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コンドームの避妊失敗率と正しい使い方:よくあるミスと防止策

更新日:2025/11/17

公開日:2025/11/17

避妊方法の中でもコンドームは手軽で入手しやすく、日本では約82%もの人が主な避妊手段としてコンドームを使用しています。また性感染症の予防にも有効なため、多くのカップルに選ばれる方法です。

しかし一方で、「避妊をしていたのに妊娠してしまった」というケースも少なくありません。コンドームは正しく使用すれば高い効果を発揮しますが、使い方を誤ると避妊に失敗するリスクが生じます。

本記事では、医師の立場からコンドームの避妊失敗率、よくある失敗例(破損・脱落・誤装着など)、そしてそれらを防ぐための実践的なアドバイスを解説します。

出典元: joicfp.or.jp

コンドームの避妊効果と失敗率

各避妊法の失敗率(理想的な使用と一般的な使用の比較表)

コンドームは正しく使用すれば避妊成功率は約97~98%にもなります。つまり毎回適切に装着・使用できれば妊娠する可能性はごくわずかということです。

しかし、「正しく使えば」の話であり、一般的な使い方(典型的使用)では成功率が約82%程度まで下がるとも言われています。これは100組のカップルが1年間コンドームで避妊した場合、約18人前後が妊娠する計算です。

実際、日本のデータでもコンドームを使っていたのに1年間で妊娠してしまう人が約14%(7組に1組)いるとの報告があります。このようにコンドームは有効な避妊具ですが、完璧ではありません。

なぜコンドームの効果に差が生じるかというと、多くは使用時のミスや人為的な誤りによるものです。コンドーム自体は日本産を含め品質管理が行き届いた製品ですが、使い方を誤れば避妊効果は十分発揮されません。

実際、「コンドーム使用のみでは避妊法の効果が低い方法」とされ、確実を期すなら低用量ピルとの二重の防御(デュアルプロテクション)も推奨されています。コンドームは性感染症(STD)の予防にも役立つ利点がありますが、後述するように使い方が不十分だと妊娠も感染症も防ぎきれない可能性があります。

それでは具体的に、どのような失敗例があるのか見ていきましょう。

出典元: https://www.jstage.jst.go.jp/article/iken/29/2/29_2019.003/_pdf/-char/ja

コンドーム使用時によくある失敗例

コンドーム使用における典型的な失敗には、以下のようなケースがあります。それぞれの失敗が起こる原因と結果を理解することが、正しい対策の第一歩です。

コンドームの破損(破れてしまう)

コンドームが途中で破れてしまうと避妊効果は大きく損なわれます。原因としては、装着時に爪や指輪で傷を付けたり、鋭利なものでパッケージを開封した際の小さな穴、またローションなど油分を含む潤滑剤の使用による劣化などが挙げられます。

摩擦が強すぎて破れる場合もあり、乾燥した状態で長時間の行為を行うとリスクが高まります。ごく稀ですが製品不良や劣化(期限切れや高温多湿での保管によるゴム劣化)も破損の一因です。一度破れてしまうと避妊効果は無いに等しいと言えます。このように破損は重大な失敗例であり、誰にでも起こり得るものです。

コンドームの脱落(外れてしまう)

性交の最中や射精後にコンドームが途中で外れてしまうケースもよくある失敗です。勃起が不十分な状態で装着したり、サイズが合っていない(大きすぎる)とズレて抜けやすくなります。また射精後に陰茎がしぼむことでコンドームがゆるみ、女性の膣内に置き去りになってしまうこともあります。

正しく装着できていなかった場合や、根元まできちんと巻き下ろしていなかった場合も脱落の原因になります。コンドームが外れて精液が膣内にもれてしまえば、避妊効果は失われ妊娠リスクが生じます。射精後のコンドーム脱落は特に見落とされがちですが、気付かないうちに外れていたということのないよう注意が必要です。

装着ミス・誤った使用法

コンドームの使い方に関するヒューマンエラーも避妊失敗の主な原因です。例えば裏表の装着ミスは頻繁に起こる失敗例です。慣れていないと表裏の向きを逆にしてしまい、うまく最後まで巻き下ろせず途中で気付くことがあります。

