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更新日:2025/04/28
公開日:2025/04/28

このブログではこれまで、さまざまなタイプの包茎治療や患者様のお悩みについて詳しくお話ししてきました。今回はその中でも特に関心の高いテーマである「真性包茎と性行為の関係」にスポットを当てて解説していきます。「真性包茎だとセックスはそもそも可能なの?」「放置すると具体的にどのようなトラブルが起きるの?」こうした疑問をお持ちの方は少なくありません。年間1500件以上の包茎手術を行い、多くの男性の悩みに寄り添ってきた筆者が、真性包茎によるデメリットや具体的な解決策を分かりやすく医学的な視点でお伝えします。
真性包茎とは、陰茎の先端(亀頭)が包皮によって完全に覆われてしまい、通常時だけでなく勃起した状態でさえ、自分で皮を剥いて亀頭を露出することができない状態のことを指します。包茎の状態には主に3つのタイプがあり、普段は皮が亀頭を覆っているものの手で簡単に剥ける「仮性包茎」、包皮口が狭くて亀頭がまったく露出できない「真性包茎」、そして無理に皮を剥いたあとに元の状態に戻りにくくなる「嵌頓(かんとん)包茎」があります。真性包茎は特に包皮の先端部分(包皮輪)が極端に狭く収縮しているため、手で剥くこと自体が困難な状態です。
日本国内では、真性包茎の正確な統計データは公式に示されていません。一方、米国においては公衆衛生上の理由から新生児期に多くが割礼手術を受けているため、成人で真性包茎が残っているケースは極めて稀です。しかし、割礼を習慣としていないヨーロッパ諸国における研究データによると、成人男性における真性包茎の割合はおよそ1~3%程度と報告されています。
一方で日本では、実際に臨床現場で診察をしている筆者の経験から推測すると、「自分で包皮を剥こうとしたことがない」「痛みや不安で包皮を剥けない」などの理由で、「自分は真性包茎ではないか」と考える成人男性が全体の10~20%程度存在していると感じています。
真性包茎を放置すると、日常生活でいくつかのデメリットや問題が生じます。
常に亀頭が皮で覆われているため、包皮内部に尿や汗、精液などが混じった恥垢(ちこう)がたまりやすくなります。この恥垢は放っておくと黄白色のカスとなって悪臭の原因となり、細菌やカビ(真菌)の温床になります。結果として包皮内部が不衛生になり、かゆみや赤みが出たり、亀頭包皮炎(亀頭と包皮の炎症)を起こしやすくなります。実際、包皮内が常に尿などで汚れることで細菌感染が起こりやすくなり、大腸菌などが繁殖すると先端部が赤く腫れて膿が出る細菌性亀頭包皮炎になることがあります。炎症が悪化すると尿道炎や膀胱炎に進行することもあります。また、恥垢はカンジダ(真菌)などの繁殖も促し、カンジダ性亀頭包皮炎を招くこともあります。真性包茎だと入浴時に皮をめくって洗浄することが困難なため、清潔を保つのが難しく、どうしてもこうした衛生トラブルが起きやすいのです。
恥垢の蓄積により発生する悪臭も無視できません。包皮にたまった恥垢は強い臭いの原因となり、特に汗をかきやすい夏場は臭いがこもりやすくなります。陰部から悪臭がする状態は本人にとっても不快ですし、周囲にも気づかれないか心配でストレスになるでしょう。実際、「臭いが気になって女性との交際に踏み切れない」という声もあります。また、パートナーから「何か病気ではないか」と不安に思われてしまう場合もあり、臭いの問題が原因で包茎手術を決意する方も非常に多くいます。清潔に保つためには入浴時に皮をしっかり反転して洗う必要がありますが、真性包茎ではそれ自体が非常に難しいため、臭いの悩みを根本解決するにはやはり治療が望ましいでしょう。
不潔な状態が続くと、自分自身が炎症を起こすだけでなく、様々な感染症のリスクが高まります。包皮と亀頭の間に雑菌が繁殖すると、クラミジアや淋菌などによる尿道炎を起こしやすくなりますし、カンジダ菌による亀頭包皮炎も繰り返しやすくなります。また、包皮が長期間炎症を起こした状態が続くと、皮膚が硬くなってさらに真性包茎が悪化する悪循環にもなりえます。糖尿病をお持ちの方では尿中の糖分で菌が繁殖しやすく、慢性的な炎症から傷が治りにくくなるケースも報告されています。
真性包茎そのものが直接「がんになる」というわけではありませんが、長年不潔な状態が続くことは陰茎がん(ペニスのがん)のリスク要因の一つとされています。恥垢の発がん性については議論がありますが、米国など割礼(幼少時に受ける包茎手術)のある民族では陰茎がんや、その性交相手である女性の子宮頸がんの発症率が低いとの報告があります。日本でも、「陰茎がん患者の60~90%は過去に包茎であった」というデータがあり、真性包茎を放置することが陰茎がんと関連すると示唆されています。陰茎がん自体まれな病気ではありますが、こうしたリスクを念頭に置くと、やはり適切なケアや治療が望ましいと言えるでしょう。

