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血が止まらない玉袋の出血と対処法(画像あり)

更新日:2025/12/09

公開日:2025/12/13

突然、陰嚢(玉袋)から血が止まらない状況に直面すると、誰でも驚いてしまうでしょう。陰嚢の皮膚からの出血は、思った以上に大量になることがあり、一見小さな傷でも血がポタポタと垂れて止まらないことがあります。

このような陰嚢の出血は多くの場合、陰嚢にできた赤いブツブツ(後述する陰嚢被角血管腫など)が傷ついて破れたことが原因です。稀なケースですが、性感染症である尖圭コンジローマ(いわゆるいぼ)が下着との摩擦などで切れて出血することもあります。

この記事では、玉袋から血が止まらない場合の原因と対処法について詳しく解説します。同じような状況で慌てないために、正しい知識を身につけておきましょう。

陰嚢被角血管腫とは?玉袋にできる赤いブツブツの正体

陰嚢にできた多数の赤い斑点。これが陰嚢被角血管腫(Fordyce型血管腫)と呼ばれる良性の血管腫です。

まず出血原因として最も多い陰嚢被角血管腫(いんのうひかくけっかんしゅ)について説明します。陰嚢被角血管腫とは、その名の通り男性の陰嚢(玉袋)に主に発生する良性の皮膚血管腫瘍です。

見た目は赤や黒っぽい小さなイボ状・斑点状のブツブツで、大きさは1~5mm程度、数個から数十個と人によって様々です。思春期以降の男性に見られ、年齢とともに数や大きさが増える傾向があります。性病ではなく伝染もしない良性の病変ですので、見つけても過度に心配する必要はありません。

症状がなければ必ずしも治療の必要はありませんが、見た目の問題や下着との摩擦で出血・炎症を繰り返す場合は治療で除去することも可能です。実は女性にも外陰部に同様に発生することもあります。

▶️ 関連記事:女性の陰部にできる被角血管腫とは?症状・原因・治療を解説

陰嚢被角血管腫の明確な原因は解明されていませんが、一部では遺伝的要因や皮膚の慢性的な摩擦、加齢による血管の変化が関与するとされています。陰嚢は下着や肌との摩擦を受けやすい部位のため、血管が拡張・表皮が厚く角化したこうした血管腫ができやすいと考えられます。

また、陰嚢被角血管腫は加齢とともに増える傾向があり(50代以上の男性に多い)、血管拡張を起こしやすい状態(陰嚢静脈瘤、便秘や重労働で腹圧がかかる状態など)があるとできやすいとも言われます。いずれにせよ良性で放置しても命に関わることはありませんが、摩擦等で出血しやすい点には注意が必要です。

突然の出血、その原因は?:陰嚢の赤いブツブツと尖圭コンジローマ

陰嚢からの出血の多くは、上述した陰嚷被角血管腫がなんらかの拍子に皮膚表面で破れて起こります。陰嚢被角血管腫の表面はやや硬く角化していますが、その内部は拡張した毛細血管のかたまりです。擦り傷程度のわずかな刺激でも、その拡張血管が破れると驚くほど出血することがあります。

「血豆(血のかたまり)」のように見える赤黒いブツブツが潰れてしまうと、かなりの出血量になることもあります。実際、医学論文にも「陰嚢被角血管腫が擦り切れて患者が止血困難な出血に見舞われたケース」が報告されています。陰嚢の皮膚は血流が豊富なため、少しの傷でも他の部位以上に出血が多く止まりにくいことがあるのです。

もう一つ考えられる原因として、尖圭コンジローマ(尖圭コンジローム)があります。尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって性器や肛門周辺にできるイボ状の病変です。いわゆる性病(性感染症)の一種であり、放置すると数が増えたり大きくなったりします。

尖圭コンジローマ自体は脆く傷つきやすいため、下着で擦れるなどして傷がつくと出血することがあります。頻度は高くありませんが、陰嚢や陰茎にコンジローマができている人では、同様に出血の原因になり得ます。

尖圭コンジローマが原因の場合も、基本的な止血の方法は後述する陰嚢被角血管腫の場合と同じ手順で対処できます。ただしコンジローマはウイルス性の病変ですので、止血後は根本治療のために皮膚科・泌尿器科などで適切な治療(レーザー治療や電気メス切除等)を受ける必要があります。出血が収まったからといって放置せず、性病専門の医師に相談しましょう。

レーザーと電気焼灼による治療を行った例

参照元: pmc.ncbi.nlm.nih.gov

血が止まらないときの対処法:正しい圧迫止血

陰嚢からの出血がなかなか止まらない場合でも、ほとんどは自宅で適切に対処可能です。ポイントは焦らず圧迫止血を行うことです。陰嚢の皮膚からの出血は、動脈からの大量出血とは異なり、小さな傷口から静脈や毛細血管の血が出ている状態です。そのため、適切に圧迫してあげれば大抵は止血できます。

以下に具体的な止血手順を示します。

  1. 清潔な布やガーゼを用意する: 出血部位を清潔なガーゼ、ハンカチ、ティッシュペーパーなどで押さえます。可能であれば消毒液で軽く傷周囲を拭いておくと感染予防に安心です。ただし強い消毒薬はしみることがあるので、この時点では水道水で洗い流す程度でも構いません。重要なのは清潔なもので患部を覆うことです。

