男の悩みに 答えるブログ 男の悩みに 答えるブログ

投稿日:2024/07/05
(最終更新日:2024/07/05)

風俗でのうがいは意味ある?性病予防の誤解と正しい情報について

イソジンうがいの性病予防効果

風俗店でイソジンによるうがいを勧められた経験をお持ちの男性は少なくないでしょう。また、オーラルセックスや膣内性交後に排尿することで性病を予防しようとしている方もいるかもしれません。しかし、これらのうがいや排尿が性病予防に本当に効果があるのか、疑問に思ったことはありませんか?この記事では、性病予防に関する誤解を解消し、科学的に正しい情報をご紹介します。性病予防策として推奨される方法や、効果が期待できない方法についても詳しく解説していきます。

性行為前のうがいの意味について

■風俗嬢の性病感染リスクの減少

風俗店でお客にイソジンによるうがいを勧めることは、風俗嬢が性病に感染するリスクを減少させる目的があります。イソジン(ポビドンヨード)は強力な抗菌作用を持ち、口腔内の病原菌を減少させることで、風俗嬢が淋病やクラミジアなどの細菌性性感染症に感染するリスクを低減する可能性があります。このような予防策は、口腔内の病原菌を物理的に除去することで一時的に感染リスクを下げることが期待されます。しかし、これが完全な予防策ではないことを理解することが重要です。

■お客の性病感染リスクの上昇

一方で、イソジンなどの消毒薬でうがいをすることが、男性の口内の常在菌を減少させる結果、口腔内の微生物バランスを崩す可能性があります。この微生物バランスの乱れは、他の感染症に対する自然な防御力を低下させることにつながりかねません。具体的には、常在菌が減少することで、風俗嬢が男性から性感染症を逆に感染させられるリスクが増加する可能性が指摘されています。このように、男性にとっては、イソジンでのうがいが逆効果となるリスクを考慮する必要があります。風俗店での性行為前のうがいの実施は、風俗嬢の感染リスクを減少させる一方で、男性の感染リスクを高める可能性があるため、男性側は他に有効な予防策を講じる必要があります。

性行為後のうがいがもたらす効果とは?

性行為後のうがいは、性感染症(STI)の予防という観点から、実際にどのような意味があるのでしょうか。ここでは、その効果と限界について詳しく解説します。

■病原菌の減少

性行為後にうがいをすることで、口腔内に残留している病原菌を一時的に減少させることができます。これにより、病原菌が口腔内に長時間滞在することを防ぎ、感染リスクを低減する可能性があります。特に、イソジンなどの抗菌うがい薬を使用することで、細菌やB型肝炎ウイルスなどのウィルスを除去できる可能性があります。

■局所的な抗菌効果

イソジンなどの抗菌成分を含むうがい薬は、淋病やクラミジア、梅毒などの性感染症の病原菌に対して効果的です。これにより、これらの病原菌が口腔内に定着するリスクを減少させることが可能です。抗菌うがい薬は、病原菌の増殖を抑制し、感染の予防に役立つ補助的な手段として利用されます。

■予防の限界と補完策

しかし、うがいはあくまで補助的な予防策であり、完全な性感染症予防効果を持つわけではありません。性病予防には、コンドームの使用やドキシペップ(ドキシサイクリンの曝露後予防)など、他の効果的な予防策と併用することが重要です。

性行為後の排尿がもたらす性感染症予防効果とは?

性行為後にすぐに排尿することが性感染症(STD)予防にどの程度効果があるかについて、詳しく解説します。これには、以下のようなポイントがあります。

■物理的な洗浄効果

排尿によって、尿道内の細菌や病原菌を物理的に洗い流すことができます。これにより、病原菌が尿道に定着する前に排出される可能性が高まります。特に、性行為直後に排尿することは、尿道内に侵入した病原菌の一部を効果的に除去する手段となります。

