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マユリカ中谷さんが受けた包茎手術はぼったくり?

更新日:2026/02/18

公開日:2026/02/18

お笑いコンビ「マユリカ」の中谷さんが先日、自身の包茎手術体験を赤裸々に語り、大きな話題を呼びました。その中で特に注目を集めたのが、手術にかかった総額です。なんと96万2500円もの費用がかかったと明かされたのです。

相方の阪本さんが「最低限の費用(約10万円)なら誕生日プレゼントとして出す」と約束していたものの、中谷さんは「一生に一度のことだから」と妥協せずオプションを追加していった結果、ほぼ100万円近くにも達してしまったとのことです。中谷さん自身、「突き詰めれば約250万円もあり得ると言われた」と語っており、これには視聴者も驚きを隠せませんでした。「包茎手術=10万円程度」というイメージを持っていた人にとって、この約100万円という金額は衝撃的だったでしょう。

果たしてこの手術、本当に必要な出費だったのでしょうか? “ぼったくり”だった可能性はないのか、専門家の視点から検証してみます。

中谷さんの包茎手術体験談:オプション追加で総額96万円超え

まずは中谷さんが語った包茎手術の体験内容を整理してみましょう。

施術を受けた日

2025年11月4日。以前から包茎に悩んでいた中谷さんは、この日に思い切って手術を受けたといいます。相方の阪本さんとの間で「最低限の手術費用は阪本さんが負担する」という約束がありましたが、中谷さんは「どうせやるなら良い仕上がりにしたい」と考え、クリニックでカウンセリングを受けました。

料金メニューとコース選択

カウンセリングでは5段階の手術コースが提示されました。最安のコースは約10万円で、「見た目は気にしない(介護目的など)」といった最低限レベルの内容だったそうです。しかし中谷さんは「それでは自分の目的(仕上がりの美しさ)に合わない」と感じ、この最安プランは選びませんでした。

コースが上がるごとに傷跡の目立ちにくさや自然な仕上がりが向上すると説明され、料金も ノーマル → ノーマルプラス → プレミアム → プレミアムプラス と段階的に高くなるシステムでした。

中谷さんは最終的に最上位の「プレミアムプラス」コースを選択します。このコース自体の基本料金は約60万円とのことで、カウンセリング段階で「コースだけでもかなり高額だな」と感じたそうですが、「一番綺麗に仕上げたい」という思いから思い切って決断したといいます。

実際、「最上位コースに最上位のオプションも突き詰めると約250万円もあり得る」と中谷さんは語っており、クリニックからの説明でもフルオプション前提なら数百万円に達する可能性が示唆されたそうです(中谷さんもこの数字には驚いたとのこと)。

基本コース + トッピング方式

中谷さんの説明では、料金体系は「基本コース(5択)+トッピング(追加オプション)」というピザのトッピングのような構造だったそうです。つまり、基本コース料金に加えてさらに様々なオプションを“お好みで”追加できる(=追加料金が発生する)仕組みです。

中谷さんが選んだ最高ランクの「プレミアムプラス」コースだけでも60万円でしたが、それだけでは終わらず次々とオプションの提案があったといいます。

提示された追加オプションの具体例

中谷さんがカウンセリングで提示された主なオプションは次の通りです。

  • 表面のブツブツ除去
    亀頭や包皮の表面にあるブツブツ(包皮腺や真珠様小丘疹と呼ばれるもの)を除去するオプションで、約20万円の追加料金でした。見た目をより綺麗にするための処置とのことですが、これは「後日でもできる」と説明され、中谷さんは今回は見送ったそうです。

