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健康のバロメーター:朝立ち頻度低下と勃起力低下の原因

更新日:2025/07/15

公開日:2025/07/11

男性の健康状態を知る指標の一つとして、「朝立ち」の頻度や硬さが挙げられます。中高年になると、この朝立ちの回数が徐々に減少したり、以前に比べて勃起の硬度が弱まったりすることを自覚する方も多くいます。

このような変化の背景には、加齢に伴う生理的な身体機能の変化に加え、精神的ストレスやうつ状態といった心理的要因、不規則な生活習慣や栄養バランスの偏り、さらには糖尿病や前立腺疾患などの病気、睡眠の質の低下など、多岐にわたる要因が複雑に絡み合っています。

この記事では、これら一つひとつの原因について、医学的かつ専門的な視点から詳しく解説していきます。

朝立ち減少につながる身体的要因

一般にテストステロン値は20~30代をピークに加齢とともに徐々に低下していき、中高年期には朝立ちの頻度減少や勃起力低下に影響を及ぼす。加齢に伴うこのホルモン低下は、「男性更年期障害(LOH症候群)」とも呼ばれ、朝の勃起減少以外にも性欲の低下や全身の倦怠感など様々な症状を引き起こします。テストステロンは男性の勃起機能維持に重要な役割を果たすため、年齢によるその減少は朝立ちの弱まりにつながります。実際、40~50代以降になると夜間・早朝の勃起現象は徐々に減少していきます。これは主に男性ホルモンの分泌低下が要因ですが、加齢による血管や神経の変化も影響していると考えられます。

加齢により血管機能は衰えます。歳を重ねるにつれ動脈の弾力性が低下し、全身の血流が少しずつ弱まる傾向があります。陰茎への十分な血液供給が得られにくくなると、自然な勃起現象も起こりにくくなります。特に勃起は陰茎海綿体への血流充填によって起こるため、血管の老化や軽度の動脈硬化でも勃起の硬さに影響し得ます。

また、加齢に伴い神経伝達速度や感受性も緩やかに低下する可能性が指摘されており、陰茎への刺激に対する反応が鈍くなることで勃起が十分に起こらない一因となりえます。これら身体的変化の結果、中高年では若年時に比べて朝立ちに気づく頻度が減るのは自然な現象といえます。このように加齢に伴う生理的変化によって朝立ちの頻度や勃起の硬さは次第に低下していくのです。

図: 男性ホルモン(テストステロン)分泌量の年齢による変化。

朝立ち減少につながる心理的要因

精神的ストレスや心理的プレッシャーも勃起機能に大きな影響を与えます。例えば、仕事上の過度なストレスや緊張、不安などが続くと自律神経のバランスが乱れ、朝立ちが起こりにくくなります。慢性的なストレス下では交感神経が優位になり、勃起に必要な副交感神経の働きが低下するためです。

また、うつ病などのメンタルヘルスの問題も朝立ちの頻度低下に深く関わります。臨床研究によれば、うつ病の男性では夜間の陰茎勃起現象の持続時間が健常者より有意に短く、勃起の硬度(剛性)も低下することが報告されています。

実際、対象男性の40%で陰茎勃起現象時間が健常対照群より明らかに減少し、勃起の剛性も低下していました。これらは抑うつ状態が男性の勃起機能を一時的に低下させうることを示唆しており、心理状態の改善によって回復可能な場合もあります。このように、強いストレスや不安、抑うつ状態は朝立ちの減少を招く重要な要因です。

参照元: pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

朝立ち減少につながる生活習慣要因

日々の生活習慣も勃起の強さや朝立ちの頻度に影響します。まず、運動不足や不健康な食生活は血管状態の悪化を招きます。身体を動かさない生活が続くと内臓脂肪が増え、動脈硬化が進行しやすくなり、結果として陰茎への血流が不足して、朝立ちの減少やED(勃起不全)を起こしやすくなります。

また脂肪分の多いジャンクフード中心の食事や高カロリーな食事も血液を「ドロドロ」の状態にして動脈硬化を促進し、陰茎血流を悪化させる可能性があります。肥満やメタボリックシンドローム、糖尿病といった状態になると、ED発症リスクが高まることも分かっており、適度な運動習慣とバランスの良い食生活が勃起機能維持に重要です。

喫煙や飲酒などの習慣も勃起力に影響します。喫煙(タバコ)は血管収縮と動脈硬化の大きな原因であり、ニコチンによって陰茎動脈が細く硬くなることで、朝立ちの減少や勃起不全を招きます。実際、日本のED治療ガイドラインでもED患者への禁煙指導が強く推奨されています。

過度の飲酒(アルコール)も注意が必要です。適量の飲酒はリラックス効果がありますが、飲み過ぎは肥満や脂質異常症を招いて動脈硬化のリスクを高めます。肥満や動脈硬化といった生活習慣病はそのままEDの危険因子になるため、長年の大量飲酒は結果的に朝立ちの減少や勃起が弱くなる要因となります。

さらに、慢性的な睡眠不足や不規則な生活リズムも体内のホルモン分泌サイクルを乱し、テストステロン低下を通じて勃起力の減退に寄与しうることが報告されています。以上のような生活習慣要因の積み重ねは、中高年期の朝立ちの減少や勃起機能の衰えを加速させる可能性があります。