■細菌感染リスクの低減

科学的なエビデンスによれば、排尿は特に尿路感染症(UTI)のリスクを減少させることが示されています。しかし、性感染症に関しては、その予防効果には限界があります。例えば、淋菌やクラミジアは尿道の上皮に速やかに付着し感染を引き起こすため、排尿だけでは十分な予防効果が得られないと考えられます。

一部の研究では、排尿によって淋菌の感染リスクが若干低減する可能性が示唆されていますが、信頼性の高いデータは限られています。また、クラミジアの予防に関する排尿の具体的な効果を示す研究も存在していません。これらの細菌は排尿によってある程度洗い流される可能性はありますが、完全な予防策とは言えません。

■梅毒に対する予防効果の限界

梅毒は尿道内ではなく、性器の外部や粘膜に付着し、そこにある傷から感染するため、排尿による予防効果は理論上ほとんどありません。

出典元:Urinating After Sexual Intercourse: How Beneficial Is It Against UTI?

性行為前にペニスを消毒することの効果と意義について

男性が性行為前にペニスを消毒することは、性病(STD)の予防に一定の効果が期待されます。特に、抗菌成分を含む消毒剤や潤滑剤を使用することで、病原菌の一部を減少させることができます。しかし、この方法だけで完全に性感染症を予防することはできません。他の予防策、特にコンドームの使用と併用することが重要です。

■オロナイン軟膏による淋菌・梅毒予防効果

オロナインH軟膏が淋菌と梅毒の予防に効果的であるとする研究は、軟膏に含まれるクロルヘキシジンなどの抗菌成分が持続的な殺菌作用を持つためです。クロルヘキシジンは広範な抗菌スペクトルを持ち、持続的な抗菌効果を発揮することが知られています。このため、オロナインが性感染症予防に一定の効果を示す可能性があります。ただし、淋菌の予防には、尿道内にも軟膏を塗布することが推奨されています。また、クロルヘキシジンの組織刺激性のために、亀頭包皮炎になるリスクがあります。

出典元:オ ロ ナ イ ン 軟 膏 に よ る 性 病 豫 防

■アルコールやイソジンの効果の限界

一方で、アルコールやイソジンを使用してペニスを消毒することは、性感染症予防にはあまり効果がありません。これらの消毒剤は一時的に表面の細菌を除去することができますが、乾燥後には殺菌効果がなくなります。そのため、性行為中に持続的な殺菌効果を発揮することは難しいです。持続的な抗菌作用を持つクロルヘキシジンを含む製品(例:オロナインH軟膏)の方が、予防効果が高いと言えます。

■銀イオンを含む潤滑剤やコンドームの使用

近年、銀イオンを含む潤滑剤やコンドームが登場しています。銀イオンは、細菌、ウイルス、真菌に対して強力な抗菌作用を持ち、これらの製品は性感染症予防に効果がある可能性があります。銀イオンを含む潤滑剤やコンドームは、性行為中に性器や粘膜に広がり、病原菌の付着と増殖を抑えることで、性感染症の伝播を防ぐことが期待されます。これにより、男性と女性の双方が性感染症から保護される可能性があります。

男性が性行為後にペニスを消毒することの意義

性行為後にペニスをイソジンやアルコール等で消毒することには、一定の予防効果がある可能性はありますが、その効果には限界があります。イソジン(ポビドンヨード)は広範囲の病原菌に対して有効な抗菌剤であり、ペニス表面の病原菌を減少させる可能性があります。しかし、粘膜内すでに感染した菌を除去することはできません。

性行為後にペニスを消毒することの効果と限界

性行為後にペニスをイソジンやアルコールなどで消毒することには一定の予防効果がある可能性がありますが、その効果には明確な限界が存在します。

イソジンやアルコールなどの消毒薬は、その強力な抗菌作用により、ペニス表面の細菌やウイルスを一時的に減少させることができます。これは特に、性行為後に細菌が増殖する前に迅速に行う場合に有効です。しかし、消毒薬の効果は主に表面的であり、内部に侵入した病原菌には効果が及ばないため、完全な性感染症(STD)予防策とはなり得ません。。また、アルコールは粘膜に対して刺激が強いため、使用には注意が必要です。