  2. 患部を5分間しっかり圧迫する: 布やガーゼ越しに出血している皮膚をつまむようにギュッと押さえます。このとき、最低でも5分間は連続して圧迫してください。途中で血が止まったか気になっても、5分経つ前に離すと再出血しやすくなります。時計を見ながら我慢強く圧迫を続けましょう。出血が多いときは指先で強めに圧迫しても痛みはそれほど感じない場合が多いですが、無理のない範囲で確実に止血する圧力を加えてください。

  3. 止血を確認し、絆創膏で保護する: 5分以上経過したら、そっと布を外して出血が止まっているか確認します。大抵の場合、圧迫によって血は止まっているはずです。血が止まったのを確認したら、傷口を清潔に拭い、絆創膏(バンドエイド)を貼って患部を保護します。陰嚢は柔らかく動きやすい部位なので、絆創膏は剥がれにくいよう優しくしっかり貼り付けましょう。

  4. まだにじむ場合は再度圧迫: 圧迫後もじわっと血がにじむようであれば、絆創膏の上からさらに数分間押さえて再度圧迫止血します。多少の血のにじみであればガーゼや絆創膏が吸収してくれますが、不安な場合はもう一度3~5分程度圧迫すると確実です。それでも止まらないケースは非常に稀ですが、もし出血が続くようなら医療機関を受診してください。

  5. 止血後は安静に: 出血が収まった後は、しばらく患部を刺激しないよう安静にします。当日は長風呂や飲酒、激しい運動など血行が良くなりすぎる行為は控えましょう。絆創膏は翌日には剥がして構いませんが、入浴時は患部を強くこすらないよう注意してください。

以上が基本的な対処法です。ほとんどの場合、これで出血は止まり病院に行く必要はありません。実際、陰嚢被角血管腫が原因の出血で救急受診となるケースはほとんど報告がありません。圧迫止血さえきちんと行えば心配いらないのです。

自分でできる圧迫止血のイメージ。指でしっかりと5分以上圧迫します。陰嚢の出血もこの直接圧迫で止血可能です。

出血を繰り返さないために:早めの治療も検討を

陰嚢被角血管腫や尖圭コンジローマがあると、どうしても今後も出血を繰り返すリスクがあります。特に陰嚢被角血管腫は良性とはいえ、一度に複数できることが多く、また摩擦で出血しやすいという厄介な側面があります。「また玉袋から血が出たらどうしよう…」と不安を抱えたまま生活するのは精神的にも良くありません。

そこで、根本的な対策として原因となるブツブツを治療で除去することも検討しましょう。陰嚢被角血管腫の場合、治療法としてはレーザー焼灼や電気メスによる焼灼・切除などがあります。幸い、陰嚢被角血管腫は皮膚表面のごく浅い部分にある病変なので、局所麻酔下での簡単な施術で除去可能です。

当院(筆者のクリニック)でも数多くの症例を扱っており、患者さまの希望に応じて炭酸ガスレーザーや高周波メスでの治療を行っています。治療自体は短時間で終わり、傷跡もほとんど残らずキレイに治ります。特に「見た目を良くしたい」「将来出血する不安を無くしたい」という方には除去治療をおすすめします。

一方、尖圭コンジローマの場合は、ウイルス感染症で再発リスクもあるため、泌尿器科・性病科での根本治療が必要です。通常は炭酸ガスレーザーによる切除や液体窒素による凍結療法、塗り薬(イミキモドなど)の処方が行われます。コンジローマは放置するとパートナーへ感染する恐れもあり、自覚症状がなくても早めに治療することが大切です。出血がきっかけで発見した場合も、この機会にきちんと治療を受けましょう。

▶️ その他のブツブツについてはこちら

まとめ

陰嚢(玉袋)から血が出て血が止まらないときは、まず落ち着いて原因を考えましょう。多くは陰嚢被角血管腫という良性の赤いブツブツが切れたことによる出血であり、稀に尖圭コンジローマなどが原因の場合もあります。

 

いずれにせよ、慌てず圧迫止血を行えば大半の出血は止まります。5分以上しっかり圧迫し、止血後は絆創膏で保護するという基本手順を覚えておけば安心です。陰嚢は血流が豊富な部位なので出血量に驚くかもしれませんが、適切に対処すれば救急病院に駆け込む必要はまずありません。

 

今回のような事態を未然に防ぐには、陰嚢に赤いブツブツを見つけた時点で早めに医療機関を受診することも有効です。「陰嚢にできた赤い点々が気になる」「繰り返し出血して困る」という場合は、恥ずかしがらず専門のクリニックにご相談ください。

 

陰嚢被角血管腫であれば日帰りでの除去治療が可能ですし、尖圭コンジローマであっても早期治療で重症化を防げます。陰嚢というデリケートな部分のトラブルだからこそ、専門医による適切な対応で不安を取り除きましょう。

 

当院でも陰嚢やペニス周りのあらゆるお悩みに対応しておりますので、お一人で悩まずぜひご相談いただければと思います。安心して日々を過ごすためにも、早めの対処と予防が肝心です。今後もし同じような出血が起きても、この記事の内容を思い出して落ち着いて対処してくださいね。お大事にしてください。

 

筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。

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