この場合、そのコンドームを裏返して付け直すのは厳禁です。陰茎に触れた面を反転させて再装着すると、そこに付着していた精液や分泌液が膣内に入り込む可能性があるためです。他にも先端の空気抜きを忘れると、中に残った空気で行為中に破裂しやすくなります。

さらに、装着のタイミングが遅いことも問題です。性交の途中まで生で行い「射精直前になってからコンドームを付ける」ような使い方では、避妊効果も性感染症予防効果も大きく低下します。射精に至らなくとも分泌液に精子が含まれる場合があるため、最初から装着しなければ安全とは言えません。

保管・取り扱い上のミス

コンドームそのものの扱い方にも落とし穴があります。例えば財布の中に長期間入れっぱなしにして持ち歩いていると、摩擦で包装が傷んだり熱でゴムが劣化したりして、いざ使う時に破損しやすくなります。直射日光の当たる車内や高温になる場所での保管も避けましょう。

同様に使用期限切れのコンドームはゴムの強度が低下している恐れがあるため使用すべきではありません。また1つのコンドームを複数回使用するのも誤った使い方です。一度使用したコンドームは伸びたり劣化したりしていますし、洗って再利用することもできません。

毎回新しいコンドームを使うようにしてください。稀なケースですが「2枚重ねすればより安全では?早漏の予防にもなるかも」と考える人がいます。しかしコンドームの重ね使いは摩擦が増えてかえって破れやすくなるため厳禁です。以上のような保管や使用上のミスも、避妊失敗の一因となります。

以上のようなミスが重なると、コンドームの避妊効果は大きく低下します。しかし、正しい使い方を徹底すれば、避妊失敗のリスクを最小限に抑えられます。では具体的に、コンドームの失敗を防ぐにはどんな点に気を付ければよいのでしょうか。

コンドームの失敗を防ぐための実践的アドバイス

コンドームの正しいつけ方のイラスト手順

出典元: https://www.youth-healthcare.metro.tokyo.lg.jp/sos/1026

コンドームによる避妊効果を最大限に高め、失敗を防ぐために、以下のポイントを押さえておきましょう。いずれも難しいことではなく、少しの注意と準備で実践できることばかりです。

使用前の準備とチェック

コンドームを使う際は事前の準備が大切です。まず購入時にサイズや素材を確認し、自分に合ったものを選びましょう。コンドームには天然ゴムラテックス製やポリウレタン製など素材による違いがあり、サイズ展開も豊富ですので、自分にフィットし相手も心地よく使えるものを選ぶことが大切です。

使用する際は毎回新品を開封し、パッケージを開けるときにハサミや歯を使わずに手で丁寧に開封します。中のコンドームを片側に寄せ、爪を立てないよう注意して取り出しましょう(あらかじめ爪は短く切り、手を石鹸で洗って清潔にしておくと安心です)。また、使用前に有効期限のチェックも忘れずに行い、期限切れや劣化が疑われるものは使わないようにします。

正しい装着方法

コンドームは性交開始前に陰茎が十分に勃起した状態で装着します。「途中から付ければいい」は誤りです。装着時には落ち着いて、次の手順を守りましょう。

まずコンドームを亀頭に被せる前に表裏の向きを確認します(巻きしろが外側にくる向きが正しい表側です)。次にコンドーム先端の精液だまり部分を指で軽くつまんで中の空気を抜きます。そして他方の手でコンドームの巻き端を持ち、ゆっくりと陰茎の根元まで一気に巻き下ろします。

途中で陰毛が巻き込まれないよう注意しましょう。根元までしっかり装着できたら、途中でズレないよう密着しているか確認します。

もし途中で「裏表を間違えた」と気付いた場合は、そのコンドームは裏返して付け直さずに廃棄し、新しいものを開封して付け直してください。最初に裏表を誤ったコンドームの外側(陰茎に触れた面)には精液や分泌液が付着している可能性があり、そのまま付け直すと避妊に失敗する危険があるためです。このように正しい手順で装着すれば、コンドーム本来の避妊効果を発揮できます。

