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更新日:2026/01/05
公開日:2026/01/04

今回は「包茎の癒着は取れるのか?」というテーマで、包茎手術を検討している方向けに解説します。特に、真性包茎で包皮と亀頭が強く癒着していたケースの手術例をご紹介し、実際の術中・術後の画像(写真)を交えて説明します。

まず「包茎の癒着」という言葉について説明しましょう。包茎とは、平常時や勃起時に亀頭(ペニスの先端部分)が包皮によって覆われて露出できない状態を指します。特に真性包茎の場合、包皮の先端の穴(包皮口)が極端に狭かったり、包皮と亀頭が癒着していたりして、勃起しても亀頭をまったく露出できません。真性包茎の人は、小さい頃から一度も包皮を剥いたことがない場合が多く、そのため包皮と亀頭がくっついて癒着していることがあります。
そもそも新生児や幼少期には、包皮と亀頭が癒着しているのは自然な状態です。しかし通常は成長とともに少しずつ剥がれ、思春期までに自然に亀頭が露出できるようになります。ところが真性包茎のまま成長すると、この癒着が残ったまま大人になってしまうのです。いわば包皮と亀頭が皮膚の内側で癒着し、一体化してしまった状態と言えます。
包茎で起こる癒着にはいくつか原因が考えられます。先天的に(生まれつき)包皮と亀頭が強く癒着している場合もあれば、繰り返す亀頭包皮炎(炎症)などによって後天的に癒着が生じる場合もあります。いずれの場合でも、一度強い癒着が形成されると、自力で無理に剥がすことは困難です。無理に剥こうとすると出血や感染を引き起こすリスクがあり、専門的な処置が必要になります。

ひと口に「癒着」と言っても、その程度(軽度か強度か)には個人差があります。癒着の範囲や強さによって、手術方法や難易度も変わってきます。以下に癒着の軽度と強度の場合の特徴を整理してみましょう。
亀頭と包皮が一部で薄く貼り付いている程度です。比較的簡単に剥がすことができ、亀頭表面に跡が残らない程度で済む場合です。癒着の程度が少ないため、出血もなく、癒着部分の術後のダウンタイムもほぼないです。ただし軽度でも放置すれば不衛生になりやすいため、適切に対処することが望ましいです。
亀頭と包皮が広範囲かつ強くくっついてしまっている状態です。亀頭全体が包皮から剥がれておらず、包皮と亀頭の表面(上皮)が完全に癒着して一体化していることもあります。強い癒着があるケースでは、多くの場合包皮口(包皮先端の開口部)が硬く白っぽく変色しています。これは繰り返しの炎症などで組織が瘢痕化(傷跡のように硬くなった状態)しているためです。
強度癒着では手術の際にこの癒着を丁寧に剥がす必要がありますが、その際には亀頭の表面の皮膚(上皮)も一緒に剥がれてしまう場合が多いです。そのため手術後の亀頭は赤くただれたような生の状態になります。しかし、癒着をそのまま残してしまうと亀頭が完全には露出できず、せっかく手術をしても十分な効果が得られません。
強度の癒着をきれいに剥がすには、高度な技術と経験が求められます。実際、真性包茎で亀頭と包皮が強く癒着している症例では、包茎専門医でさえ熟練した医師でないと手術をきれいに仕上げることは難しいとも言われています。次の章では、私が実際に手術を行った強度癒着の真性包茎の症例を、画像を交えつつ手術の流れに沿って紹介します。
▶️ 真性包茎についてはこちら
ここからは、包皮と亀頭が強度に癒着していた真性包茎の手術症例をご紹介します。実際の手術画像(術前・術中・術後)を見ながら、どのように癒着を剥がしていくのかを順を追って解説します。

術前のペニスの写真です。包皮先端の開口部がごくわずか(ピンホール状)しか開いておらず、亀頭が全く見えない真性包茎の状態です。包皮口が白く硬くなっているのがわかります。これは包皮が瘢痕化して狭くなっているためで、こうしたケースでは内部で包皮と亀頭が癒着している可能性が極めて高いです。

狭すぎる包皮口を手術で切開し、亀頭を露出させようとした直後の状態です。普通であれば包皮を切開すれば亀頭全体が顔を出すはずですが、この患者さんの場合亀頭と包皮内板がカリ首(冠状溝)で癒着していたため、亀頭全体が露出していません。亀頭のカリ首周囲中心に取り囲むように、包皮がまだ貼り付いているのが確認できます。予想通り強度の癒着が存在し、包皮と亀頭の皮膚がまるで一枚の皮のようにつながっている状態でした。この時点で、癒着を丁寧に剥がしていく必要があることが明らかです。


外科用のはさみ(メッツェン)を用いて、亀頭から包皮を少しずつ慎重にはがしていきました。この操作には細心の注意と高度な技術が必要です。癒着が非常に強いため、やはり予想通り亀頭側の表面の皮(上皮)が包皮と一緒に剥がれてしまいました。写真でも亀頭の表面が赤くただれている様子がお分かりいただけるでしょう。
これはつまり亀頭の薄い皮がむけて下の赤い組織が見えている状態です。見た目には痛々しいですが、麻酔下で行っているので患者さんは痛みを感じていませんし、これをしっかり行わないと癒着が取れず亀頭が解放されません。強い癒着を持つ真性包茎の手術では、この癒着剥離の工程がもっとも重要であり、かつ術者の経験と腕が問われる部分です。経験の浅い医師では対処が難しく、下手をすると出血や亀頭への損傷を大きくしてしまうリスクもあります。そのため私は時間をかけて丁寧に剥離しました。