結論から言えば、真性包茎のままでも性行為(セックス)自体は一応可能です。真性包茎だからといって勃起しないわけではなく、射精自体もできます。実際、真性包茎の方でも性経験のある人はいます。しかし、「セックスができる=何の問題もなく快適に行える」という意味ではありません。真性包茎の状態だと、性行為時に以下のような支障やトラブルが生じやすいのです。
真性包茎では勃起時にも亀頭が露出できないため、セックスの際に皮が強く引っ張られてしまいます。その結果、挿入時に強い痛みを感じたり、ピストン運動の摩擦によって無理に包皮が裂けて傷になってしまう危険性もあります。実際、「痛みを我慢して挿入を続けたら包皮に裂け目ができ出血してしまった」というケースもあるほどです。狭い包皮輪に負担がかかり続けることで包皮が裂傷を負い、酷い場合は排尿時にも痛むようになってしまうこともあります。このように通常の性行為が困難になる場合も多く、真性包茎の方にとってセックスは大きな苦痛や不安を伴いがちです。
性行為時には本来、尿道から潤滑剤(カウパー腺液)が分泌され、それがペニスと膣壁の摩擦の軽減に役立ちます。しかし真性包茎の場合、亀頭が露出しないまま皮ごと挿入する形になるため、潤滑剤不足により摩擦が過度に強くなりがちです。特にパートナーの膣内の潤滑が不十分な場合、乾いた状態で皮が引っ張られることで包皮に裂け目ができたり(包皮裂傷)、炎症を起こしたりしやすくなります。痛みと出血を伴ってしまうと、その後しばらくセックスどころではなくなってしまいますし、一度できた傷は瘢痕化してさらに皮が硬く狭くなる恐れもあります。真性包茎の方が無理に性行為を続けるとこのような悪循環に陥る可能性があります。
真性包茎では亀頭が常に皮に守られているため、その表面はデリケートな状態です。人によっては刺激に過敏になっていて早漏気味になることもあります(少しの刺激ですぐ射精してしまうケース)。一方で、性行為中も亀頭が露出しないため十分な刺激が得られず、刺激が伝わりにくいことで射精に時間がかかる(遅漏になる)場合もあります。早すぎても遅すぎても満足のいく性行為ができず、パートナーとの関係にも支障が出ることがあります。こうした性的な悩みから、自信を無くしたりセックス自体に消極的になってしまう方も少なくありません。
以上のように、真性包茎のままでもセックスは不可能ではありませんが、「痛みなく安全にスムーズな性行為を行う」という意味では大きなハンデとなりえます。無理に性行為をすると怪我や炎症の原因になりますし、満足のいく性交を妨げる要因にもなります。
→動画で見る「【女性の本音】女性が「実はイヤ」な包茎の特徴!実際はどう思ってる...?」
真性包茎の状態で性行為を行うと、本人の痛みや傷だけでなくパートナー側にも影響やリスクが及ぶ点に注意が必要です。
前述の通り、真性包茎では包皮内部に恥垢や雑菌が溜まりやすく不潔になりがちです。そうした状態で性行為に及ぶと、「恥垢付きのままの性行為」は非常に不潔であるだけでなく、女性パートナーにとっても感染症のリスクを高めてしまいます。例えば、汚れた包皮内部は細菌やウイルスの温床となりやすく、性交時にパートナーへ膣炎や膀胱炎を引き起こす原因になりかねません。実際、恥垢が付着したままの性行為は女性の膀胱炎(尿路感染)の原因になることが知られています。また、オーラルセックスの際にも不潔な状態だとパートナーに敬遠されてしまうでしょう。このように、衛生管理が難しい真性包茎を放置すると二人の性生活にも悪影響が及ぶ可能性があります。
真性包茎の状態は、性感染症の観点からもリスク要因となります。包皮内に溜まった恥垢や汚れは細菌やウイルスの温床です。そのため、クラミジア、カンジダ、ヘルペスなど様々な病原体が繁殖・潜伏しやすく、性行為を通じてパートナーに感染させてしまう恐れがあります。特にヒトパピローマウイルス(HPV)などは男性側が包茎で清潔に保てないと感染が長引きやすく、それが女性パートナーの子宮頸がんリスクを高める可能性も指摘されています。さらに包茎だとコンドームの装着もしにくく避けがちになる場合もあり、その意味でもSTI予防がおろそかになる傾向があります。実際には真性包茎の方こそ積極的なコンドーム使用や衛生管理が必要ですが、現実には難しい面もあるため、根本的な治療を検討することが望ましいでしょう。
悲しいことに、真性包茎による悪臭や不衛生さが理由でパートナーに性交渉を拒まれてしまうケースもあります。女性側から「臭いが気になる」「清潔にしてほしい」と指摘されて深く傷つく男性もいますし、指摘はされなくともパートナーが嫌がっているのを敏感に感じ取り、自らセックスを諦めてしまう場合もあります。実際、「最終的にパートナーの勧めで手術に踏み切った」というエピソードも少なくありません。性行為はお互いの信頼関係の上に成り立つものですから、衛生面の不安があると二人の関係性にも亀裂が生じかねません。真性包茎を改善することは自分自身のためだけでなく、パートナーとの健全な性生活のためにも重要なのです。