  • ヒアルロン酸注入
    今回の手術費用が跳ね上がった最大の要因がこのオプションでした。クリニック側からは、「術後の包帯固定をうまく行うため、形状的に“引っかかり”が少ないのでヒアルロン酸を入れた方がいい」と強く勧められたといいます。要するに亀頭増大(陰茎へのヒアルロン酸注入)によって亀頭にボリュームを出さないと、手術後に包帯がずれて傷が汚くなる恐れがある、という理屈です。
    ヒアルロン酸の種類ごとに1ccあたりの価格が設定されており、小:6万6000円程度、中:12万円、大:18万円と説明されました(中谷さん談)。中谷さんは悩んだ末に小サイズを2cc注入することにしました(小サイズ1ccあたり約6万円×2ccで約12万円の追加)とのことです。
    クリニック側からは「ヒアルロン酸を入れないと包帯が取れて傷が汚くなる。傷を綺麗に治すためには必須」とまで言われたそうで、半ば必要経費のように感じてしまったとも語っています。
    なお、大サイズのヒアルロン酸だと「効果が3.5~5年残る」「その分増大効果も大きい」ため6ccほど入れることを提案されたそうですが、こちらはさすがに断ったとのことです(仮に大サイズ6cc入れればそれだけで100万円超になってしまうため)。

  • 溶ける糸(抜糸不要の糸)への変更
    通常の縫合糸では術後に抜糸が必要ですが、自然に溶ける糸に変えるオプションです。費用は約1万2千円(1.2万円)ほどプラスになります。金額的には他のオプションに比べれば小さいものの、「いちいち抜糸に通院する手間が省けるなら」と中谷さんはこのオプションも選択しました。

  • 皮下組織の調整オプション
    後になって中谷さんが「実はこれも付けた」と明かしたオプションです。クリニックの説明では「皮下組織量を調整してペニスの形を整える」という内容で、要は余分な皮下組織や脂肪を調節し仕上がりの形を良くするための処置とのこと。驚くべきは、このオプションを付けない場合「ペニスがツチノコのような不格好な形になりますよ」と不安を煽られたという点です。
    ツチノコとは胴体が太く首が細い伝説の蛇のような生物ですが、要するに「オプションを付けないと変な形になる」と脅されたわけです。中谷さんは悩んだ末、仕上がりが変になるのは困ると考えてこのオプションも追加しました(この項目の具体的な金額は明言されませんでしたがおそらく数十万円規模と推察されます)。

    手術時間と術後の様子

    手術自体は約1時間ほどで終了したとのことです。局所麻酔で行われ、痛みはそれほどでもなかったようですが、術後はしばらく包帯で固定し安静にする必要がありました。中谷さんは手術翌日から2日ほどは腫れや違和感があったものの順調に回復し、1ヶ月後から「使用可能」(性行為の解禁)になると言われたそうです。

    中谷さんは「1ヶ月後に使えるようになったら、きっと人に見せたくなると思う。銭湯でも今までは自信なかったけど、『見てくれ!』って感じになるかも」と笑いを交えて述べており、術後の仕上がり・効果には大いに期待と満足を示していました。

    最終的な支払い額

    上記のように基本コース60万円 + 各種オプションを追加していった結果、支払総額は96万2500円(税込)となりました。約100万円という高額な出費に、相方の阪本さんも「結局そんなにかかったのか!」と仰天したそうです。なお約束通り阪本さんは最低限コース相当の費用を負担しましたが、それを上回る分(約86万円)は中谷さん自身の自腹となったとのこと。

    中谷さん本人は「高かったけどやって良かった。やっぱり一生に一度のことだし、後悔したくなかったからお金は惜しまなかった」と語っています。「100万円ぐらいは見といた方がいいぞ」とまで発言し、これから包茎手術を受ける人には「ケチらずちゃんとやった方がいい」というポジティブ(?)なアドバイスを送っていました。

    以上が中谷さんの語った手術体験の概要です。本人は満足そうに語っていますが、この約100万円という費用とオプション山盛りの内容について、専門家の立場から見ると疑問が残ります。次の章では、このケースが“ぼったくり”と言えるのかどうか、中谷さんの受けた説明や料金設定の問題点を検証します。

