形成外科・泌尿器科・性病科
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更新日:2025/11/13
公開日:2025/11/15

真性包茎(しんせいほうけい)とは、陰茎の先端(亀頭)が包皮によって完全に覆われてしまい、通常時も勃起時もまったく剥けない状態を指します。10代・20代の若い男性の中には、「手術せず自分の力で治せないか?」と悩んでいる方も多いでしょう。結論からいえば、自力で改善できるケースと自力では困難なケースがあります。
まずはご自身の包茎の状態を正しく見極め、適切な対処法を選ぶことが大切です。本記事では、年間1000人以上の包茎手術を行っている筆者が、真性包茎を自力で治す方法とその際の注意点について詳しく解説します。

一口に「生まれつきの真性包茎」といっても、実は状態によって大きく3つのタイプに分けられます。自力で治せる可能性があるのは一部のケースのみで、タイプによって対処法が異なります。以下に3つのタイプを紹介します。
見た目は亀頭が全く露出できず真性包茎のようですが、実際には条件が整えば剥けるケースです。筆者はこれを「偽りの真性包茎」と呼んでいます。具体的には次のようなパターンがあります。
以上の「1. 実は真性包茎ではないケース」に該当する人たちは、包皮そのものは物理的に翻転(めくること)が可能である点が特徴です。
痛みや汚れなどの要因で剥けないだけなので、これらの要因を取り除いたり慣れさせたりすれば、自力で改善できる可能性があります。実際、思春期以降になってからでも繰り返し包皮を慣らしていくことで、亀頭への刺激に耐えられるようになり真性包茎状態を克服したケースも報告されています。
後述するストレッチによるトレーニングは、主にこのグループ(偽りの真性包茎)の人に有効な方法です。
▶️ 合わせて読みたい:真性包茎は自力で治せる?真性包茎の治し方を徹底解説

包皮先端の開口部(包皮輪)が著しく狭小で、皮膚自体も硬く厚いためどうやっても亀頭が露出できないケースです。こちらがいわゆる「本当の真性包茎」に当たります。幼少期から包皮炎を繰り返したり、思春期になっても剥けないまま放置されていると、包皮口が瘢痕化(硬い皮膚に変化)してしまい、この状態になることがあります。
また先天的に包皮口が極端に狭い場合も含まれます。こうなると大人になってから自力で剥こうとしても物理的に剥くことは不可能です。残念ながらこのタイプは自力で治すのは現実的ではなく、極めて困難です。
専門医の立場からも、「痛みを我慢すればいつか剥けるかも…」という希望的観測はおすすめできません。後述するストレッチも効果が期待できないため、早めに医師に相談して包茎手術など根本的な治療を検討することを強く推奨します。

ペニスの発育は第2次性徴期で終わります。成人後も包茎の状態の方は、その後の成長が見込めないため、包茎手術をしなければ自然に治ることはありません。
包皮の内側(内板)と亀頭表面が癒着(ゆちゃく)してしまっており、物理的に皮と亀頭がくっついて剥がれないケースです。小児では多少の癒着は珍しくありませんが、思春期までに自然に剥離することが多いです。しかし大人になっても強固に癒着が残っている場合、無理に引き剥がそうとすると激痛や出血を招きます。
このタイプも自力ではどうにもならないケースで、痛みのため剥こうとすること自体が不可能でしょう。仮に力任せに剥がそうとすると出血したり皮膚が裂けてしまう恐れがあり、大変危険です。癒着を解除するには手術で丁寧に剥離する必要があり、専門医でないと難しいため、早めに包茎手術をご検討ください。
★ポイント: 2と3のケースは自力治療ができない!
上記「2. 包皮口が狭いケース」および「3. 癒着しているケース」に当てはまる真性包茎は、自分で治すことは残念ながらできません。このような場合は早めに泌尿器科や包茎治療専門のクリニックに相談し、適切な治療(包茎手術など)を受けることを強くおすすめします。勇気を出して専門家に任せる方が、安全で確実な解決への近道です。

