形成外科・泌尿器科・性病科
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更新日:2025/02/13
公開日:2025/01/30

「バイアグラを毎日服用しても安全なのだろうか?」
「毎日飲み続けると効果が弱まってしまうのでは?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。現在、日本国内のEDに悩む人口は約1800万人といわれており、20代や30代の若い世代にも増加傾向にあります。バイアグラは、こうしたED治療の第一選択薬として広く使用されています。
バイアグラは元々、狭心症の治療薬として開発が進められていました。開発過程で血管を拡張させる効果が確認され、その後の臨床試験で勃起不全の改善効果が見出されたことから、世界初のED治療薬として承認されました。有効成分であるシルデナフィルには、PDE5という酵素の働きを抑制し、陰茎の血管を拡張させる作用があります。
この記事では、バイアグラの毎日服用に関する安全性や注意点について、医学的な観点から詳しく解説していきます。
バイアグラは、用法用量を守れば毎日服用することができます。服用の際は、1日1回、次の服用まで必ず24時間以上の間隔をあける必要があります。日本国内での1回の服用上限量は50mgと定められており、この量を超えての服用は危険です。
当院では、患者さまの状態に応じて適切な用量を慎重に判断しています。特に初めて服用される方や高齢の方には、副作用の発現を考慮して、25mgから開始することをお勧めしています。
毎日服用が適している方は、主に以下のようなケースです。まず、毎日性行為の機会がある方です。このような場合、毎日服用することで常に適切なタイミングで効果を得ることができます。また、性行為の機会が不規則で予測が難しい方にとっても、いつでも対応できる状態を保てるというメリットがあります。
一方で、デメリットとしては費用面での負担が挙げられます。性行為の予定がない日の服用は、必要のない出費となってしまいます。また、毎日服用することで、軽度の副作用が継続的に現れる可能性もあります。
バイアグラの服用に関して、「長期服用すると効果が弱まる」「依存性がある」「自力での勃起ができなくなる」といった誤解が広がっていますが、これらは医学的な事実とは異なります。
むしろ、心因性EDの場合は、バイアグラの使用により性行為への自信を取り戻すことで、最終的には薬なしでも勃起が可能になるケースが報告されています。これは、不安や緊張といった心理的な要因が改善されることによるものです。
バイアグラの安全性は、豊富な臨床データによって裏付けられています。7日間の連続投与試験では、成分の最高血中濃度や消失半減期に変化は見られず、薬剤の蓄積も確認されていません。
さらに、その有効成分であるシルデナフィルは、肺高血圧症の治療薬「レバチオ」としても承認されており、1日3回(合計60mg)の連日投与でも安全性が確認されています。半年から1年にわたる長期臨床試験でも、副作用の程度は短期間の使用と変わらないことが報告されています。

効果を最大限に引き出すためには、性行為の予定時刻の約1時間前に服用することが推奨されます。空腹時の服用であれば、最短で約30分から効果が現れ始めますが、食後、特に脂質の多い食事をとった後では、効果の発現が遅れる可能性があります。
アルコールとの併用については、少量であれば問題ありませんが、大量の飲酒は避けるべきです。アルコールにも血管を拡張する作用があるため、バイアグラと併用すると血圧が必要以上に低下する可能性があります。
なお、当院ではバイアグラ以外にも、食事の影響を受けにくいレビトラや、効果が長時間持続するシアリスなど、患者さまの生活スタイルに合わせた選択肢をご用意しています。
服用時は必ずコップ1杯の水またはぬるま湯で服用してください。ジュースやアルコールでの服用は避け、医師からの指示を必ず守ることが大切です。効果が不十分だと感じても、自己判断で用量を増やすことは危険ですので、必ず医師に相談してください。
最も一般的な副作用として、血管拡張作用による顔のほてり、頭痛、目の充血などがあります。これらは一時的な症状で、通常3〜4時間程度で自然に改善します。症状が気になる場合は、室温調整や患部の冷却で対処できます。
以下のような重大な副作用が現れた場合は、直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください:
・4時間以上続く勃起
・急激な血圧低下
・重度の頭痛や視覚障害
・胸痛
特に持続勃起症は、適切な処置が遅れると勃起機能に重大な障害を残す可能性があります。

以下の方はバイアグラを服用できません:
・バイアグラ錠に含まれる成分で、過去に過敏な反応を経験したことがある方
・ニトログリセリン・亜硝酸アミル・硝酸イソソルビドなどの硝酸剤等を使用している方
・心臓に障害があり性行為が不適当と考えられる方
・肝臓に重い障害がある方
・低血圧の方(血圧<90/50mmHg)または治療を受けていない高血圧の方(安静時血圧>170/100mmHg)
・最近6ヵ月以内に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞を起こしたことがある方
・網膜色素変性症の方
・塩酸アミオダロン(経口剤)を使用している方
心血管系の疾患がある方や、血液の病気、出血性疾患のある方は、特に注意が必要です。これらの症状や疾患がある方は、必ず事前に医師に相談し、定期的な経過観察を受けながら使用することが推奨されます。

Q1.ED治療薬を服用するタイミングはいつですか?
A1. ED(勃起不全)は、必ず性行為の約1時間前に服用して下さい
Q2. ED治療薬を続けて服用しても大丈夫ですか?
A2. ED治療薬を処方された量以上に服用しても、それ以上の効果は期待できず、かえって新たな副作用が出ることがありますので危険です。
1日1回までの服用回数を遵守し、次回服用まで必ず24時間以上空けて下さい。
Q3. ED治療薬を服用すれば、何もしなくても勃起しますか?
A3. ED(勃起不全)の治療には、性的刺激が必要不可欠です。 ED(勃起不全)治療薬の服用によって、自然な勃起状態になります。性的刺激があると勃起し、性的刺激がなくなると普段の状態に戻ります。
Q4. ED治療薬を服用すると性欲も増しますか?
A4. ED(勃起不全)治療薬は、陰茎海綿体に作用する薬ですので、性欲自体が増すことはありません。
Q5. 他にも薬を飲んでいますが、ED治療薬は服用できますか?
A5. ED(勃起不全)治療薬とニトログリセリン(心臓の薬)との併用はできません。 また、ED治療薬の服用を希望される場合は、服用中の薬やお薬手帳を持参して、事前に医師に相談しましょう。
まとめ
バイアグラは、用法用量を守って正しく使用すれば、毎日の服用も可能な薬剤です。ただし、自己判断での服用は避け、必ず医師の指示に従うことが重要です。
また、必要のない日の服用は避け、体調の変化には十分注意を払いながら使用することをお勧めします。
当院では、各患者さまの症状や生活スタイルに合わせて、最適なED治療薬を選択・処方しています。不安や疑問がある場合は、専門医にご相談ください。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
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