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更新日:2025/04/17
公開日:2025/04/17

「性交に時間がかかりすぎてパートナーに申し訳ない」「なかなか射精できず、中折れしてしまう」という遅漏の悩みは、思っている以上に多くの男性が抱えています。早漏ほど話題になることが少なく、人知れず悩んでいる方も少なくありません。
実際には「鈍麻性」「衰弱性」「心因性」など、遅漏の原因は複数のタイプに分類でき、それぞれ発生メカニズムが異なるため、改善法もタイプに応じて異なるのが特徴です。
そこで本記事では、遅漏が起こる主な原因をタイプ別に整理し、そのうえで具体的な治し方を解説していきます。まずは自分がどのタイプに当てはまりそうかをチェックしてみてください。
▶️関連記事: 【遅漏の改善方法】原因別の治し方・治療について徹底解説
▶️関連動画: 【あなたは?】中高年が絶対気をつけるべき3つの遅漏パターンを医師が解説

まず、遅漏とは一般的に「性交時に射精までの時間が長くなりすぎている状態」を指しますが、「何分以上が遅漏」といった厳密な定義はありません。たとえば早漏に関しては「1分未満の射精」であるなどの医学的基準が示されることが多い一方、遅漏には明確な数値指標が存在しません。
あくまでも本人やパートナーの感じ方が重要で、「自分は挿入後なかなかイケない」「パートナーが疲弊してしまう」など、双方にとって性交がストレスに感じられる状態が続くようであれば遅漏を疑うべきといえるでしょう。
遅漏の放置は、セックスライフの質を下げるだけでなく、パートナーとのコミュニケーション不全を引き起こす原因にもなります。性交時間が長引くことで、女性側が「痛みや疲労」を訴えたり、男性側も「申し訳なさ」や「焦り」からさらに射精が遅れる悪循環に陥りやすくなります。
さらに膣内射精障害と呼ばれる重度の症状に至れば、不妊につながるケースもあります。こうした背景から、気になる方は早めに正しい知識を得て、改善策に取り組むことが望ましいのです。
遅漏の主な原因は、しばしば「鈍麻性」「衰弱性」「心因性」の3タイプに分類されます。
それぞれ発生機序や対策が異なるため、自分がどのタイプに該当する可能性が高いかを把握することが対策の第一歩となります。
原因の概要
「鈍麻性遅漏」は、過度に強い刺激に慣れてしまっているケースに多く見られます。たとえば強すぎる力でのマスターベーション(オナニー方法が過激、床オナなど)や、アダルト映像の激しい刺激に依存しすぎることで、本来の性交刺激では満足できなくなってしまうのです。
特徴的な要素
自慰行為時に強い握力や特殊な体勢で快感を得ている。
パートナーとの性行為時の刺激が「物足りない」と感じる。
長時間挿入していても射精に至りづらい。
原因の概要
「衰弱性遅漏」は、加齢や生活習慣の乱れなどにより体力や勃起力が低下していることが主因となります。
十分な勃起が得られない(または維持できない)と、射精まで至るのに時間がかかりすぎたり、中折れを起こして途中でやめざるを得ないという状況が起こりがちです。また、テストステロン(男性ホルモン)不足や生活習慣病(糖尿病など)の影響も考えられます。
特徴的な要素
中高年以降で、以前より体力や勃起力の衰えを感じる。
挿入の途中で勃起が萎えてしまうことがある。
疲れが溜まっているときに性行為がさらにうまくいかない。
原因の概要
「心因性遅漏」は、メンタル面の要因が大きく作用します。たとえば過去の性交失敗によるトラウマや、「早くイカないとパートナーが嫌がる」「もっと頑張らなきゃ」という焦りやプレッシャー、あるいは仕事や家庭環境のストレスが関与することが多いです。
特徴的な要素
緊張や不安が強く、精神的にリラックスできない。
性行為に対して「失敗するかも」という不安感が先立つ。
日常のストレスや対人関係の不和が射精にも影響していると感じる。
ここでは、上記3タイプに合わせた遅漏改善のための対策を解説します。もちろん原因が複合的に絡んでいるケースも多いですが、自分に最も当てはまりそうな要素から試してみるのがよいでしょう。
「オナニー習慣の見直し」「刺激の再調整」がカギ
強すぎる刺激を控え、正しいマスターベーションに切り替える
具体的には、ローションやコンドームを用いて本番の刺激に近い感触を得る練習法が効果的です。
床オナや足ピン(強い緊張状態での自慰)など、極端に刺激の強い習慣は避け、軽い握力やゆっくりとした動きで射精に至る感覚を育てましょう。
段階的に強い刺激から離脱する
いきなり過激なオナニーをやめるのが難しい場合は、徐々に刺激を弱める工夫をします。
同時にアダルトコンテンツへの依存度を少し下げることで、過剰な刺激に慣れきった脳をリセットするのも有効です。
早めに性交スタイルで快感を得る練習
パートナーがいる場合は、挿入の段階から感覚を大切にし、最初のうちから細かく自分の快感度合いをチェックする意識を持ちましょう。
「このくらいの刺激なら気持ち良さを感じる」というラインを探りつつ、変に我慢しすぎないことがポイントです。
▶️関連記事: 【専門医が解説】TENGAの遅漏トレーニンググッズって本当に良いの?