癒着をすべて剥がし終え、余分な包皮を切除して縫合した状態です。長年亀頭を覆っていた包皮が取り除かれ、初めて亀頭全体が露出しました。亀頭表面は先ほど癒着を剥がした影響で赤く生のような見た目になっていますが、これは予想されたことです。亀頭の先端からカリ首にかけて、一部薄い皮が剥けてしまったため、一時的にヒリヒリした状態になっています。
ただし傷自体は清潔に縫合されており、出血も最小限に抑えられました。写真では亀頭のカリ首部分に糸による縫合跡が見えるかもしれません。包皮を切除した部分を丁寧に縫い合わせているためで、術後の仕上がりがきれいになるよう配慮しています。亀頭がしっかり露出しているのを確認し、これで手術は無事終了です。

手術から約2週間後に撮影した患部の状態です。赤くただれていた亀頭表面の皮膚がかなり回復し、薄い皮が再生してきているのがわかります。剥がれた亀頭上皮はこのように徐々に再生し、だいたい1ヶ月も経てばほぼ正常な状態にまで綺麗になります。2週間時点でもかなり落ち着いておりました。
以上が、強度癒着の真性包茎手術の一連の流れと経過です。この症例では亀頭の上皮が剥がれて一時的に生々しくなりましたが、結果的に包皮と亀頭の癒着を完全に取り除くことができました。手術後、亀頭がきれいに露出したことで衛生面も大幅に改善し、患者さんにもご満足いただけました。

強度の癒着を伴う包茎手術では、いくつか注意すべきポイントがあります。まず第一に、亀頭と包皮が強く癒着している場合でも「癒着はきちんと剥がせる」ということです。ただし、そのためには術中に亀頭の表面が多少傷ついてしまう(上皮が剥がれる)ことを受け入れて対処する覚悟が必要です。今回ご紹介した症例のように、癒着が完全に皮膚同士で癒合しているケースでは、亀頭の皮を一枚剥ぐような処置になってしまうことがあります。
しかし、その処置を恐れて癒着を放置してしまえば、手術後も亀頭の一部が皮に覆われたままになりかねません。実際、保険診療で行われる真性包茎手術では時間や技術の制約からか癒着が残されたまま終わってしまい、手術後にも亀頭が十分に露出しないケースが少なくありません。これでは包茎手術を受けた意味が半減してしまいます。
一方、自由診療の美容外科クリニック(例えば当院)のように経験豊富な医師が担当すれば、強度癒着に対してもしっかりと剥離を行い、亀頭を完全に露出させることが可能です。「亀頭がきれいに露出して初めて、包茎手術を受けた意味がある」と私は考えています。強い癒着を剥がす際に一時的に亀頭が傷ついてしまっても、剥がれた亀頭表面の皮膚は約1ヶ月ほどで綺麗に再生します。術後のアフターケアをきちんと行えば、傷跡もほとんど目立たず、亀頭の状態も正常に落ち着きます。ですから心配は無用です。
もう一点、強度癒着の場合は包皮口の瘢痕化が進んでいることが多く、通常の包茎手術よりも時間をかけて丁寧に手術する必要があります。そのため術中の麻酔管理や止血にも注意を払い、安全に進めていきます。患者さんから見ると「皮が剥けて痛そう…」と不安になるかもしれませんが、局所麻酔下で行いますので手術中の痛みはありません。術後も痛み止めや軟膏を処方し、できるだけ快適に過ごせるよう配慮します。
▶️ 真性包茎についてはこちら
まとめ
包茎で包皮と亀頭が癒着していても、手術で癒着を剥がすことは可能です。軽度の癒着なら比較的簡単に対処できますし、強度の癒着でも適切な方法で剥がせます。強度の癒着例では、亀頭の表面の皮が剥がれる覚悟で丁寧に処置する必要があります。亀頭が一時的に生々しくなりますが、癒着を残したままにしないことが大切です。剥がれた亀頭の表面(上皮)は約1ヶ月程度で再生し、綺麗に治ります。
真性包茎の手術は、癒着の有無にかかわらず経験豊富な医師に任せることが重要です。強い癒着の場合、専門技術が要求されるため、包茎手術の実績が豊富な医師・クリニックを選ぶと安心です。保険診療の包茎手術では癒着が残されたままになるケースも多々あります。確実に癒着を取って亀頭を綺麗に露出させたい場合は、自由診療の美容外科での手術も検討してください。その方が仕上がりの満足度も高いでしょう。
強度の癒着を伴う包茎でも、適切な手術によって亀頭をきちんと露出させることができます。私自身、多くの包茎手術を経験してきましたが、癒着が強いケースでも丁寧に対処することで良好な結果が得られています。包茎にお悩みの方は一人で抱え込まず、ぜひ専門医にご相談ください。経験豊富な医師の手で適切に治療を行えば、清潔で快適な生活を手に入れることができます。包茎手術によって得られる効果(見た目の改善、衛生面の向上、自信の回復など)は非常に大きいですので、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。あなたの悩み解消の一助になれば幸いです。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
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