では、上記タイプのうち「1. 実は真性包茎ではないケース(偽りの真性包茎)」に該当する人が、自宅で試せる改善方法について解説します。ポイントは、包皮口(包皮輪)を少しずつ広げるストレッチによって、剥ける状態に近づけていくことです。
【※注意:以下の方法はあくまで軽度のケース向けであり、痛みや出血を伴う場合は無理に続けないでください。】
真性包茎を手術以外で治す方法として知られるのが、包皮のストレッチ運動です。毎日コツコツと包皮を引っ張って慣らすことで、徐々に包皮口の伸展性(伸びやすさ)を高める狙いがあります。特に10代後半~20代前半の若年者であれば皮膚の柔軟性も高いため、根気強く続ければ半年~1年ほどで包皮口が広がり、真性に近い状態から仮性包茎レベル(剥けば亀頭が出る状態)まで改善できる可能性があります。
ただし、これはあくまで「皮を剥けるようにする」対症療法であり、余った包皮そのものを無くすことはできない点に留意しましょう。
具体的なストレッチ方法: 次の手順で、日常的に少しずつ包皮を伸ばすトレーニングを行います。入浴中など皮膚が柔らかくなっているタイミングで行うと効果的です。石鹸やボディソープの泡を使って滑りを良くしながら試してみましょう。

包皮ストレッチの効果を高める方法として、副腎皮質ステロイド軟膏(ステロイド外用薬)の併用があります。ステロイドの塗り薬には皮膚の炎症を抑えて柔軟性を高める作用があり、包皮口に塗布すると皮膚が伸びやすくなることが期待できます。
また、軽い炎症や瘢痕による腫れを軽減してくれるため、ストレッチ時の痛みが和らぎ「痛みなく皮を伸ばせる→さらに広がる」という好循環が生まれるとされています。
小児の包茎治療では、このステロイド外用療法と軽いストレッチを併用することで多くの症例で手術を回避できたとの報告があります。例えば、ある研究では1日1~2回のステロイド軟膏塗布を4週間続けた結果、約70%の重度包茎の患児で包皮が広がり、3ヶ月後の経過観察でも約65%が良好な状態を維持できたとされています。副作用も局所の軽い皮膚症状のみで重大な問題は報告されていません。
このようにステロイド軟膏は**「切らずに治す」保存的治療として有効性が認められており、成人の真性包茎でも瘢痕が軽度であれば改善が期待できる場合があります。
ただし、ステロイド軟膏は医師の処方が必要な医薬品です。自己判断で市販の軟膏を使うよりも、まず泌尿器科などで相談し適切な薬を処方してもらいましょう。強力なステロイドを長期間使うと皮膚が薄くなる副作用もありえますので、医師の指示に従って使用してください。
軟膏の塗布は一般的に1日2回程度、入浴後やストレッチ前に米粒大を包皮先端になじませるように塗ります。塗ったあとは上述のストレッチを同じように行ってください。軟膏で皮膚が柔らかくなり痛みも軽減するため、ストレッチ運動がよりスムーズに行えるはずです。

自力での包皮ストレッチは根気が必要ですが、安全に行うために以下の点に十分注意してください。
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まとめ
真性包茎で悩む10代・20代の男性に向けて、自力で治す方法と注意点を解説しました。まずは自分の包茎のタイプを見極め、軽度であればストレッチや軟膏を試してみる価値はあります。しかし無理は禁物であり、症状によっては早めに医療の力を借りる方が安全かつ確実です。
コンプレックスのあるデリケートなお悩みだからこそ、一人で抱え込まず専門医に相談してください。当院でもメールやLINEでの無料相談、クリニックでのカウンセリングを随時受け付けています。あなたに合った最適な治療法を一緒に考え、安心して毎日を過ごせるよう医師として全力でサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。安心して治療に踏み出し、清潔で快適な生活を手に入れましょう。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
包茎手術, かんとん包茎, 真性包茎, 包皮ストレッチ, 自力改善
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