性行為後の消毒は補助的な予防策として有効かもしれませんが、性感染症予防には他の方法と併用することが重要です。

リパスGの第一人者:元神賢太

まとめ

性病予防の観点から言えば、性行為前のうがいは男性にとって全く意味がありません。むしろ、性病に感染するリスクを高める可能性すらあります。一方、性行為後のうがいや排尿には、性感染症予防に一定の効果が期待できます。さらに、性行為前後に消毒薬を使用することも性病予防に効果がありますが、消毒薬がペニスの粘膜を傷つけるリスクがあることを理解しておく必要があります。

このように、うがいや消毒薬による性病予防は完全ではなく、補助的な手段として考えるべきです。確実な予防策としては、コンドームの使用とドキシペップ(Doxy PEP)による予防が推奨されます。これらの方法は、性感染症のリスクを大幅に減少させることができます。

この記事が、安心して性生活を楽しむための参考になれば幸いです。性行為におけるリスクを正しく理解し、適切な予防策を講じることで、安全で健康な性生活を送ることができます。

 

筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。

※リパス、リパスGは医療法人社団セレスの商標登録です。

【関連項目】

元神医師への性病のご相談はこちら

ブログTOPに戻る

医師紹介

私にお任せ下さい。
院長紹介

医師紹介

私にお任せ下さい。

20年以上ペニス治療に従事して参りました私が施術からからアフターケアまで
一貫して行いますので、ご安心してください。

理事長:元神 賢太
経歴・資格
  • 平成11年3月 慶應義塾大学医学部卒
  • 平成11年4月 慶應義塾大学病院勤務
  • 平成15年12月 船橋中央クリニック院長
  • 平成25年1月 青山セレスクリニック 治療責任者
経験と実績のあるドクターが、
カウンセリングからアフターケアまで
一貫して行いますから安心です。

青山セレスクリニックは経験豊富な専門医が、治療からアフターケアまで一貫して担当いたします。
全国チェーンのクリニックにありがちな、経験の浅いアルバイト医師が手術を行うことは絶対にありません。
「すべての方にご満足いただける医療を提供する」をポリシーに、長年患者様へ対応しております。 こちらから手術を強要することはございませんので、安心してご相談ください。

【クリニックのご案内】
クリニックは青山院(東京)、船橋院(千葉)、福岡院(福岡)、大阪院(大阪)があり、いずれも元神医師が診療しております。

東京エリアで治療をご希望の方はこちら

青山セレスクリニックmap
詳細地図はこちら

青山セレスクリニック
東京青山院

フリーダイヤル 0120-958-336

〒107-0061
東京都港区北青山2-7-26
ランドワーク青山ビル7F
(旧ヒューリック外苑前ビル)
責任者:高林洋一
最終学歴:S43年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H28年青山セレスクリニック管理者

千葉エリアで治療をご希望の方はこちら

船橋中央クリニックmap

〒273-0005
千葉県船橋市本町6-4-15
グラン大誠ビル 2F
責任者:元神賢太
最終学歴:H11年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業

西日本でクリニックをお探しの方はこちら

西日本でお探しの方はこちら

船橋中央クリニック福岡エリア
(提携先 セイコメディカルビューティークリニック福岡院)

所在地

〒810-0001
福岡県福岡市中央区天神2丁目5−17 プラッツ天神 2階
(提携先 セイコメディカルビューティークリニック福岡院)

予約受付・ご相談窓口

フリーダイヤル

0120-118-243

船橋中央クリニック大阪エリア
(提携先 アサミ美容外科大阪院)

所在地

〒530-0001
大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル2F
(提携先 アサミ美容外科大阪院)

予約受付・ご相談窓口

フリーダイヤル

0120-118-243

クリニックは青山院(東京)、船橋院(千葉)、福岡院(福岡)、大阪院(大阪)があり、いずれも元神医師が診療しております。

フリーダイヤル フリーダイヤル相談/予約

希望される
クリニックを選択して下さい。

いずれも元神医師が診察しています。