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包茎を切らずに治す方法

更新日:2025/08/18

公開日:2025/08/20

真性包茎カントン包茎を治すには「切るしかない」と思い込んでいる方は多いかもしれません。しかし近年の研究によれば、これらの包茎は手術で切らなくても治せる場合があることが示されています。実際、成人男性の約3.4%は真性包茎(自力では全く包皮がむけない状態)に該当すると推定されており、幼少時の包皮切除(いわゆる割礼手術)の割合の低下に伴い、今後この割合は増加すると予想されています。

今回は最新の医学論文やデータをもとに、「切らずに包茎を治す方法」について解説していきます。対象は成人の真性包茎です。

ステロイド外用療法

まず紹介するのは、ステロイド外用薬による治療です。特にモメタゾンフランカルボン酸エステル0.05%(アンテベート®など)軟膏を使った保存療法は、小児の包茎治療で一般的に行われており、多くの症例で効果を上げています。実際、適切なステロイド軟膏と牽引訓練を併用すれば大半の男児包茎は手術せずに治ることがわかっています。

しかし現状では、十分な保存的治療が行われないまま手術を紹介されてしまうケースも少なくありません。これは小児科の先生がステロイド療法の有効性を知らなかったり、正しい診断(真性包茎かどうか)がされていないためです。成人の真性包茎においても、瘢痕が軽度であればステロイド軟膏による改善が期待できる場合があります。

ただし強い瘢痕を伴う真性包茎(特に硬く白い瘢痕ができる硬化性苔癬が原因のケース)では、軟膏では不十分なことが多いため、その場合は手術が推奨されます。

参照元: pmc.ncbi.nlm.nih.gov,tau.amegroups.org

ステロイド外用療法の使い方(成人の軽度包茎〜小児包茎)

  1. 清潔に:入浴後、軽く包皮を外側に引っ張って包皮口周辺を洗浄し、十分に乾燥させます。

  2. 塗布:ステロイド軟膏(アンテベート®など)を米粒大ほど指に取り、狭くなっている包皮先端部に薄く塗り広げます。内側に少し入り込むように塗ると効果的です。

  3. ストレッチ併用:軟膏を塗った後、包皮をゆっくり後方に押し下げるストレッチ運動を30秒〜1分ほど行います。痛みのない範囲で軽く伸ばすことがポイントです。

  4. 頻度:塗布とストレッチは基本1日1回で十分です(1日2回行っても構いませんが、最終的な効果は1回の場合と同等であったとの報告があります)。

  5. 期間:目安として4〜8週間程度、毎日継続します。効果が見られればさらに長期間続けても構いませんが、8週間ほどで十分な改善がない場合は手術を検討します。

  6. 注意:塗布部位に発赤、かゆみ、色素沈着など異常が見られた場合はいったん中止し、医師に相談してください。ステロイド外用薬の全身への吸収はごく微量ですが、長期連用は避け指導を受けながら使用しましょう。

ステロイド外用療法の効果とエビデンス

 

ステロイド軟膏には強力な抗炎症作用があり、包皮先端部の炎症性の腫れや瘢痕組織を軽減する働きがあります。また角質層をわずかに柔らかくする作用もあり、皮膚の伸展性(伸びやすさ)を改善します。その結果、ストレッチ(牽引訓練)時の痛みが和らぎ、「痛みなく皮膚を伸ばせる→さらに広がる→また痛みなく伸ばせる」という好循環が生まれます。

特に子どもの包茎では軟膏+保存的な牽引訓練で多くが改善し、手術を回避できる成功率は文献によって67%〜95%**と報告されています。平均すると8~9割前後の患児で包皮がむけるようになり、思春期までに自然に解決するケースも多いのです。一方、思春期〜成人になってからの真性包茎にもステロイドが効く場合はありますが、幼少期に比べると成功率はやや下がります(瘢痕の程度によります)。

実際に、小児の重度包茎を対象にしたランダム化比較試験では、ステロイド軟膏を1日1回または2回、4週間塗布して経過を見たところ、4週間後の包茎改善率は約70%に達し、その後の経過観察3ヶ月時点でも約65%が良好な結果を維持しました。興味深いことに、1日2回塗布群と1日1回塗布群で4週間後および3ヶ月後の成功率に有意差はなくほぼ同等であったため、「忙しいお子さんや親御さんには1日1回で十分」と結論づけられています。副作用はごく軽度の局所皮膚症状のみで重篤なものは報告されていませんでした。

