたる刺激や炎症状態は細胞の異常を誘発しやすくします。また尖圭コンジローマ(HPVによる陰部のイボ)を患ったことがある人も注意が必要です​。

免疫力の低下

病気などで免疫不全の状態にある人も陰茎がんを発症しやすいことが知られています。例えばHIV感染からエイズを発症しているような場合、陰茎がんのリスクが高くなるとの報告があります​。体の防御力が落ちると、がん細胞の発生を抑えきれなくなる可能性があるためです。

性的な活動要因

性的パートナーの数が多い人や、若い頃に性的活動を始めた人は、HPVに感染する機会が多くなるため陰茎がんのリスクが高まるとされています​。コンドームを使用しない性行為もHPV感染リスクを上げるため注意が必要です。

以上のように、生活習慣や体の状態が陰茎がんの発症リスクに関係します。ただし、リスク要因があるからといって必ず陰茎がんになるわけではありません。あくまで確率が上がるということであり、逆にリスク要因がなくても発症する場合もあります。重要なのは、これらのリスク因子をできるだけ減らすよう心がけ、定期的に陰部を清潔に保ち、異常があれば早めに受診することです。

 もしなってしまった場合の陰茎がんの治療法は?

陰茎がん

では万が一陰茎がんと診断された場合、どのような検査・治療が行われるのでしょうか。陰茎がんが疑われる症状がある場合、まず泌尿器科での診察によって視診・触診が行われます。必要に応じて病変の一部を切り取って顕微鏡で調べる生検(組織検査)を行い、がんかどうか確定診断します​。確定診断後は、胸部X線やCT検査などでリンパ節や他臓器への転移の有無を調べる検査を行い、病気の進行度(ステージ)を判定します​。

治療法はがんの進行度合い(ステージ)に応じて選択されますが、主な治療の柱は以下のとおりです。

手術療法(外科手術)

腫瘍の切除手術が基本となります。がんの部分だけを切除する部分切除から、場合によっては陰茎の一部ないし全てを切除する手術(部分または全摘出術)まで、病変の広がりに応じた手術が行われます​。早期で小さいがんなら腫瘍だけを切除したりレーザー治療・冷凍療法で対応できる場合もありますが、再発のリスクを減らすため最終的に外科的に切除する方法が推奨されます​。手術の際には、陰茎だけでなく周囲組織への広がり具合によって、付近のリンパ節も同時に摘出することがあります(リンパ節への転移を取り除くための処置)​。

放射線療法

高エネルギーの放射線を照射してがん細胞を死滅させる治療です。陰茎がんでは、比較的早期の症例で陰茎を温存したい場合に放射線治療を行うことがあります​。また、手術後に残存する可能性のあるがん細胞を一掃する目的で追加照射されることもあります​。放射線療法は体への負担が少なく臓器温存に有用ですが、大きく進行した陰茎がんでは効果が不十分なため、手術と組み合わせて用いることが多いです。

化学療法(抗がん剤治療)

抗がん剤(化学療法剤)を使ってがん細胞を攻撃する薬物療法です。陰茎がんは症例数が少なく標準的な抗がん剤治療の確立が難しい面がありますが​、進行して手術だけでは対処できない場合や、リンパ節・遠隔転移が認められる場合に化学療法が併用されることがあります​。例えば手術前に腫瘍を縮小させる目的で行ったり、手術後に再発予防のために行うケースがあります。

治療は患者さんそれぞれの病状に合わせて組み合わせて行われます。早期発見・早期治療できれば陰茎をできるだけ残すことも可能ですし、生存率も大幅に向上します(初期の陰茎がんなら5年間の生存率が90%以上と報告されています​。一方で進行が進むほど治療は大掛かりになり、生存率も下がってしまいます​。そのため、少しでも「あれ、おかしいな?」と思ったらすぐに医療機関で診てもらうことが大切です。

→合わせて読みたい「ペニスの皮が頻繁に切れると癌になる?包皮裂傷する人の特徴と対策」

陰茎がんの予防方法

陰茎がんは希少ながんなので「予防なんて必要ないのでは?」と思われるかもしれません。しかし、発症リスクを下げるためにできる予防策がいくつかあります。日頃から次のようなポイントに気をつけてみましょう。

HPVワクチンの接種

陰茎がんの大きな原因であるHPVに対する予防接種は有効な予防策です。もともとHPVワクチンは子宮頸がん予防のために開発されましたが、男性が接種することで陰茎がんや肛門がん、中咽頭(のど)のがんといったHPV関連のがんを防ぐ効果が期待できます​。日本でも2020年から男性へのHPVワクチン接種が承認されており​、将来的に男性にも広く接種が推奨される可能性があります。性交渉が始まる前の若い時期に接種することが特に効果的です。

陰部を清潔に保つ(包茎手術)

普段から陰茎を清潔に保つことも重要です。入浴時に包皮をしっかりむいて洗浄し、恥垢が溜まらないようにしましょう。もし真性包茎などで十分に洗えない場合は、包茎手術を推奨します。包茎手術をによって包皮を切除すれば衛生状態が改善し、長期的に見て陰茎がんの発生リスクを下げる効果があります​。実際、幼少期〜小児期に包茎手術(米国やイスラム教における割礼)を受けた男性は陰茎がんの発症がある程度減ることが報告されています​。

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禁煙

タバコを吸っている人は、この機会にぜひ禁煙を検討しましょう。喫煙は陰茎がんだけでなく様々ながんのリスクを高めます。禁煙することで陰茎がんのリスク要因を一つ減らすことができます。

安全な性交渉を心がける

HPV感染予防のためにはコンドームの使用が有効です(完全に防げるわけではありませんが大幅にリスクを減らせます)。不特定多数との性的接触は控え、パートナーとお互いに検診を受けることも大切です。

異常を感じたら早めに受診

予防とは少し異なりますが、早期発見のための心構えとして覚えておきましょう。陰茎に「いつもと違うできものがある」「治らない傷がある」など異変を感じたら、恥ずかしがらずに早めに泌尿器科を受診してください。仮に陰茎がんであっても早期であれば軽い治療で済みますし、がん以外の良性の病気であればそれに越したことはありません。とにかく自己判断で放置しないことが重要です。

HPVワクチンを受ける元神賢太

↑HPVワクチンを受ける筆者

まとめ

陰茎がんは男性特有の希少ながんですが、原因やリスク要因が明らかになってきており、予防や早期発見で十分に対策できる病気です。日頃から陰部を清潔に保ち、リスクを高める生活習慣(喫煙など)をできるだけ避け、可能であれば、包茎手術とHPVワクチンの接種も検討しましょう​。繰り返しになりますが、一番大切なのは「おかしいな?」と思ったらすぐに専門医に相談することです。陰茎がんは早期に発見さえできれば治療の選択肢も広がり、完治も十分望めます。恥ずかしさや不安から受診をためらう必要はありません。自分の体を大切に考え、陰茎がんの予防と早期発見に努めることが、将来の健康と安心につながるのです。自分の身体を守るために、ぜひ今回の記事の内容を参考にしてみてくださいね。

 

筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。

※リパス、リパスG、TB-1は医療法人社団セレスの商標登録です。

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