    「ぼったくり」と感じる理由:説明と料金設定の問題点を検証

    中谷さんのケースを詳しく見ていくと、いくつもの不自然な点や疑問が浮かび上がります。筆者(元神医師)は美容外科医として20年以上包茎治療に携わってきましたが、その経験からして「これはおかしいのではないか?」と思う点を挙げてみます。

    広告は安いのに実際は高額になる料金システム

    中谷さんが手術を受けたクリニックでは「包茎手術◯◯円~」と安価な基本料金を掲げて患者を集め、実際にはオプションを次々追加させて最終的に法外な請求をするという手法が取られていました。これはまさに業界で問題視されている「包茎商法」と呼ばれる悪質なオプション商法の典型です。

    広告やホームページでは一見安く見せかけ、カウンセリングに入ると「これは必要」「あれも付けた方がいい」と患者の不安を煽って断りづらい状況で次々と料金を吊り上げる…結果として当初聞いていた額とは桁違いの高額請求になる、というわけです。

    中谷さんの場合も、最初は「10万円~」という触れ込みだったはずが、終わってみれば約96万円です。約10倍にも膨れ上がった計算で、「話が違う」と感じるのも当然でしょう。実際、国民生活センターにも「広告では安かったのに実際行ったら法外な料金を請求された」という苦情が多数寄せられているほどで、

    最近この手のぼったくり被害が多発しています。特に知識の乏しい若い世代の男性が狙われやすい傾向にあり、本件もその一つと言えるでしょう。

    「高額コースでないと傷が綺麗にならない」という説明

    中谷さんは5段階のコースの中から最高額のコースを選ばざるを得ませんでした。裏を返せば、高額なお金を払わなければ一番綺麗な仕上がりにならないという説明を受けたわけです。これは医師の倫理として非常に疑問です。本来、どの患者であっても可能な限り傷跡を目立たなく綺麗に仕上げるのが外科医の努めであり、「お金を払わないなら仕上がりを汚くする」などというのは言語道断だからです。

    実際に過去のケースでも、あるクリニックで「縫合の仕上がりにランク付け」をして追加料金を要求する例が報告されています。お笑い芸人「銀シャリ」の鰻和弘さんは自身の包茎手術で、「最も美しい仕上がりの松ランク縫合は高額、追加料金を払わない梅ランクだと傷跡が汚くなる」と説明され、結局オプション全部乗せで手術代が100万円超になったとテレビで告白しています。鰻さんは「なんて病院だ!」と驚いていましたが、これは決して彼だけの特殊な例ではありません。

    一般の患者さんでも「オプションを付けないと満足な結果にならない」と不安にさせられ、全てのオプションに同意してしまい最終的な支払いが当初の想定を大幅に超えるケースが後を絶たないのです。本来、まともな医療機関の医師であれば追加料金なしで最良の結果を出す努力をするのが当たり前です。「お金を積まないと綺麗にしませんよ」という態度は明らかに悪質であり、患者の不安につけ込んだぼったくり手法と言えるでしょう。

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    ヒアルロン酸注入の必要性への疑問

    今回、中谷さんは「ヒアルロン酸を入れないと包帯が取れて傷が汚くなる」という説明を受け、渋々ヒアルロン酸注入オプション(亀頭増大)を追加しました。しかし筆者から見ると、この説明は医学的に極めておかしいと言わざるを得ません。通常、包茎手術(環状切開術)を行った後は、適切に包帯を巻いて止血・保護すれば傷口が開いたりズレたりしないよう十分対処できます。

    包帯がずれるかどうかは包帯の巻き方や固定方法の問題であって、亀頭をヒアルロン酸で太くする必要性とは本来無関係です。まして「ヒアルロン酸を入れないと傷が汚くなる」などという理屈は聞いたことがありません。