以上のように、真性包茎のまま性行為を行うことは自分にもパートナーにも様々なリスクを伴います。不衛生による感染症のリスクや、臭い・見た目による心理的負担などを考えると、問題を根本から解決することが望ましいでしょう。
真性包茎は放置すれば自然に治るものではありません。しかし幸いなことに、包茎手術によって根本的に解決することが可能です。ここでは包茎手術や保険適用の有無、術後の流れ(ダウンタイム)について解説します。
真性包茎の根本的治療は、狭くなった包皮輪を広げる手術、一般的には包皮を環状に切除する包茎手術です。軽度の場合や小児では、ステロイド軟膏を用いた保存的治療や皮を徐々に伸ばす器具なども試みられることがありますが、成人の真性包茎では効果が限られ、やはり手術が確実な方法となります。手術自体は局所麻酔下で行われ、余分な包皮を切除・縫合するという比較的短時間で終わるものです。当院(美容外科)を含む多くのクリニックでは日帰りで行い、手術時間も20~60分程度と負担の少ない治療です。術後は傷跡が落ち着くまで包帯で保護し、後日抜糸を行う場合もあります(※吸収糸を使う場合は抜糸不要)。
真性包茎の手術は、条件を満たせば健康保険が適用されるケースがあります。泌尿器科など一般の医療機関で「真性包茎」と正式に診断され、日常生活に支障があると医師が判断した場合には、保険診療で包茎手術を受けることが可能です。保険適用の場合、費用の自己負担はおよそ2~5万円ほど(3割負担の場合)と比較的安価に済みます。ただし、公的保険で行う手術はあくまで機能回復が目的の治療であり、術後の見た目(美容面)への配慮は限定的です。具体的には、「亀頭直下で傷跡が目立たないように切る」といった美容外科的なデザインは考慮されず、「手術をしたと一目で分かる仕上がり」になる傾向があります。また、大きな病院では全身麻酔で行い数日入院が必要となるケースもあります。一方、美容クリニックで行う包茎手術(自由診療)は保険が利かないため費用は高くなりますが、その分仕上がりの美しさや傷跡の目立ちにくさに配慮した手術が受けられます。当院のように実績豊富なクリニックでは、傷跡が最も目だただないデザインで施術し、術後のアフターケアも丁寧に行っています。「機能が直れば見た目は気にしない」という方は保険診療を、「どうせ治すなら綺麗に仕上げたい」という方は美容外科での手術を選ぶ傾向があります。
手術を受けた後の回復期間(ダウンタイム)についても知っておきましょう。個人差はありますが、一般的には手術後1~2週間程度で日常生活にほぼ支障なく戻れることが多いです。手術直後~数日間は出血や腫れが出やすい繊細な状態なので安静に過ごし、激しい運動や性行為は控えてください。特に最初の3日ほどは痛みと腫れが強めに出る時期ですが、処方された鎮痛剤の服用や軟膏塗布で痛みはしっかり抑えられます。1週間もすると腫れや痛みはかなり和らぎ、通常は2週間ほどで傷口の状態も落ち着いてきます。抜糸が必要な場合は術後14日目に行うことが多く、抜糸後は違和感も大きく減ります。性行為やマスターベーションは術後約4週間(1か月)程度経ってから可能となるのが一般的です。早すぎる性交渉は傷口の負担となり、痛みや出血を招くリスクが高いため、それまでは我慢しましょう。日常生活の動作(軽い歩行やデスクワークなど)は術翌日から問題なく行えるケースが多いですが、念のため1週間程度は激しい運動や飲酒を避け、患部を清潔に保つようにしてください。術後しばらくは下着に擦れて敏感になることもありますが、これは徐々に治まります。傷跡も時間とともに目立たなくなっていきますので、ご安心ください。
以上のように、真性包茎の治療法自体は確立されており、適切に受ければ高い確率で悩みを解消できます。保険適用の可否や仕上がりの希望に応じて、自分に合った治療先を選ぶと良いでしょう。
まとめ
真性包茎はデリケートなお悩みですが、決して恥ずかしいことではありませんし、現代の医療で解決できる問題です。実際に多くの方が治療によって清潔さと自信を取り戻し、快適な生活と性生活を手に入れています。もし真性包茎に悩んでいるなら、一人で抱え込まず専門医に相談してみてください。適切な治療を受けることで、不安や不便から解放され、パートナーとの関係もきっと良い方向へ向かうはずです。勇気を出して一歩踏み出し、前向きな変化を迎えましょう。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。
※リパス、リパスGは医療法人社団セレスの商標登録です。
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