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朝立ち減少に関連する疾患

朝立ちの頻度低下や勃起力の衰えは、しばしば身体の疾患とも関係しています。代表的なのは糖尿病、高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病です。これらの疾患に伴う動脈硬化は陰茎への血流を阻害し、EDを招くことでよく知られています。

実際、勃起不全(朝立ちの消失を含む)は心血管系の病気と深く関わっており、特に若年層において朝立ちが突然なくなった場合には心臓病や高血圧、糖尿病などの重大な疾患の兆候である可能性が指摘されています。また、慢性腎臓病や前立腺肥大症に伴う下部尿路症状(夜間頻尿など)でもEDを合併しやすいことが報告されています。このように、陰茎への血管・血流に影響を及ぼす疾患は朝立ちの減少につながりやすいと言えます。

男性ホルモンの低下を来す内分泌系の疾患も重要です。その代表が文頭で紹介しました、中高年男性に見られる低テストステロン症(加齢男性性腺機能低下症候群: LOH症候群)で、テストステロンの慢性的な不足により朝立ちの減少や性欲低下、全身の倦怠感などの症状が現れます。実際、LOH症候群の患者では男性ホルモン補充療法によって朝の勃起現象が改善するケースも報告されています。

また、前立腺の疾患も勃起機能に影響します。前立腺肥大症は中高年男性で非常に頻度が高く、ED症状と密接な関係があることが知られています。前立腺が肥大化すると骨盤内の血流が悪化し、陰茎への血液供給が不足して勃起が起こりにくくなります。実際に前立腺肥大患者ではEDを併発する例が少なくなく、逆に原因不明の難治性EDの背景に気付かれていない前立腺肥大が存在するケースもあります。

さらに、前立腺炎(とくに慢性前立腺炎)も朝立ちの減少やEDの一因となり得ます。前立腺のすぐ外側には勃起に不可欠な神経束(勃起神経)が走行していますが、炎症によってこの神経が障害されると勃起がうまく維持できなくなる可能性があります。実際、前立腺炎患者でその治療によりEDが改善したとの報告もあり、慢性的な前立腺の炎症は勃起不全の隠れた原因となりえます。

以上のように、糖尿病や心血管疾患をはじめとする生活習慣病、ホルモン異常、前立腺の病気など関連疾患の存在は朝立ちの頻度低下や勃起力の低下と深い関わりがあります。

朝立ち減少の要因になる睡眠の質

睡眠の質は男性の勃起現象に大きく影響します。睡眠中、とくに深い眠りの時間が不足すると、体内のホルモン分泌リズムが乱れテストステロンの分泌量が低下します。深い睡眠は体を休息させるだけでなく、性機能に関与するホルモンの分泌にも重要です。そのため深い睡眠の減少は結果的に性欲の減退や勃起力の低下につながります。加えて、夜間の陰茎勃起は主にレム睡眠(浅い眠り)の段階で起こることが分かっています。

通常、男性はレム睡眠のたびに断続的に勃起しており、朝方のレム睡眠終末期に起床するため「朝立ち」として自覚されます。しかし、ストレスや加齢、生活習慣病の影響で睡眠が分断されたり、レム睡眠が減少した場合、夜間勃起の回数自体が減少して朝立ちの頻度も少なくなります。事実、睡眠の質が悪い男性では十分なレム睡眠が確保できず、朝立ちが起こらないケースがあることが報告されています。

睡眠に関連する疾患や障害も朝立ちに影響を与えます。中でも睡眠時無呼吸症候群はEDの重要な危険因子です。睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に繰り返し呼吸が止まるため酸素不足と睡眠の質低下を招き、体内のホルモンバランスが乱れて勃起機能に悪影響を及ぼします。

実際にED診療ガイドラインでも睡眠時無呼吸症候群はEDリスクの一つとされており、睡眠時無呼吸症候群を合併したED患者に対しCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)治療を1か月行った研究では76%の患者でEDが改善したとの報告があります。これは睡眠時無呼吸症候群の治療によって睡眠の質が向上し、夜間勃起の頻度や勃起機能が回復する可能性を示唆しています。

さらに、睡眠時無呼吸症候群患者では睡眠中の低酸素状態そのものが血管の機能障害を引き起こし勃起不全につながるとの指摘もあり、睡眠時無呼吸の適切な治療は勃起機能の改善に寄与します。このように、良好な睡眠を確保し睡眠障害を治療することは、テストステロン分泌の維持や夜間勃起の正常化に繋がり、中高年男性の勃起機能を支える重要な要素と言えます。

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まとめ

このように朝立ちは健康のバロメーターと言える重大な生理現象です。朝立ちの減少は、単に性機能の衰えを示すだけでなく、男性の健康全般を映し出す重要なサインなのです。加齢に伴うホルモンや血管・神経機能の変化、ストレスや抑うつといった心理的要素、運動不足や喫煙・過度の飲酒といった日々の生活習慣、さらには糖尿病や心血管疾患、前立腺疾患など多様な病気が関連しています。

 

また睡眠の質低下や睡眠時無呼吸症候群など、睡眠障害も深く関与します。これらの問題は複雑に絡み合っていますが、改善可能な要素も多くあります。生活習慣の見直しやストレス管理、適切な治療を通じて全体的な健康を回復させることが、朝立ちや勃起力の回復にも繋がります。気になる症状があれば、ためらわず医師に相談し、早期の対策をとることが健康な人生を維持するために重要です。

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筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。テストステロンブースターサプリ「TB-1」の開発者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。

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