    考えられるのは、「亀頭が小さいと皮が余ってしまい十分に剥けないから、亀頭増大(ヒアルロン酸注入)もセットでやるべき」といった説明でしょうか。実はこの「あなたの場合は亀頭が小さいので包茎手術だけでは不十分」というのは悪徳クリニックがよく使う常套句でもあります。

    例えば「亀頭増大とセットでやるのがいいでしょう」と30万円以上のオプションを提示し、最終的にトータル70万円近くに跳ね上がった…という被害報告もあります。中谷さんのケースも、傷のことをダシにして実態は亀頭増大手術を売りつけているだけではないでしょうか。

    ヒアルロン酸注入自体は亀頭増大術として需要がある施術ですが、本来包茎手術の術後固定とは無関係のはずです。傷跡を綺麗に治すために必要不可欠とまで言うのは誇張であり、患者に高額オプションを追加させるための口実と捉えられても仕方ありません。

    「皮下組織オプションがないと形が悪くなる」のは本当か

    中谷さんは「皮下組織の調整」オプションも追加しましたが、これも説明を聞く限り不可解です。本来、包茎手術では余分な包皮を切除しつつ各患者に適した適切な皮膚・組織の量を残すのは当たり前の処置です。言い換えれば、最初から患者それぞれの状態に合わせて綺麗な形に仕上がるよう手術するのが普通であり、「皮下組織の調整」自体は特別なオプションではなく手術の一環として行われるべきものです。

    にもかかわらず「オプションを付けないとペニスがツチノコみたいになりますよ」などと脅すのは悪質極まりない説明です。先述のように一部クリニックでは傷跡の位置調整(亀頭直下に寄せるかどうか)さえ「◯◯に1mm近づけるごとに×万円」などと追加料金化する例もあります。しかし本来は患者の要望に沿って最も傷が目立たない位置に傷がくるよう執刀するのが当然でしょう。同様に、「皮下組織量の調整」も追加料金を取るような特殊工程ではありません。

    それをあたかも有料オプションであるかのように扱うのは不自然ですし、「付けないと変な形にされるのか?」と患者が疑って然るべきです。

    要するに、「オプション料金を払わなければ本来やるべき形の調整すらしませんよ」と受け取れる説明であり、これは医療というより商売優先の姿勢が透けて見えます。信頼できる医師であれば、追加費用の有無に関わらず最初からきちんと形良く仕上げるものです。今回の説明は患者の不安を煽ってオプション契約を取る悪質なセールストークと言わざるを得ません。

    その他の細かな追加費用について

    中谷さんの話では、麻酔代や術後の薬代については特に触れられていませんでした。しかし業界では、基本料金に含まれるはずの局所麻酔を別料金にしたり、術後の痛み止めや抗生剤すら有料オプション扱いにするクリニックも存在します。中には「痛みを軽減する特別な麻酔」と称して麻酔クリーム代を追加請求したり、術後の消毒セットや包帯まで金を取るケースもあるほどです。

    中谷さんのケースでは、何から何まで追加料金のオンパレードです。総額約96万円の内訳を推測すると、プレミアムプラス60万 + ヒアルロン酸12万 + 溶ける糸1.2万 + 皮下組織調整オプション数十万 + 税というところでしょうか。かなり高額になっているわけですが、これは包茎商法と呼ばれる商法で、珍しいケースではありません。少なくとも筆者から見て、中谷さんの支払った約96万円の大半は不要な治療(ヒアルロン酸)であったり、「まともな」なクリニックでは基本の手術料金に含まれていたものです。

    以上のように、中谷さんの受けた説明・料金体系には多くの問題点が見受けられます。結論を言えば、この手術は「ぼったくり」と評されても仕方ない内容だと筆者は考えます。中谷さんご本人は最終的に満足されたようですが、だからといって同じことを一般の患者さんにも勧めて良いとは到底思えません。

    「一生に一度だから100万円払って当然」「ケチらず全部乗せすべき」というのは、裏を返せば悪質クリニックの思うツボです。実際のところ、適正な医療であればここまで高額にならずとも十分綺麗で満足いく包茎手術は可能です。