包茎手術や陰部脱毛の検討

包皮が過剰に余っていると、陰茎の根元に包皮のたるみができ、その部分でコンドームが引っかかりやすくなります。その結果、コンドームが根元までしっかり装着できなかったり、行為中にずれたり外れやすくなることがあります。

このような場合、包茎手術で余分な包皮を切除することで、コンドームのフィット感が改善し、装着不良や脱落のリスクを下げることができます。加えて、医療機関での医療レーザー脱毛による陰部脱毛は、陰毛がコンドーム内に巻き込まれるのを防ぎ、スムーズな装着を助けるとともに、安定した使用にもつながります。

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射精後の扱い方

コンドーム装着時は、射精した後の取り扱いにも注意が必要です。射精が終わったら、男性側は速やかに陰茎が萎える前に膣から抜くようにします。抜く際にはコンドームの根元を指でしっかり押さえ、外れないようにしてから静かに引き抜きます。

コンドームが外れたり精液が漏れたりしないようにするためです。陰茎を抜いた後、コンドームの口を結んで中の精液がこぼれないように処理し、ティッシュなどに包んでからゴミ箱に捨てましょう。使用後のコンドームを早めに適切に処理することで、万一破損していて精液が漏れるリスクや、射精後にコンドームがずれて漏出するリスクを下げられます。

保管場所と取扱いの注意

コンドームは直射日光や高温を避け、涼しく乾燥した場所で保管します。財布の中や車内など高温になったり摩擦が繰り返される場所での長期保管は劣化やピンホールの原因となります。

箱から出して持ち歩く場合も、傷がつかないよう硬いものと一緒にしない工夫が必要です。必ず個包装のまま保管し、開封時まで開けないようにします。また有効期限にも注意し、期限切れのものは新品でも使用しないでください。期限内でも購入後長期間経ったものは劣化が進んでいる可能性もあるため、定期的に新しいコンドームに入れ替えると安心です。

一度にひとつ、新しいものを使用

1回の性行為につきコンドームは必ず新しいものを1つ使用します。途中で行為を中断して再開する際も、新品に交換しましょう。使い回しは絶対にNGです。また2枚重ねても効果は上がらず、むしろ破れやすくなるのでやめてください。正しく1枚を正規の方法で使うことが最も安全かつ確実です。

万一の失敗した時の対処方法

コンドームが破損・脱落・漏洩してしまった場合は、落ち着いて対処しましょう。まずパートナーと状況を共有し、女性側が妊娠する可能性がある場合には緊急避妊措置(アフターピル)の検討が必要です。

性行為後72時間以内にアフターピルを内服すれば約97~98%の確率で妊娠を防げると報告されています。時間が経つほど効果は下がるため、できるだけ早く産婦人科を受診してください。市販薬はなく医師の処方が必要ですが、近年はオンライン診療で入手できるクリニックもあります。

また、コンドームの不備は性感染症のリスクも伴います。特に不特定の相手との行為であれば、必要に応じて性病検査を受けることも検討してください。例えば梅毒や尖圭コンジローマなどはコンドームで覆われていない部分から感染する可能性があるため、完全に予防することはできません。不安があれば早めに医療機関で相談すると良いでしょう。

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まとめ

コンドームは適切に使えば避妊効果が高く、さらに性感染症予防という重要な役割も果たす優れた避妊具です。一方で、人為的なミスによる「つけていたのに妊娠」のリスクも存在します。

 

しかし本記事で述べたポイントを守れば、そのリスクを大幅に減らすことができます。大切なのは正しい知識と準備、そして慎重な扱いです。避妊の失敗は決して他人事ではありません。

 

コンドームを使用する全ての男性に、ぜひ今一度正しい使い方と対策を確認していただき、パートナーと自分自身の心と体を守るセーフセックスを実践してほしいと思います。正しい使用によって、コンドームはあなたの強い味方となってくれるでしょう。

 

筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。

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