「勃起力アップ」「生活習慣の改善」が必要
ED治療薬の検討
生活習慣の見直し
睡眠不足や栄養バランスの乱れが続くと、テストステロンなど性機能に関わるホルモンが減少しやすくなります。
適度な有酸素運動や下半身を鍛えるスクワットなど、血行を促進する運動も取り入れましょう。喫煙や過度の飲酒は勃起力低下につながる恐れがあるため、少しずつ減らす工夫が大切です。
漢方やサプリによる体質改善
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)など、体力回復を助ける漢方薬を処方する医療機関もあります。即効性は期待できませんが、疲れやすい体質の根本を整えるには有効な場合もあります。気になる方は医師に相談してみるとよいでしょう。
「不安・ストレスの軽減」「パートナーとのコミュニケーション」がカギ
リラックスできる環境づくり
心因性遅漏の場合、頭の中で「ちゃんとイケるか?」という不安が募るほど射精しづらくなります。照明を落とす、入浴後に落ち着いた状態で行うなど、できるだけリラックスした雰囲気をつくると良いでしょう。過度に刺激的な体位やスピードではなく、ゆったりとしたペースで進めるのもポイントです。
パートナーとの話し合いをする
自分の悩みを正直に伝え、協力を仰ぐことは大切です。パートナー側が焦りを煽るような態度や言葉を控えてくれるだけでも、射精のプレッシャーが軽減されます。性行為前に「今日は無理しない」「途中で挿入をやめてもいい」など、ハードルを下げる言葉をかけてもらうと、意外とスムーズに進むことがあります。
カウンセリングや専門医への相談
トラウマや強いプレッシャーが深刻な場合は、一人で改善するのが難しいこともあります。医療機関でのカウンセリングを利用したり、必要に応じて抗不安薬の処方を受ける方法も検討してみましょう。性機能の問題に慣れているクリニックであれば、相談しやすい環境が整っている場合が多いです。

上記のタイプ別対策を試しても改善しない場合、または自分の症状がどのタイプなのか判断しづらい場合には、専門クリニックでの受診を検討することをおすすめします。
遅漏は勃起不全(ED)や包茎、その他男性機能にまつわる症状と複合的に絡むケースも多いため、原因を正確に探るためには医師の診察が有効です。
ED治療薬の処方
衰弱性・鈍麻性の遅漏で「挿入時に十分な勃起が維持できない」ケースでは、ED治療薬が射精までの流れを安定させる可能性があります。
ED治療に関する詳細はこちらや実際の治療の流れもご参考ください。
カウンセリング・心理ケア
心因性が強い場合は、クリニック内のカウンセリングや提携先のメンタルクリニックを紹介されることもあります。自分の不安やプレッシャーを専門家に相談するだけでも、心理的負担が軽減されることがあります。
ホルモン検査や漢方治療
加齢にともなうホルモン値の低下が見られる場合には、男性ホルモン補充療法(HRT)を含む治療方針が提案されることもあります。生活習慣病のスクリーニングや処方薬の見直しを通じて、遅漏が改善するケースもあるため、総合的な検査が可能な医療機関を選ぶとより安心です。
包茎など他の症状との併用治療
包茎の方が強いオナニー刺激に依存する場合、包茎手術によって亀頭を露出させることで感度やケア方法が変わり、結果的に遅漏が緩和する可能性もあります。当院では包茎治療・ペニス関連の治療を総合的に行っております、悩みがある方はぜひご相談ください。
遅漏の原因は主に「鈍麻性」「衰弱性」「心因性」の3タイプに分けられます。過度なオナニー刺激、加齢による勃起力の低下、ストレスや緊張といった心理的な要因が代表的です。
オナニーの刺激を弱める「低刺激マスターベーション」や、挿入に近い感覚を再現するトレーニングで改善が期待できます。ただし、原因によっては医師の診察が必要な場合もあります。
まとめ
遅漏は、自覚症状があっても「どうせ大したことではない」「相談しづらい」という理由で放置されがちです。しかし、射精までの時間が長すぎると、パートナーとの性行為にストレスや不安を抱えやすくなり、双方にとって満足度の低下につながります。放置したままではEDなど深刻化する可能性もあるため、早めの対策が大切です。
セルフケアで改善できるケースもありますが、「原因を特定できない」「試してみても変化がない」というときは、専門のクリニックで医師の診察を受けるとよいでしょう。
当院でも、包茎治療やペニスに関する各種施術を通して男性のお悩みに幅広く対応しておりますので、遅漏と合わせて他の症状も気になるという方はお気軽にご相談ください。早めの行動が、より良い性生活を取り戻す一歩になるはずです。
筆者:元神 賢太
青山セレスクリニック/船橋中央クリニック院長/医療法人社団セレス理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。リパス、リパスGの命名者であり、日本の第一人者。
男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。また、男性更年期障害(LOH症候群)の改善をライフワークとしている。
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