    それにも関わらず、無知につけ込んで過剰なオプションを売りつけ、高額なお金を支払わせる行為は断じて許されません。では、私たちはこのようなぼったくり包茎手術に引っかからないためにどうすればいいのでしょうか?次の章では、包茎手術を検討するうえで悪質クリニックを見抜き、被害を回避するポイントを解説します。

    包茎手術で“ぼったくり被害”に遭わないためのポイント

    中谷さんのケースは極端に思えるかもしれませんが、誰にでも起こり得る問題です。大切なお金と心身を守るために、信頼できるクリニック選びのポイントや、カウンセリング時の注意点を押さえておきましょう。

    複数のクリニックでカウンセリングを受ける

    最初から一つのクリニックに決め打ちせず、できれば2~3院で話を聞いて比較検討しましょう。各院で診察や費用説明を受けると対応や料金体系の違いが見えてきます。他と比べて極端に安い見積もりには理由があるはずなので、相場感を掴むためにも複数カウンセリングは有効です。

    「A院では◯万円と言われたのにB院では××万円だった」といった情報が得られれば、提示された金額が適正かどうか判断しやすくなります。手間はかかりますが、高額なローンを組んで後悔するよりはずっとマシです。

    口頭ではなく書面で見積もりをもらう

    費用の説明は必ず書面(見積書)でもらいましょう。口頭だけだと聞き逃しや誤解も生じやすく、後から「そんなオプション聞いてないのに追加されていた」という事態にもなりかねません。見積書をもらっていれば自宅で落ち着いて内容を確認できますし、不明瞭な点もチェックできます。

    書類での提示を渋るようなクリニックは要注意です。明細を明らかにすることを嫌がる=後ろ暗いことがある可能性があります。契約前にしっかり明細を確認し、納得できない費用が含まれていないかチェックしましょう。

    口コミサイトやSNS、YouTubeで評判を調べる

    インターネット上の口コミや体験談も参考になります。特に最近はYouTubeやSNSで、実際に包茎手術を受けた人(患者さん本人や医師)が体験談を語る動画・投稿が増えています。同じクリニックで手術を受けた人の話を調べれば、「カウンセリングで無理にオプションを勧められた」「最初の見積もり通りにやってくれた」等、そのクリニックの傾向が見えてくるでしょう。

    ただし、ネット上の情報にはやらせやサクラ投稿が紛れている可能性もあります。一つの情報源だけを鵜呑みにせず、複数のサイトやSNSを横断的にチェックして総合的に判断することが大切です。

    手術内容や料金の基礎知識を身につける

    患者側も最低限の基礎知識を持っておくと騙されにくくなります。例えば包茎の種類(仮性・カントン・真性)や一般的な手術方法、相場価格などを事前に簡単に勉強しておけば、クリニックで説明を受けた際に「それ、本当に必要?」「他では聞いたことがないけど?」と疑問を持つ余裕が生まれます。

    知識があるだけで詐欺まがいの手法を見抜く手助けになりますし、「この人は簡単には騙せない」と思わせる抑止力にもなります。公式機関や専門医が発信している正しい情報に目を通し、自分なりに判断基準を持っておきましょう。

    提示された金額に違和感があれば即決しない

    カウンセリング当日にそのまま契約・手術日決定を迫られても、違和感があればすぐ決めない勇気を持ってください。その場の雰囲気で流されてしまうと、後から「やっぱりおかしい」と気づいても手遅れになります。高圧的なクリニックだと「今日決めないともう割引できない」「今やらないと悪化する」などと言ってくるかもしれません。

    しかし納得できないまま手術する必要は全くありません。一度持ち帰って冷静に考える時間を自分に与えましょう。「少しでもおかしいと感じたらその場でNOと言う」——これは自分の身を守る最善策です。契約書にサインしてしまう前なら引き返せます。本当に信頼できる医師なら、患者が慎重に考えることを歓迎するはずです。