このように有効なステロイド外用療法ですが、残念ながら現状では保存的治療が十分行われないケースもあります。オーストラリアの小児泌尿科クリニックの報告では、紹介受診してきた包茎患児781人中、紹介前にステロイド軟膏を試されていたのは218人(28%)に過ぎなかったといいます。しかし「適切なステロイド治療を行えば大半の男児包茎は治る」のに、紹介前に軟膏が処方されていた例はごくわずかだったと著者らは述べています。

この背景には、医師の知識不足や誤った診断(本来は仮性包茎で経過観察でよいものを真性と決めつけてしまう等)があると考えられます。

参照元: pmc.ncbi.nlm.nih.gov

Novoglan(非外科的バルーン拡張デバイス)による保存療法

次にご紹介するのは、海外の製品ですが、Novoglan(ノヴォグラン)という医療デバイスを用いた保存的治療です。Novoglanは包皮の先端に小さなバルーン(風船)を挿入し、これを膨らませることで徐々に包皮口を拡張する器具です。このデバイスにより従来、成人真性包茎の治療は包茎手術が標準でしたが、このNovoglanは手術代替となりうる新しい選択肢として開発されました。

Novoglanは成人の真性包茎に対しては有効という研究があり、よい製品という印象を受けますが、現状日本国内では入手困難の製品になります。

参照元: pmc.ncbi.nlm.nih.gov

早期に確実な改善を望むなら手術も選択肢

ここまで紹介したステロイド軟膏による方法やバルーン拡張デバイスは、切らずに治せる魅力的な選択肢です。しかし効果を得るまでに数週間から数ヶ月の継続使用が必要であり、特に既に成人になっている場合は「そこまで長期的なスパンでは待てない」「早く確実に治したい」という方も多いと思います。

そのような場合、最も早く確実に包茎を治す方法はやはり手術(包茎手術)ということになります。包茎手術を受ければ、その日のうちに余分な包皮を除去できますから、一回の処置で長年の悩みが解消します。保存療法に比べると侵襲は大きいですが、通常は局所麻酔下で日帰り可能な比較的安全な手術であり、適切な術後ケアを行えば痛みも数日〜1週間程度で治まり日常生活に復帰できます。

手術には出血や感染といった一定のリスクも伴いますが、一般に合併症発生率は数%程度と低く、多くの場合は大きな問題なく治癒します。また「切らない包茎手術」という宣伝文句を耳にすることがありますが、真性包茎を根本的に解決するには何らかの形で包皮口を十分広げる処置が必要です。

また保険診療で行われる部分的に切れ込みを入れるだけ(背面切開)だと外見上の仕上がりが悪かったり、瘢痕が残って再び狭くなったりする可能性もあります。従って「切らないで治したい」という希望で無理に保存療法に固執するよりも、短期間で確実に治したい場合は包茎手術を選択する方が合理的です。どうしても手術に対して恐怖心がある方は、麻酔法や術後鎮痛について医師と相談してみてください。

恐怖心の強い患者さんには私のクリニックではマスク麻酔を併用して「寝ている間に終わらせる」ことも可能です。

▶️ 包茎手術についてはこちら

まとめ

「包茎を切らずに治す」方法として、今回はステロイド外用療法とバルーン拡張デバイス(Novoglan)の2つを紹介しました。こうした保存療法は身体への負担が少ない反面、効果が出るまでに時間と根気が必要です。成人になってから短期間で確実に包茎を直したい場合、現実的には手術が最も確実で早い解決策となります。

 

「手術は怖い、痛いのは嫌だ」というお気持ちはもっともですが、放置した包茎が原因で炎症や排尿障害を繰り返す方もおられます。そのような不安をお持ちの方は、ぜひ一度専門クリニックにご相談ください。当院では十分なカウンセリングの上で、患者様の希望に沿った最適な治療法をご提案いたします。手術・保存療法それぞれのメリットデメリットを理解した上で、将来的な再発の可能性も踏まえて納得のいく治療選択をしていただければ幸いです。

 

筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。

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