    医師の経歴や手術担当体制もチェック

    クリニック選びでは医師の経歴・資格や執刀体制の確認も重要です。カウンセリングはベテラン医師なのに手術は別の若手医師が行う、というケースも報告されています。もしそうなら「本当に経験豊富な医師が手術してくれるのか?」と不安になりますよね。

    信頼できるクリニックであれば、カウンセリングから手術、アフターケアまで一貫して同じ責任者(執刀医)が担当するものです。誰が執刀するのか曖昧にされたり、医師の経歴が不明瞭な場合も注意しましょう。例えば筆者のクリニックでは院長である筆者自身がカウンセリングから手術まで責任を持って担当しています(全国チェーンのようにアルバイト医師に任せることはありません)。そういった透明性の高さもクリニック選びの重要なポイントです。

    以上、包茎手術でぼったくり被害に遭わないためのポイントを挙げました。どれも基本的なことに思えるかもしれませんが、不安や焦りがあると忘れがちな点ばかりです。「自分だけは大丈夫」と思わず、ぜひ心に留めておいてください。

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    まとめ

    包茎手術自体は、デリケートな悩みを解消し生活の質(QOL)を高める素晴らしい治療です。適切に行えば術後の見た目も清潔さも向上し、本人の自信にも繋がります。しかし今回の中谷さんのケースに見られるように、一部の悪質なクリニックの存在によって本来必要のない精神的・経済的負担を負うケースが後を絶ちません。安すぎる広告で患者を釣っておきながら、実際には法外な費用を請求する——そんなクリニックに引っかからないためには、患者側も賢くならなければなりません。

     

    幸い、前述した対策ポイントを実践すれば大半の悪質な手口は防げるでしょう。複数のクリニックを比較し、書面で見積もりを取り、口コミで評判を調べ、基礎知識を身につけ、そして少しでも違和感があれば即決しない。このように冷静で慎重な姿勢を持つことで、透明性が高く適正な医療サービスを選び取ることができます。万一カウンセリング時に「おかしいな」「高すぎるのでは?」と感じたら、その場で契約せず一旦持ち帰る勇気も忘れないでください。少しでも不審に思ったらノーと言うことが大切です。

     

    筆者自身、長年この分野の専門医として数多くの患者さんと向き合ってきましたが、残念ながら他院でぼったくり被害に遭った後に相談に来られる方も少なくありません。「高額だったけど仕方ないと思っていた」「もっと早く先生(筆者)の存在を知りたかった」と口を揃えておっしゃいます。医師として非常に心痛む事態です。同業者の不正を糾弾するのは心苦しい部分もありますが、患者さんの利益を守るためには声を上げねばなりません。

     

    今回の中谷さんのお話は、有名人の体験談として表に出たことで多くの人に現実を知らしめるきっかけになりました。「どんな病院や!」とツッコみたくなるような話ですが、これが現実に起きているのです。どうか皆さんも賢明な判断でクリニックを選び、安心できる環境で治療を受けてください。適正な費用で、腕の確かな医師に任せれば、包茎手術は決して怖いものでも恥ずかしいものでもありません。あなたの大切なお金と体を守るため、情報収集と冷静な比較検討を惜しまないようにしましょう。

     

    最後に、包茎手術を検討している皆さんが安全に治療を受けられることを心から願っています。「ぼったくりクリニック」に惑わされることなく、ぜひ信頼できる専門医のもとで新たな一歩を踏み出してください。

     

    筆者:元神 賢太
    青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
    1999年慶応義塾大学医学部卒。
    外科専門医(日本外科学会認定)。
    美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
    美容外科医師会理事。
    美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。
    男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。

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    • 平成11年3月 慶應義塾大学医学部卒
    • 平成11年4月 慶應義塾大学病院勤務
    • 平成15年12月 船橋中央クリニック院長
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